現役の受験結果に納得しておらず、浪人するか悩んでいます。浪人するメリット・デメリットを教えてください。
こんな疑問に答えます。
この記事では、「浪人することで起こるメリット・デメリット」を紹介します。
結論から言うと、浪人させてもらえる環境さえあれば問題なしです。
ただ浪人生活の1年間、勉強だけし続けることはかなり大変なことです。
それだけ抑えて、さっそく見ていきましょう。
前提:浪人とは何なのか?
そもそも浪人とは何なのでしょうか?
- 大学受験を年単位で2回以上すること
- 5人に1人は浪人している傾向にある
それぞれ説明していきますね。
その①:大学受験を年単位で2回以上すること
大学受験に1回失敗してしまい、次の1年間大学進学のために勉強している人のことを浪人生と呼びます。
高校受験のときならば、第一志望に落ちても併願校を用意しておき、進学する人がほとんどです。
ですが、大学受験の場合、1年間受験勉強のために進学しないという選択を取ることがあります。
- 学力が届かず第一志望に落ちた人
- 滑り止めの大学も含め全て落ちた人
- 部活が遅い時期まであり、勉強があまりできなかった人
- 体調不良や家庭の事情で、大学入試の学力をつけたい人
- 通信制の高校に通って、カリキュラムが大学受験に間に合わなかった人
浪人生といっても、勉強不足で大学受験に失敗した人だけでなく、色々な事情を抱えている人がいます。
また、予備校に通って勉強する人もいれば、家で勉強する人もいます。
受験勉強は、参考書とペンさえあればどこでも勉強することができます。
僕は予備校で1年間浪人生活を過ごしたので、予備校派でした。
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浪人生の予備校の選び方紹介!自分の決め手は自習室でした?!
その②:5人に1人は浪人している傾向にある
意外と多い印象を受けるかもしれませんが、浪人している人の割合は20%ほどと言われています。
僕の通っていた高校もそれくらいの人数の人が浪人してから大学進学しています。
そして自分が通っている学部は、3人に1人が浪人生だと最初に言われました。
あんまり浪人生であることに、気を背負う必要はないですよ。
予備校に行くと浪人生だらけなので、周りと比べる必要はないかと思います。
浪人することのメリット6つ
次に、浪人をすることのメリットを6つ紹介します。
- 志望校にもう一度受験できる
- 受験勉強だけに打ち込むことができる
- 勉強しておけば良かったと思わなくて済むかも
- 自分の将来を考える良い機会になる
- 浪人をやり切った経験が自信に繋がる
- 周りをそこまで気にしなくなる
順番に解説していきます。
メリット①:志望校にもう一度受験できる
浪人をすることで、もう一度第一志望校に挑戦することができます。
現役生の中に、納得した大学に合格できずに、4年間ずっとあの時の選択を引きずっている人もいます。
- とりあえず勉強して受かった大学に入学した
- 周りに流されて適当に大学進学した
- やりたいことは別なのに、親や先生に言われた大学に進学した
現役で合格しても、進路のことで悩んでいる学生さんはいます。
もう一度、第一志望合格を掴むために、チャンスが与えられることは浪人生のメリットだと思います。
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大学選びが成功・失敗する人の違い【成功とは】
メリット②:受験勉強だけに打ち込むことができる
1つのことだけに打ち込める環境というのは、人生の中でもほとんどありません。
高校生のときには、学校の授業と大学受験・就職のための勉強と部活があります。
また大学生になると、もっと多くのことが増え、1つのことだけに集中することは難しいです。
その他にも、就職活動という人生を大きく変える選択もしないといけません。
メリット③:勉強しておけば良かったと思わなくて済むかも
大人が言うよくある後悔として、勉強しておけば良かったというのが挙げられます。
その後悔を無くすためには、他の行為を忘れて無心に勉強しまくることが重要です。
浪人期は、勉強を後悔なくする期間という意味では、最適な期間だと思います。
また遊んでおけばよかったというのもありますが、高校生よりも大学生で遊べるのではないでしょうか。
自分でアルバイトすることで、使えるお金を増えて色々なことができます。
まぁ社会人になっても、遊ぶことは勉強するよりも容易にできることです。
メリット④:自分の将来を考える良い機会になる
浪人期は、大学に合格するために勉強する期間です。
大学受験のために仕方なく勉強するのですが、それが将来に繋がっていることはなんとなく把握しています。
大学合格はゴールではなく、ただの通過点です。
大学に進学して4年間で何をする方が大切だと思います。
そのため、この浪人期には自分が大学に行って何をしたいか1年間考える十分な機会になります。
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メリット⑤:浪人をやり切った経験が自信に繋がる
浪人という1年間勉強漬けの生活をやり切ると自信に繋がります。
受験勉強という楽しくないことに、何度も逃げたくなることもある中、最後まで食らいついたためです。
それだけでなく、本当にやりたいことが見つかった人ならば、なおさら自信になります。
僕の場合は、ブログをしたかったのですが、浪人生活を乗り越えたから好きなことは頑張れるという原動力になっています。
メリット⑥:周りをそこまで気にしなくなる
浪人生は世間的に見ると、1年遅れるという行為です。
周りに流されて生きてきた人ならば、道を外した感覚になるかもしれません。
一度道に外れてしまうと、元に戻ることは難しくなるかもしれませんが、その道は本当に自分で望んだものなのでしょうか?
