浪人生になることを決意しました。時期別に準備しておくべきことを教えてください。
こんな疑問に答えます。
浪人生活は、1年近く受験勉強のためだけに生きる人生でも珍しい期間です。
周りに浪人生を経験したことがいない人だと、何をやっておけばいいか分からない人もいます。
浪人する最初から全体像を掴んでおけば、直前に焦ることなく受験勉強に集中できるでしょう。
なのでこの記事では、「浪人生の時期別にやっておくこと」を紹介します。
最後までお読みいただき、実践してみてください。
浪人決定したら最初にしたいこと
浪人決定したら最初にしたいことは、以下の通りです。
- 前提:親に浪人することを伝える
- 勉強場所を確保する
- 1日の勉強する時間を決めておく
- 教科書・参考書の整理をする
- 過去問を一度確認しておく
順番に見ていきましょう。
前提:親に浪人することを伝える
まず前提として、浪人するということを親に伝えましょう。
浪人する理由は人ぞれぞれで、なんでもいいです。
その人が受験勉強に納得していたら、浪人することは普通考えません。
何かしらの理由で、大学受験に後悔あるということです。
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浪人することを親に伝えるときの流れ!過去を振り返りながら解説!
その①:勉強場所を確保する
受験勉強は、参考書とペンさえあればできますが、浪人生は1年間勉強しなければいけません。
基本的に、浪人生は自習する時間が多くなっています。
- 予備校に通う
- 宅浪をする
- 有料自習室だけ借りる
- オンラインサービスで勉強する
予備校に通うでも、有料の自習室を借りるのでも、いいと思います。
予備校や自習室を選ぶ基準としては、1年間この場所で勉強をやっていけることも大切です。
僕は自習室目当てで、予備校に入りましたが、自習室だけ借りる選択をしたら良かったと思います。
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浪人期の自習室の使い方とは?浪人していた僕の体験談紹介!
その②:1日の勉強する時間を決めておく
浪人の最初に、どのくらい勉強すれば納得するか考えておきましょう。
どうせ受験勉強のために生きるのであれば、どれくらい勉強すれば納得するかイメージしておきましょう。
浪人期以外に1つのことをできる期間なんて、人生でもなかなかやってきません。
余談ですが、反対に頑張りすぎないという選択肢もあります。
1年間受験勉強に染まるが故に、効率よく勉強していくスタイルもありです。
僕は勉強に向き合う姿勢に後悔して浪人したので、ゴリゴリにやると決めました。
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その③:教科書・参考書の整理をする
浪人することが決まれば、教科書や参考書の整理を行いましょう。
高校生のときに使っていた必要ない本・参考書・プリントが出てくると思います。
受験勉強に関係ないものは捨てるなどして、集中できる環境を意図的に作りましょう。
今は必要なくても、学習を進めていくうちに使うものがあれば、残しておきましょう。
その④:過去問を一度確認しておく
当たり前のことですが、浪人する目的は、志望大学に合格するためです。
浪人生なら、志望大学によって出題傾向や配点が違うことはご存知でしょう。
傾向や配点を常に意識するために、浪人期の最初に分析しておき、計画までしましょう。
浪人期の初期は余裕があるので、受ける可能性のある併願校の問題も一緒に見ておきましょう。
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併願の大学をどう選ぶ?受験開始前に決めるコツ
浪人生が8月末までにしたいこと
浪人生が8月末までにしておきたいことは、以下の通りです。
- 基本事項の勉強を終える
- 公募推薦を受験するか考える
- 今までの勉強の流れ・姿勢を振り返る
順番に解説していきます。
その①:基本事項の勉強を終える
浪人生は、基本事項を一度触っているので、夏を基準に演習メインに移っていきましょう。
夏頃から暗記よりも演習・過去問をどんどんやっていきましょう。
早い人だと、7月前半ごろから演習を意識しても問題ないですよ。
全科目演習に入れなくてもいいですが、何科目かは演習メインにできてたらOKです。
そして演習をしていて足りないと思った部分を、その都度確認していきましょう。
また基本事項を抑えてていても、実践的に使えなかったら意味がありません。
その②:公募推薦を受験するか考える
公募推薦は11月ごろにあり、浪人生活がダレてきがちな時期にあります。
私立の大学がメインですが、抑えの大学を先に確保しておくことは精神的に安定します。
ここで合格をしておけば、直前期の抑えの対策の数を減らすことができます。
ただ受験費とか入学金とかかかってくるので、メリットばかりでもありません。
僕は共通テスト利用しか考えていなかったので、受験はしていません。
ちょうど11月ごろは、夏休みが終わりダレてくる時期だからこそ、受験しておいても良かったかもしれません。
その③:今までの勉強の流れ・姿勢を振り返る
夏休みが終わり、勉強の調子や計画などはどうか振り返ってみましょう。
調子良く後悔ないように、勉強できているのであれば、問題はありません。
- 勉強する時間が減っている
- 惰性で時間だけが過ぎている
- 塾や自習室に行かない日が増えた
もし、最初の頃に比べてダメになっているならば、理由を突き止めて改善していきましょう。
夏頃からは、浪人生活にも慣れてきて、気持ちも緩んでいくことがあります。
3ヶ月ほどすると、慣れてくることは仕方ないですが、ゴールは大学受験だということを忘れないでおきましょう。
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浪人生時代のモチベーションを維持する上で意識していたこととは?
