親に浪人したいことを伝えるときのコツが知りたいです。
こんな疑問に答えます。
この記事では、「浪人したいことを親に話すときのコツ」を紹介します。
浪人することを伝えることは緊張しますが、手順を踏めば問題ない可能性が上がります。
最後までお読みいただくと、浪人することを伝えて失敗した時の解決方法も解説しています。
親にどのように話そうか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
浪人を伝えるときに知っておきたいコツ
まずは、親に浪人することを伝えるときに知っておきたいコツを紹介します。
- しっかりと話せる環境を作る
- シンプルに結論と理由をまず伝える
- 浪人することを否定される前提で行く
- 相手の意見はしっかりと聞く
- 目標とやることを具体的に伝える
- 話すのが自信なければ、メモを用意する
順番に解説していきます。
コツ①:しっかりと話せる環境を作る
まず話し合いをする上で大切なのが、しっかりと話し合いになる場を用意することです。
しっかりとした話し合いの場を作ることは、当たり前と感じるでしょう。
しかし、中には実際にできていない人も多いです。
日常生活の流れで、急に浪人したいと親に打ち明けることはよくないです。
ご飯を作っている最中に、親に言っても反対される確率が高いです。
向き合って話を聞いてくれる時間先に聞いておき、浪人したいことを伝えましょう。
コツ②:シンプルに結論と理由をまず伝える
浪人したいことを伝えるときには、シンプルに結論と理由を話しましょう。
いきなり浪人したい理由をダラダラと言われても相手は困ります。
言いたいことをたくさん言いまくるよりも、結論と理由をシンプルに伝えましょう。
その方が、相手にも伝わりやすく話を聞いてもらえる確率も上がります。
コツ③:浪人することを否定される前提で行く
浪人することに対して肯定的な意見を持っているのは、浪人して納得した結果を出している人だけです。
実際に浪人をしていなければ、否定的なイメージがあることは当然なのです。
友人にバンジージャンプを飛ぼうと誘われたら、普通飛びたいとなりますか?
「怖いからやめておく」の一言で終わるのがオチではないでしょうか。
知らないものに対して否定的に入るのは、人間の本能として仕方がないものです。
浪人が否定されやすい理由
- もう1年分お金がかかる
- 就職するのが1年間遅れてしまう
- 浪人しても成績が伸びる根拠がない
先に自分の親がなんて言うか予想してみるとよいでしょう。
浪人が否定されやすい理由を押さえておくことで、話のときにスムーズに返答できる可能性が上がります。
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浪人のメリット・デメリットを浪人文系国公立大学生が解説します!
コツ④:相手の意見はしっかりと聞く
自分から多くのことを話すよりも、相手が質問してきた部分をしっかりと返答しましょう。
例えばですが、親がお金の心配をしていないのに、学費のことを話しても意味はありません。
親が心配している部分に対して、しっかりとあなたの意見を伝えることが大切です。
そのためには焦らずに、相手の話をしっかりと聞くことが大切になります。
以下の記事では、浪人したいと伝える前に用意することを解説しているので、よければ参考ください。
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浪人することを親に伝えるときの流れ!過去を振り返りながら解説!
コツ⑤:目標とやることを具体的に伝える
浪人したいということだけ伝えても、今後どのように行動するか親には伝わりません。
大事なのは、現実味のある計画を伝えることです。
たとえば、まず平均点レベルに上げるために、基礎の英単語と数学の公式を覚えるなど話をしましょう。
全科目伝えるのは難しいと思うので、苦手な科目だけでもプランを用意はしておきましょう。
コツ⑥:話すのが自信なければ、メモを用意する
浪人したいことを親に伝えることは、正直緊張する人の方が多いと思います。
緊張して言いたいことが全部言えないと思うのであれば、言いたいことをまとめたメモを用意してもいいです。
受験と違ってカンニングにもならないので、特に問題はありませんよ。
話し合いのときに緊張しても、そこまで焦らないようにするための安定剤としても役に立ちます。
ただ、何を言うかまでを全部メモするのは少しやりすぎではないでしょうか。
浪人のことを伝えるとき用の台本
次は、浪人のことを上手く伝えるための台本について紹介します。
- 時間をとってもらうとき
- 親に浪人のことを話すとき
順番に解説していきますね。
台本①:時間をとってもらうとき
浪人をするということは大事な話なので、時間を空けてもらうことが大切です。
軽い感じでいくと、浪人することも軽く捉えられてしまいます。
最初の印象が軽いと、なかなか浪人することの本気度も伝わらないでしょう。
もう少しカジュアルでもいいですが、これくらいの言葉で十分です。
時間をとってもらうときの台本
おはようございます/おはよう。
忙しいとは思うのですが、進路のことで相談したいことがあるので、今日・明日の夕方以降お時間頂けませんか?
