第一志望校は決めましたが、併願校が決まりません。決めるコツがあれば、知りたいです。
こんな疑問に答えます。
大学受験では、第一志望以外を考えたくない人もいるでしょう。
僕もその1人で、決めたことに向き合いたく、渋々併願校を決めました。
ですが、ほとんどの人は複数の大学を受験することになります。
この記事では、「併願の大学の決め方のコツ」を紹介します。
僕は、現役・浪人の2回併願校を決めないといけませんでした。
最後まで読み、自分の目標にあった併願校を見つけてください。
併願校を受験した方がいい理由
まずは、併願校を受験した方がよい理由をみていきましょう。
- 進路がないことを防ぐ
- 本番に備えて慣れておく
- 合格後に選択肢を増やす
それぞれ解説していきます。
併願校を受験した方がよい理由①:進路がないことを防ぐ
第一志望だけ受けて落ちると、浪人か就職かという進路になります。
大学に行きたいが、入学できる大学がないならば、どこにもいけません。
浪人することは、悪いことと感じる高校生もいるかもしれません。
しかし、僕としては、有り難いことだと思って生きています。
仕事に直接関係しないことに向き合う時間と場を、親は提供してます。
受験後ですが、浪人させてもらったことに感謝で一杯です。
ですが、親が必ずしも浪人を許してくれるという訳ではないでしょう。
そのため、とりあえず進学した方がいいこともあります。
併願校を受験した方がよい理由②:本番に備えて慣れておく
併願校を受験することで、本番の雰囲気に慣れることが大切と言われます。
上記の画像ですが、僕の個人的な意見です。
併願校で試験慣れしても、本番で頭の中が真っ白になったことがあります。
併願校を本気で志望していないと、第一志望は緊張します。
むしろ、他大学の対策に時間を割かないといけず、ストレスでした。
併願校に緊張感を持つことはなく、とりあえずで受験してました。
併願校を受験した方がよい理由③:合格後に選択肢を増やす
合格後にどの大学に行くか選択肢を増やすために、併願校は必要です。
試験慣れの観点からは必要はないですが、選択肢を持つことは大事です。
これが、併願校を受けるべき1番の理由になります。
併願校で抑えを持っていないと、進学先の選択肢が狭まってしまいます。
- A大学の〇〇学部
- A大学の□□学部
- A大学の△△学部
- B大学の□□学部
- B大学の△△学部
- C大学の〇〇学部
選択肢が多ければ、4年間をどう過ごしたいかを元に選べます。
受験も終わり、入学大学を選ぶ期間に入ると、偏差値を抜きに選べます。
色々な大学を受け、決まった大学から決める戦略もOKです。
それに加えて、志望学部すら決まっていない高校生もいます。
そのため、より選択肢を増やすために、様々な学部を受けましょう。
勉強する前に併願校を決めた方がいい理由
次に、勉強する前に併願校を決めた方がよい理由を紹介します。
- 科目の配分を意識して勉強可能
- 受験直前には客観的に見れない
- 余計なことを考える必要がない
それぞれ解説していきます。
勉強する前に併願校を決めるべき理由①:科目の配分を意識して勉強可能
併願校を悩んでる多くの人は、第一志望は決まっているはずです。
第一志望に受かるために、同じ科目の併願校を受けた方が良いです。
第一志望の受験科目が社会必須ならば、併願校も社会を利用しましょう。
それだけでなく、科目毎の配点まで見ると、無駄な勉強が減るでしょう。
ただ、全範囲を勉強し終わっていない学生さんには難しいです。
そのため、きりのよいタイミング毎に目標を見直すことが大切です。
特に長期休みに入ったタイミングなどがおすすめになります。
勉強する前に併願校を決めるべき理由②:受験直前には客観的に見れない
受験直前になると、点数が伸びなく、自信がないということもおきます。
そして、段々とネガティブになっていきがちです。
ネガティブだと、客観的に見れず、勢いで進むことがあります。
余裕を持つため、心にゆとりある受験初期で併願校を決めるのが無難です。
ただ、第1志望は勢いで挑戦することが大切かもしれません。
勉強する前に併願校を決めるべき理由③:余計なことを考える必要がない
先に併願校を決めると、受験直前期に余計なことを考える時間が減ります。
受験直前期にすること
- 第一志望と併願校の決定
- 願書の取り寄せ
- 受験スケジュールの決定
- 受験会場までの行き方
- 過去問対策
- よくする凡ミスの確認
- 暗記科目の追い込み
先に何個か決めておくと、忙しい直前を勉強に注力することが可能です。
直前でイライラした状態で行ってもメリットは存在しません。