浪人生が12月末までにしたいこと
浪人生が12月末までにしておきたいことは、以下の通りです。
- 受験する予定の大学の願書提出
- 受験する大学のスケジュール確認+ホテル予約
- 予想問題の演習と分析
こちらは別記事で詳しく解説しているので、詳細は省きます。
総括:大学受験1ヶ月前にやっておきたいことより
願書だけは忘れないように、早い段階から意識しておきましょう。
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大学受験の入試前にやっておくことのロードマップ
浪人する上で注意すること
浪人する上で注意することは、以下の通りです。
- モチベーションを維持すること
- 人付き合いはほどほどでOK
- 第一志望に受かるのは、10%程度と言われている
順番に解説していきます。
注意点①:モチベーションを維持すること
浪人期にモチベーションを下げてしまうと、大抵戻ることはないです。
それくらい、浪人期のモチベーションを維持することは大切です。
よくあるモチベーションが下がる理由としては、周りと比べてしまうことが挙げられます。
周りが受験終わったからとか、遊んでいるとか聞いてしまうと、自分はなんのために勉強してしまうのかとなる可能性があります。
周りは周りで、自分は自分という当たり前のことですが、浪人期は周りのことに敏感になりがちです。
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注意点②:人付き合いはほどほどでOK
人付き合いはそこまで得意ではない僕だからこそ、浪人期の人付き合いはほどほどでOKと思うのかもしれません。
浪人期の人付き合いは適当でOKな理由
- 息抜きで長い時間話し込んでしまう
- 遊びに行くことができなく、話すことしかできない
- 勉強の基準が周りの友人になる
- 周りにつられて、だれてしまう危険性がある
- 浪人生が勉強せずに群れてるって周りから見てダサない?
- 大学生になったら、友人はできる
時間だけがある浪人生が群れると、楽な方向に流されがちです。
1年間後悔せずに過ごすには、相手を選んで付き合うことも大切になってきます。
それに群れている人と同レベルになるので、目指しているレベルよりも低いところにいたら落ちていく可能性もあります。
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注意点③:第一志望に受かるのは、10%程度と言われている
しっかりと勉強すると、成績は上がる可能性は大いにあります。
ですが、成績が上がったからといって、第一志望に合格できるとは限りません。
第一志望の配点や問題傾向によって、落ちてしまう人もいれば、問題の運で落ちてしまうことだってあり得ます。
問題1問が違うだけで、受かる人と落ちる人がいることも受験の現実です。
それで落ちた人は悔しいと思いますが、そもそもそんな思いをしたくはないですよね。
そのために普段からどんな問題が来ても、戦えるように勉強しておく必要があります。
まとめ:浪人期のロードマップ
「浪人期のロードマップ」を解説しました。
浪人生は、大学入試のための勉強に時間を捧げましょう。
浪人期は学校がなく、自由な時間が多いからこそ、自制する必要があります。
周りで注意してくれる人もいないからこそ、少し厳しいなと思うルールを設ける方が効果的です。
しっかりと浪人期に勉強すると後悔も少なく、納得した結果を得ることができるでしょう。