これくらいシンプルで伝えます。
もし今すぐ話してと言われたら、「大事な話なので、時間を取れるときにして頂けると助かる。」と言いましょう。
理想ですが、時間をとってもらうときと文転を伝えるタイミングは分けた方がいいと思います。
- 学校に行く前に親に話す
- 朝親が仕事に行く直前に話す
- LINEで仕事中に連絡する
おすすめのタイミングは上記の通りです。
浪人することをとりあえず決めてしまうと痛い目にあうので、覚悟を持って話してくださいね。
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台本②:親に浪人のことを話すとき
親に浪人することを話すのは、夜がよいと個人的に思います。
理由はないのですが、個人的な過去の経験上、そんな気がします。
親に話すときの台本
いつも勉強させてくれる環境を作ってくれてありがとう。
今年の受験の結果に納得していなくて、浪人したいと思っています。
浪人して、〇〇するために△△大学の□□学部を受けたいです。
浪人することもあり、抑えの大学も見ていて、〇〇メインで考えています。
今年苦手だった科目は、☆☆で、こういうプランで勉強していこうと思っています。
わがままを言いますが、しっかりと勉強して結果を出すのでお願いします!
話し合い中に、痛いところを突かれて困惑してしまうことがあるかもしれません。
ですが、「〇〇したくて、△△大学の□□学部を受けたいです。」の部分だけは絶対に逃げないでください。
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将来の夢がない人が納得できる大学選びの方法!
もし話し合いがダメな場合はどうする?
最後に、浪人の話し合いが失敗したときの解決法をご紹介します。
- 浪人させてくれない理由を説得する
- 学費を自分で払う覚悟でもう一度話す
- 大学に行きながら受験勉強をする
1つずつ解説していきますね。
改善策①:浪人させてくれない理由を説得する
浪人することを断られても、個人的には浪人させてもらえるまでお願いすることをおすすめしています。
過去の勉強に後悔しているのに、先にすすんでも後悔しながら進むことになります。
そんな状態で、今浪人を我慢しても絶対に後悔します。
それに、そういう人は大学生や就活のときにあの時って後悔するのが現実です。
やりたいことが決まったのであれば、自信を持って進むのが1番ではないでしょうか。
親にダメと言われたから諦めるくらいならば、勉強から逃げてるだけにしか見えません。
何がダメかということが分かれば、それを補填する理由を持ってきて、もう一度話し合いに挑みましょう。
改善策②:学費を自分で払う覚悟でもう一度話す
断られた理由が学費ならば、自分で払うから浪人させてくださいと伝えましょう。
そこまでして浪人したくないならば、仕方ないと割り切るのも一手です。
さすがにしっかりと話し合いをすると、ここまで行くことは滅多にないかと思います。
もしそういう状態になったら、奨学金のことを調べつつ、すぐに勉強に取り掛かれる状態にしましょう。
- JASSOの返済不要の奨学金
- JASSOの返済必要の奨学金
- 大学独自の奨学金など
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改善策③:大学に行きながら受験勉強をする
親にダメと言われても行きたい大学に進学したいという姿勢は、嫌いではありません。
ですが、家庭の事情など色々とあるのが、現状です。
大学に進学であれ、就職するのであれ、その隙間時間を見て勉強することをおすすめします。
実際に僕の周りでも、仮面浪人している人を何人か知っています。
すぐに結果を求めるのは理不尽かもしれませんが、その姿を見て、親も考えを改めてくれるもしれません。
まとめ:浪人を親に話すときのコツと台本
「浪人したいことをに話すときのコツと台本」を解説しました。
受験勉強をするには、知らぬところでたくさんのお金がかかっています。
親にお金を出してもらってる人がほとんどで、ありがたみを感じることは少ないでしょう。
その当たり前な環境自体が、素晴らしいことを知っておく必要はあります。
勉強できることにありがたみを感じると、浪人することを伝えるときに気持ちが入るのではないでしょうか。