自分の人生だからこそ、自分の好きなように、自分で責任を取る生き方の方が後悔は少ないと思います。
なので、僕は周りを気にせず浪人生活を送るためにスマホを解約して挑みました。
結果としてSNSを見なくなった分、余計に周りの目を気にせずに過ごすことができました。
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浪人生活1年間スマホを解約したきっかけと感想【後悔はない!】
浪人することのデメリット6つ
反対に、浪人をすることのデメリットを6つ紹介します。
- 1年間周りの目を気にして生きていかないといけない
- 孤独と勉強との戦いになる
- もう1年分のお金がかかってしまう
- 浪人して成績が伸びる保証はない
- 入学してから浪人生であることを伝えないといけないかも
- 就職するのが、1年遅れてしまう
順番に解説していきます。
デメリット①:1年間周りの目を気にして生きていかないといけない
浪人生は学校通っていなければ、働いてもいなく、ニートみたいな存在と言われます。
メンタルが強い人なら問題はありませんが、最初は抵抗ありますよね。
親戚や近所の人や友人に浪人をしていると知られると、なんか何しているんやろという気持ちになります。
浪人決めたときは、よしやったろうという感じでしたが、何ヶ月か過ぎると浪人に対して思うことはありますね。
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浪人生の頃の服装と食事のこだわりについて徹底解説してみた!
デメリット②:孤独と勉強との戦いになる
浪人生は、基本的に孤独と受験勉強との戦いです。
浪人仲間がいても、結局のところ受験の結果は自分次第です。
勉強することはそこまで嫌いではありませんが、もう二度と受験勉強はしたくないと思います。
僕の浪人期の1日の過ごし方を紹介しているので、参考にしてみてください。
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デメリット③:もう1年分のお金がかかってしまう
もう一度受験するとなると、その分の費用がかかってしまいます。
浪人生が予備校に行くとなれば、1年で100万円くらいかかってしまいます。
その上、定期代や食事代や模試代などもかかっています。
意外と知らないだけで、浪人することにはお金がかかっています。
デメリット④:浪人して成績が伸びる保証はない
浪人しても成績が伸びない人も、もちろん一定数います。
- サボろうと思うとサボれる
- 現役の頃から伸び代がほとんどない
- インプットばかりになっていて、アウトプットをしていない
しっかりと原因を突き詰めて対策すると、受験勉強の成績は伸びるようになっています。
勉強しているのに成績が伸びていないと思ったら、課題を見つけて改善していきましょう。
デメリット⑤:入学してから浪人生であることを伝えないといけないかも
ここからのデメリットは、入学してからのデメリットになります。
せっかく仲良くなった子がいても、いつかのタイミングで浪人生であることを伝えないといけません。
浪人生であることを伝えなくても、自然とバレることもあります。
僕は相手が浪人生と言ってきたら言いますし、言わなかったら現役生を貫いています。
自分のやりたいことに向かって生きていたら、何歳であれ格好良いなという感じですね。
デメリット⑥:就職するのが、1年遅れてしまう
僕も実際に就職活動をしてきて、色々な人と話す機会がありましたが、1年遅れなんて普通でした。
留学・留年している人もいれば、休学している人も多くいます。
受験に後悔があり、浪人をさせてもらえる環境が整っているのであれば、就職を気にして浪人しない選択を取る必要はないと思います。
ただ、自分の周りの印象が悪いのが少しネックですね。
レールから外れたと見られますが、特に悪いことではないけどな。
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浪人生は就活に影響ないって本当?【浪人する前に読んでおきたい】
浪人するメリット・デメリット
「浪人のメリットとデメリット」を解説しました。
この記事の内容をまとめます。
浪人のメリット
- 志望校にもう一度受験できる
- 受験勉強だけに打ち込むことができる
- 勉強しておけば良かったと思わなくて済むかも
- 自分の将来を考える良い機会になる
- 浪人をやり切った経験が自信に繋がる
- 周りをそこまで気にしなくなる
浪人のデメリット
- 1年間周りの目を気にして生きていかないといけない
- 孤独と勉強との戦いになる
- もう1年分のお金がかかってしまう
- 浪人して成績が伸びる保証はない
- 入学してから浪人生であることを伝えないといけないかも
- 就職するのが、1年遅れてしまう
浪人するメリットとデメリットは多くあります。
ですが一番重要なのは、現役であれ浪人であれ納得できる量の勉強をすることです。
もちろん浪人生活を選択すると、大変な道のりが待っています。
ただ実際に満足するまで勉強すると、結果がどうあれ浪人したことに後悔はしないです。