過去問との相性の調べ方を教えて下さい。英数国受験ですが、どこを見れば良いですか?
こんな疑問に答えます。
この記事では、「過去問の相性を見るときの流れ」を紹介します。
浪人してからは、過去問で何するべきか意識して活用できました。
最後まで読むと、各科目の過去問で見るべきポイントも紹介してます。
では、さっそく見ていきましょう。
大学受験の過去問の相性を見るときの流れ
まずは、大学受験の過去問の相性を見るときの流れを解説します。
- 行きたい大学・学部決め
- 相性を見るのは併願校
- 解きやすい形式を集める
それぞれ説明していきます。
過去問の相性を見るときの流れ①:行きたい大学・学部決め
まずは、自分が行きたいと思える学部を決めることが最優先です。
それが決まってから、志望大学を決めるようにしましょう。
そうは言っても、高校生に心から進むたい学部を選べは、酷な話です。
僕も学部を選べなかったため、将来の夢と学部を結びつけて考えてません。
むしろ、2つを結びつけれるならば、深く悩むことはないです。
行きたいと思える学部が決まったら、第一志望の大学を決めましょう。
上記のポイントを見つつ、自分が4年間通えそうな大学を見つけて下さい。
1週間考えても決まらない場合は、有名大学を目指すのもありです。
過去問の相性を見るときの流れ②:相性を見るのは併願校
自分との相性で併願校を決めることは、全然悪いことではありません。
むしろ、抑えの役割として、適切な側面も持ち合わせています。
第一志望に落ちたときの保険で、確実に抑えとしてあることが大切です。
特に第一志望を挑戦する人は、併願校は確実に取れる大学を選ぶべきです。
行きたいのは第一志望なのに、併願校に時間をかけすぎはNGです。
結局のところ、複数合格しても、入学できる大学は1つしかありません。
それならば、第一希望を狙えるような併願校にする方が戦略的です。
過去問の相性を見るときの流れ③:解きやすい形式を集める
第一志望や併願校の候補が決まれば、問題形式を見てみましょう。
過去問の全体を見るのではなく、大問別に出題方法を確認しましょう。
英文法1つでも、選択肢や並び替えや文章の中など種類があります。
また、第一志望にこだわりがないならば、得意な形式で選ぶのもOKです。
得意な形式の問題を勉強していると、日々の勉強も楽しく取り組めます。
志望校が決まってないと、勉強する意味が分からなくなることがあります。
英語の過去問を分析するときのポイント
次は、英語の過去問を分析するときのポイントを紹介します。
- どう英文法を問われているのか
- 文字数・出題形式・数
- 和文英訳・英作文の問題数と字数
順番に解説していきます。
英文法:どう英文法を問われているのか
学校でも受験勉強のためにも、英文法を勉強している学生が大半です。
ですが、実際の志望校の英文法の問題形式を知っていますか。
英文法のよくある出題形式
- 4択の選択式形式
- 並び替え形式
- 空所補充形式
- 熟語を利用した形式
- 会話形式
全ての形式を利用している訳ではなく、2〜3個利用することが多いです。
マーク式であることもあれば、記述式で答える英文法問題も存在します。
文法だけの大問や、長文の中に少しだけあることもあります。
たまに珍しい英文法形式もありますが、個別で対策することになります。
もし併願校ならば、選択肢から外すという手もありと思います。
長文問題:文字数・出題形式・数
受験する大学によって、英長文の問題の特徴はかなり違います。
長文の数や問題数も、各大学で目安が決まっています。
そのため、どこまで英長文に取り組むか、ゴールを決めれます。
ゴールを持って勉強に取り組むことは、大事なことになります。
英長文500字の大学を受験する人が、1000文字勉強する必要ないです。
500字に慣れたならば、他の分野の勉強に移った方が得策です。
英作文:和文英訳・英作文の問題数と字数
国公立大学志望がメインですが、英作文が出題される大学もあります。
英作文と言っても、和文英作と自由英作文の2つが存在しています。
英作文が最初から得意な人は少なく、志望校を決めたら対策でOKです。
2つとも出題する大学もあれば、自由英作文のみ出題する大学もあります。
どちらにせよ、自分で書く力が求められています。