むしろ、勉強になかなか手がつかなくなってしまいます。
また、直前期は1番伸びる時期で、勉強に集中する環境にしましょう。
余計なものに、労力を割かない取り組みを行うのが肝心です。
大学の併願校の決め方のコツ
次に、大学の併願校の決め方のコツを紹介していきます。
- 場所や立地を確認
- 学びたい内容が学べるか
- ブランドや偏差値を確認
順番に解説していきます。
大学の併願校の決め方のコツ①:場所や立地を確認
第一志望の場所は知ってても、併願校の場所を知らない人もいます。
文系学部は大阪にあるけど、理系学部は京都にある大学も存在しています。
同じ大学でも学部によって、場所が違うこともあります。
受験は、近くの会場で受けるため、気にすることはないです。
ですが、4年間通うことになると別の話になります。
大学の立地がよいメリット
- 周辺に学生が遊ぶ場がある
- 駅から大学まで距離が遠い
- 就活のときに移動しやすい
大学に何を求めるかで、立地を基準にするかしないかは変わってきます。
ただ、電車がなかなか来ない状態が好きな人はいないでしょう。
大学の併願校の決め方のコツ②:学びたい内容が学べるか
大学は学問を勉強しに行く場で、どの大学であれ、変わらないものです。
学びたいことが決まっているならば、そこから選択しましょう。
ただ、学生が学問を学びたいと言われれば、そう思う人は少ないはずです。
やりたいことをできる期間として、大学生活を使うことをおすすめします。
実際に手を動かして学ぶことで、やりたいことが見つかっていきます。
大学の併願校の決め方のコツ③:ブランドや偏差値を確認
大学のブランドや偏差値で併願校を決めるのも、一手です。
就活のときに、偏差値で入ったというのは、マイナスになります。
それでも、有名な大学に入りたい気持ちも分かります。
高い学費を払うなら、有名で設備が良い大学に入学したいです。
大学に進学するだけでも、多大なお金が必要になってきます。
それならば、メリットを最大限享受できる学校の方が良いです。
どうしても併願校が決まらないときの対処法
最後に、併願校が決まらないときの対処法を紹介していきます。
- バランスを意識する
- 受験校を少なくする
- 併願校は受けない
順番に解説していきます。
併願校が決まらないときの対処法①:バランスを意識する
文系・理系であれ、併願校を行きたいと思う大学にするのが大切です。
ですが、必ずしも見つかるかと言われれば、そんなことはないでしょう。
そのため、大学生になるための選択肢を冷静に用意することを意識しましょう。
併願校の決め方の例
- 挑戦校(1校):自分の実力よりも高い大学
- 実力相応校(2~3校):自分の実力に合った大学
- 安定圏校(2校):自分の実力よりも低い大学
大学受験では、一般試験や共通テスト利用など、色々な手段があります。
そこで、自分が使えると思うものを利用していけば問題ありません。
併願校が決まらないときの対処法②:受験校を少なくする
受験校の数を少なくする方法も悪くないと思います。
結局入学できる大学は1つで、無駄にお金や時間を割きたくないです。
そんな方には、以下の決め方はいかがでしょうか。
併願校の決め方の例
- 挑戦校(第一志望のみ):自分の実力よりも高い大学
- 実力相応校(1校):自分の実力に合った大学
- 安定圏校(2校):自分の実力よりも低い大学
これくらいの数だと、第一志望にも集中できるし、抑えの意味も成します。
国公立の人は、共テ利用を使えば、安定圏は受験しなくてもOKです。
併願校が決まらないときの対処法③:併願校は受けない
中には併願校を受けたくないが、周りが受けてる理由で悩む人もいます。
第一志望以外行くつもりがない人もおり、併願校がない人もいます。
ただ、第一志望校が安定圏ならば、併願校がなくてもOKです。
特に理系の人だと、国公立しか受けたくない人もいます。
私立理系は費用が高いため、受かっても行かないこともよくある話です。
それ以外ならば、1~3校は併願校を用意することをおすすめします。
まとめ:併願の大学の選び方とコツ
「併願の大学の選び方とコツ」を解説しました。
本記事のポイントをまとめます。
併願校の選び方のコツ
- 早い段階に併願校の候補を決めておく
- 様々な視点から自分に合う選び方する
- 併願校のレベルはバラけさせる
第一志望にしか行きたくないという気持ちは、大切です。
ですが、その大学に行けないから人生終了という訳ではありません。
他の将来のことも考えつつ、大学を選択してみてください。
僕も、当初の第一志望の大学には進学できていません。
それでも、前を向いて進んでいるため、お互い頑張りましょう。