大学受験の勉強と学校・部活は両立することができますか?
こんな疑問に答えます。
この記事では、「大学受験勉強と学校・部活の両立の可能なのか」を紹介します。
高校2年生から受験勉強のメインになっていた僕が、実際のところどうなのか解説していきます。
最後までお読みいただくと、2つ以上のことを両立する上での注意点も知ることができます。
結論から言うと、部活との両立はおすすめしていて、学校との両立は指定校推薦を狙うか次第です。
ではさっそく見ていきましょう。
大学受験勉強と部活の両立をおすすめする理由
まずは、大学受験勉強と部活の両立をおすすめする理由を解説します。
- 前提:受験勉強か学校はどちらかでOK
- 高校生にとって受験勉強は楽しいものではない
- 高校生活にメリハリが生まれる
- 集中力・体力をつけることができる
それぞれ説明していきますね。
前提:受験勉強か学校はどちらかでOK
受験勉強と学校の勉強の両立は基本的にしなくてOKです。
高校生活のうちに勉強漬けだけの生活を送ることはしんどいので、片方だけ選択しましょう。
志望校によって、指定校推薦があるかで、どちらを頑張るか決めればOKです。
- 学校の勉強を頑張る人:指定校推薦を使いたい人
- 受験勉強を頑張る人:一般受験で合格を考えている人
正直大学に入れば、どっちでもいいという人も多いでしょう。
そのため、指定校推薦を使えるなら指定校推薦でも問題ないです。
指定校推薦がダメになったら、そのタイミングで一般の勉強に切り替えたらいいと思います。
指定校推薦が使えるのは、基本私立大学で、受験科目も3科目以下のことがほとんどです。
夏以降でも3科目であれば、基礎が固まっていれば、間に合う可能性は十分にあります。
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理由①:高校生にとって受験勉強は楽しいものではない
高校生という若い時期に受験勉強だけの生活は、正直楽しくないです。
それを3年間継続するとなると、余程の忍耐力が必要です。
他のも楽しいことはたくさんある中、受験勉強に集中することはなかなか大変なことです。
受験勉強を部活や友人と遊ぶのと比べると、どちらが楽しいか一目瞭然です。
勉強することは嫌いではありませんが、受験勉強は大学生の僕も未だに好きにはなれません。
好きなことに時間を割くことは賛成ですが、嫌いなことに時間を割くことはあんまりおすすめしません。
そのため、部活を最後までやり切ることをおすすめしています。
理由②:高校生活にメリハリが生まれる
部活をしていると、高校生活にメリハリが生まれます。
ずっと座りぱなしで勉強していると、ストレスが溜まってしまいます。
たまには他のことで気分転換をしておくことで、また勉強も頑張れるかもしれません。
受験生気分転換の例
- 勉強のことを忘れて遊びまくる
- いつもよりも早く寝て、早く起きる
- 運動してマイナスな考えを取り除く
他の人に現状をグダグダと話すこともスッキリしますが、習慣化すれば負け癖がつくのでおすすめはしません。
ちなみにですが、部活生でも受験勉強を意識しておくことは大切です。
高校3年生になるまでに、自分の志望校を決めて、その過去問を確認しておきましょう。
そのためには、何学部に行けばいいかを決める必要もあります。
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理由③:集中力・体力をつけることができる
運動をしていると、集中力や体力をつけることができます。
運動部であれ、文化部であれ、集中して1つのことに取り組んでいるのは同じです。
特に運動部だと、普段から体を動かしているので、体力も自然とついていることでしょう。
勉強も長時間椅子に座って勉強するので、体力があればあるほど有利です。
ただ、文化部のように頭を使う部分の切り替えさえできれば、勉強のストレス解消になります。
大切なのは、一旦勉強のことを頭から切り離すことです。
実際に高校2年生に両立することを辞めてみて
次は、実際に高校2年生に両立することを辞めてみての感想について紹介します。
- 2年生のときは勉強の成績は伸びていった
- 2年間本気で勉強ばかりをするのはキツイ
- 部活以外に熱中できるものに打ち込めばよかった
順番に解説していきますね。
感想①:2年生のときは勉強の成績は伸びていった
高校2年生のときに部活を辞めて、受験勉強一本になった当初は成績は伸びていきました。
学校が終わると、夜10時まで塾にこもって勉強するようになっていました。
ただ自分のやりたいことを周りの目を気にして決めていたのがよくなかったです。
その結果、モチベーションを維持することができない状態になってしまいました。
得意科目は数学という理由で、医者・建築士という理系での仮の夢を考えていました。
成績は伸びていくのですが、今後社会人生活40年以上のことを考えると、虚しい感じになりました。
そんなことを考えているうちに、勉強よりも将来について考える時間が増えていきました。
塾には行っているのですが、勉強しているふりの状態になってしまいました。
高校3年生に文転をし、今では1番納得できたことが見つかったなと思います。
就職は結局理系のエンジニア職になっていますが、結果として良かったです。