この形式が出る場合、文法の勉強中から実際に書くことを意識しましょう。
これを意識するだけで、文法の力もかなり伸びていくと実感できます。
数学の過去問を分析するときのポイント
次は、数学の過去問を分析するときのポイントを紹介します。
- 1A・2B・問題数・難易度
- 誘導ありの解きやすさ
- 誘導なしで手が出るか
順番に解説していきます。
出題分野:1A・2B・問題数・難易度
受験する大学によりますが、1Aのみで受験できる大学も存在します。
また理系でも、2Bまでで受験することが可能な理系学部もあります。
数学の過去問で確認すること
- 出題範囲がどこまで
- 出題形式がマークか記述か
- 問題数が何個か+制限時間
- 難易度がどれくらいなのか
- 何%得点すればOKか
基本的に、数学の過去問で満点取ることを目指す必要はありません。
合格最低点から何点取れば良いか理解すれば、大学合格には十分です。
抑えの大学ならば、数学は高得点を目指して勉強が大切です。
数学は周りと差がつきやすい科目なため、確実に点を取りましょう。
自分に合う形式の大学があれば、その大学は狙い目になります。
マーク式:誘導ありの解きやすさ
数学のマーク式の問題は、解答の誘導に乗って解くことが求められてます。
自分で考えた別解で解くより、決められた型で答えを求めるのが重要です。
すでにヒントがあるため、次に何するか素早く読み取る能力が必要です。
マーク式特有の論理的に考える力が大切になってきます。
記述式とは違い、制限時間が短く、マーク式の練習も必須です。
記述式とは全然違う能力が必要なため、別物と捉えておきましょう。
記述式:誘導なしで手が出るか
国公立大学がメインですが、数学の記述が出題されることがあります。
誘導がなく、自由ですが、最初から全部自分で求めるのは大変です。
途中にヒントとなる問題があり、それを使って解くことも多くあります。
記述になっても、しっかりと流れを掴むことが必須です。
マーク式であれ、記述式であれ、やっていることは同じになります。
答えを求めるために、解法を組み合わせて解いていくだけです。
国語の過去問を分析するときのポイント
最後に、国語の過去問を分析するときのポイントを紹介します。
- 現代文・古・漢文の範囲
- 出題分野と時間制限
- 文章量・記述の文字数
順番に解説していきます。
出題分野:現代文・古・漢文の範囲
国語の受験勉強で求められている範囲は、大学によってかなり違います。
国公立大学でも、2次試験で漢文が必要ではない大学も多々あります。
国語のよくある出題分野
- 現代文のみ
- 現代文と古文
- 現代文と古文と漢文
共テ利用でも同様に、現代文・古文のみで判断する私立大学も多いです。
本当に受ける大学によって、やることが変わってくる科目になります。
残された時間とやることを把握し、今後の流れを決めましょう。
特に古・漢文の記述は難しく、事前に対策しないと得点は難しいです。
ただ、早いうちから勉強すると、得点源になること間違いないです。
マーク式:出題分野と時間制限
受験する大学によって、国語の出題範囲や選択肢の長さが違います。
文章の長さや問題数も、それぞれの大学が目安が決まっています。
それを元に、最終的なゴールを把握・設定することができます。
例として、古典の文章が短くて、現代文が長い大学があります。
国語はマーク式だから、適当にやっててもできる訳でもありません。
できる限り準備して、実力をつけていくことが大切です。
記述式:文章量・記述の文字数
国公立大学がメインですが、国語の記述が出題されることもあります。
国語の記述式は、基本的に時間は多く設定されていることが多いです。
ですが、自分の言葉で書いていくことは大変な作業になります。
文章中のヒントに気づき、分かりやすく伝えることが大切です。
国語の記述は苦手な人も多いですが、周りと同じで問題ありません。
変に苦手意識を持たず、普通を目指して取り組んでいきましょう。
まとめ:自分の得意・苦手分野を把握する
「過去問の相性を見るときの流れ」を解説しました。
過去問は、大学に合格するために必要なことを把握できます。
それを知るだけでも、とりあえず演習の人と差をつけれます。
また過去問だけでなく、得意・苦手分野を把握することも大切です。
その2つを比較しつつ、戦略的に自分に合う受験大学を探しましょう。