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感想②:2年間本気で勉強ばかりをするのはキツイ
実際に2年間受験勉強をメインに打ち込んだからこそ、大変なんだなと振り返って思います。
浪人期間も入れると、3年間やっていたと思うとゾッとします。
受験勉強は共通テストで満点取る科目があったにも関わらず、その科目も好きではありません。
受験に必要だからという理由で、勉強していただけに過ぎません。
反対にブログを書くような好きなことだと、何時間でも集中することができます。
また勉強指導を過去にしていて、1人の子に対して8時間ほど使って話していたこともありました。
好きなことに対しては、時間を忘れて取り組むことができる人間です。
今があるのは、嫌なことを逃げずにしてきたという過去があるからと思えば、今が少し楽に感じるのではないでしょうか。
感想③:部活以外に熱中できるものに打ち込めばよかった
高校2年生のときに部活を辞めて以降、受験勉強のことしか考えていませんでした。
一時期は医学部志望ということもあり、仕方がないことかもしれません。
高校生が打ち込むべきものの例
- 勉強に集中する
- 部活に打ち込む
- 趣味に打ち込む(勉強や運動など)
打ち込める趣味を持っていると、受験勉強を本格的に開始したときにも息抜きになります。
何かを打ち込むにはそれなりの環境が必要なので、1つのことをできる環境を意識して準備しましょう。
僕はブログにハマっていたのですが、完全に見るだけで終わっていました。
当時から作ればよかったのかと言われれば、メンタルも病んでいたので、やばいブログができそうですが…
受験勉強と部活を両立する際の注意点
最後に、受験勉強と部活を両立する際の注意点をみていきましょう。
- 自分の両立の基準次第な気がする
- 塾で宿題が出るなら大変になりがち
- 実際に勉強に使える時間を把握
- 朝メインの勉強に切り替える
1つずつ解説していきますね。
注意点①:自分の両立の基準次第な気がする
2つを両立する基準は、自分からの視点と客観的な視点で変化します。
実際に僕も両立できていないと思っていたのですが、親戚からは両立して偉いなという話を聞きました。
そのため、両立できていないから受験勉強だけに打ち込むというのは良くないです。
部活や勉強の基準を一旦見直してみることをおすすめします。
注意点②:塾で宿題が出るなら大変になりがち
もし部活をしながら塾に通うとなると、かなり大変になる可能性があります。
塾に通うとなると、宿題が出る塾も多くあります。
その宿題をこなすことができなければ、授業についていけなくなる可能性があります。
その上、部活が遅くまであると、その都度授業の振替を行わないといけません。
宿題がない塾だと、自分のペースで続けれるので、選択肢として考えておきましょう。
注意点③:実際に勉強に使える時間を把握
部活生は、自分のための勉強に使える時間を把握しておきましょう。
部活により、忙しさもかなり違うと思うので、勉強に使える時間も変化してきます。
時間 | 内容 |
7時 | 起床→ご飯 |
7時半〜8時半 | 通学(単語テスト勉強) |
8時半〜15時半 | 学校 |
16時〜19時半 | 部活 |
19時半〜20時 | 通学+ご飯 |
20時〜22時 | 塾で勉強 |
22時〜22時半 | 通学(英単語など) |
22時半〜24時 | ご飯・風呂・ダラダラ |
24時 | 就寝 |
上記のような生活だと、通学中と塾の時間でしか勉強を確保できません。
- 平日(私立・国公立部活生):2時間以上
- 平日(私立・国公立受験生):4時間半以上
- 土日(私立受験生):9時間以上
- 土日(国公立受験生):10時間以上
勉強する時間がないことは仕方がないので、やると決めた時間に集中して勉強することに注力しましょう。
その時間に勉強をせずに、ダラダラとスマホを触っている方がNGです。
もう少し勉強する時間が欲しいならば、授業中の内職を考えてみてはいかがでしょうか。
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注意点④:朝メインの勉強に切り替える
部活が夕方・夜遅くまであるならば、朝に勉強するようにしてもいいかもしれません。
部活終わりの疲れたタイミングで勉強しても、やる気も上がりません。
それならば、夜は早く寝て、早くに起きて勉強すると、スッキリした頭で勉強することができます。
自分は塾に行き、夜に勉強してましたが、もしそれを考えたら塾に行かずに朝に勉強していたはずです。
朝から勉強することで、部活終わり以降はリラックスして過ごせます。
部活にも集中して頑張れるので、相互に良い影響を与えること間違いないです。
まとめ:高校生時代に熱中できる経験が大切
「大学受験の勉強と部活を両立するべき理由」を解説しました。
1つのことだけを頑張るというのは、泥臭くて、ダサくて、格好良いことです。
ですが、受験勉強のように好きでもないことだけに絞ると、気持ちがかなりしんどくなります。
基本的には、息抜きとして予備の選択肢を持っておくことをおすすめします。
ただし、この経験を乗り越えることで、本当に好きなことをより頑張れることはできると実感もしています。
メンタルブレブレで、受験に関しては失敗しまくりですが…