高校の空気感が、国公立に行けという感じがします。やっぱり国公立に行った方がいいのでしょうか?
こんな疑問に答えます。
この記事では、「国公立・私立大学どちらでもいい理由」を紹介します。

現在は国公立大学に通っている大学生で、実際に通ってみての視点から書いていこうと思います。
自分で大学を決めたならいいですが、周りから強要されるのはやっぱり嫌ですね。
最後までお読みいただくと、両方の大学を狙える学生さんへの注意点も知ることができます。
ではさっそく見ていきましょう。
国公立大学がおすすめな理由
まずは、国公立大学がおすすめな理由を説明します。
- 一般受験で入学する学生が多い
- 私立大学よりも学費が安い
- 学生の人数が比較的少ない
順番に解説していきますね。
理由①:一般受験で入学する学生が多い
国公立大学だと、基本的に一般入試で入学してくる学生が多いです。
一般入試は学力メインの当日限りのテストです。
同じ大学・学部に入る仲間も同じ試験を突破してきた仲間の方がいいですよね。
国公立大学だと、基本的に共通テストから2次試験という流れになっています。
一緒の大学に4年間通うとなると、同じ条件で戦ってきた人と一緒に勉強したい人も多いでしょう。
特に受験勉強というものだと、仕方なく勉強しているからこそ、そう感じる部分もあると思います。
私立大学だと指定校推薦があり、3割ほど利用しているみたいです。

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国公立大学がおすすめな人解説【私立との違い】
理由②:私立大学よりも学費が安い
国公立大学の学費は、どの大学に進学しても基本的に53万円となっています。
4年間学費が積み重なるとなると、大きな負担になります。
それ以外にも、交通費や教科書代などもかかるので、思っている以上に費用がかかります。
ちなみにですが、私立大学では特待生の制度があることも多く、学費を何%か免除してもらえることもあります。
必ずしも国公立大学の学費が安いとは言えませんが、基本的に国公立の方が学費は安いです。

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大学受験にかかる費用をまとめた。【注意点も解説】
理由③:学生の人数が比較的少ない
国公立大学は私立大学に比べて、1学部あたりの募集人数が少ないことが多いです。
私立大学だと併願で受けるだけ受けて入学しない人も一定数いるので、多めに合格にしている大学もあります。
マンモス校になると、1学部に1000人ほど募集していることもあります。
国公立大学の経済学部だと、1学年200名前後という印象で、そこまで多くないのではないでしょう。
個人的な意見なので、興味ない人は流して結構ですが、人が多すぎたらトラブルになるので、ほどほどでいいかなという感じです。
無理してしんどい人付き合いするのは苦手なので、人数の少な目の国公立を選択しました。
めっちゃくちゃ友人が多い訳ではないですが、気が合う友人はできたのでよかったです。

国公立・私立どちらでもいい理由
次に、国公立・私立大学どちらでもいい理由を説明します。
- 学校の印象のためでしかない
- 国公立大学に落ちたら、私立になる
- やりたいことが決まってたらOK
順番に解説していきますね。
理由①:学校の印象のためでしかない
学校が国公立大学受験を進めてくるのは、進学実績のためが大きいです。
実際に有名大学に進学すると、次の年以降の中学生を集めるときに役に立ちます。
自分の高校を選ぶときにそんなのを見て入ってきていない僕からしたら、どうなんだろう疑問ですが。
ただ次の入学のための宣伝効果だけでなく、自分の通っていた高校の印象が上がることは卒業生でも嬉しいですよね。
- 有名大学に出ている学生が多い高校
- なんか進学実績が微妙な中途半端な高校
ですが、自分の進路を高校の言いなりになって、決めてしまうのはもちろんNGです。
高校は卒業したらその後も面倒を見てくれる訳ではありません。
自分の進路・人生なんですから、自分で責任を持って決めましょう。
失敗するなら若いうちにして、すぐに変更したらいいだけです。

理由②:国公立大学に落ちたら、私立になる
国公立志望の学生さんも、国公立の大学に落ちてしまったら、私立の大学に通うことになります。
進学するのを諦めて、浪人する手もありますが、その人の考え次第で変わってきます。
それならば、最初から私立を目指せばいいやんという考えはどうかと思いますが、気持ちは分からなくもないです。
国公立を受けなかったらチャンスは0ですが、受けると可能性はあるなという感じです。
それ以前に目指すからには、本気で勉強することの方が大切かなと思います。

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現役生が共テ・2次試験・併願校の過去問を解く流れ
理由③:やりたいことが決まってたらOK
僕個人としては、やりたいことがしっかりと決まっていたならば、私立・国公立どちらでもOKです。
そのやりたいことができる環境にいることの方がずっと重要です。
そのためには、自分が将来やりたいことが何か明確に理解する必要があります。
以下の例は、僕の場合の好きなことの例です。
楽しいと感じるものの把握例(動詞編)
- 書くこと
- 1人でいること
- データを分析すること
- 頭の中を整理すること
- 自分で進路を決めること
- 人の話を聞いてやりたいことを見つけてもらうこと
楽しいと感じるものの把握例(名詞編)
- ブログ
- 進路選択
- 本
- 文章
書き出してみることで、何が好きでやりたいのか理解することができます。
1日で書き出すのではなく、1週間ほどかけて書き出してみると色々なものが出てきて面白いですよ。
わざわざ40年以上働く仕事で、苦手分野で勝負しても楽しくないことがほとんどです。
それならば、自分の武器を把握した上で働く方が絶対に楽しく継続できます。

国公立・私立2つとも狙える学生への注意点
最後に、国公立・私立大学2つとも狙える学生への注意点を説明します。
- 科目多くて逃げるのは後悔しがち
- 先に私立の併願校を見ておく
- 大学選びで大切にしている要素を見直す
順番に解説していきますね。
注意点①:科目多くて逃げるのは後悔しがち
国公立志望の受験生は、科目が多くて、全科目を勉強するのは大変です。
国公立志望で必要な科目
- 英語
- 国語
- 社会1〜2つ
- 数学1A2B ※理系はⅢまで
- 理科基礎2科目or理科2科目
ですが、それが理由で私立専願にするのは、逃げているような気がします。
国公立の志望校を落とすこともでき、国公立から逃げてしまうのはどうなのでしょうか。
確かに私立大学の受験科目は、国公立大学より少なくて楽そうに見えてしまいます。
私立大学志望で必要な科目
- 英語
- 現代文・古文or理科1〜2科目
- 数学・社会科目を1つ選択
だが、国公立受験の勉強が大変な分、評価されることは間違いないです。
何かを極めている人も格好良いですが、苦手なことにも取り組んでいる人も格好良いに決まっています。
むしろ楽に逃げている人だと思われることだってありえます。
受験が全てではないですが、嫌いなことでも頑張れる人は信用という形で返ってくるのではないでしょうか。

注意点②:先に私立の併願校を見ておく
受験を開始した時点で、国公立志望の学生も私立の併願校を見ておきましょう。
もし国公立の大学が厳しくなったときに、候補として持っておくと気持ちとして楽です。
ダメになってから調べると、冷静ではなく、マイナス思考で併願校を判断してしまう可能性があります。
実際に受験直前に成績がうまく伸びないと、メンタルがやられる人もいます。
僕も現役生の頃にメンタルやられて、10時間ほど寝ても頭が痛い日が続くことがありました。
先に併願校を決めておくことは、良いことずくめなので、受験を始めるタイミングで確認しておきましょう。

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併願の大学をどう選ぶ?受験開始前に決めるコツ
注意点③:大学選びで大切にしている要素を見直す
最後に大学選びで大切にしている要素を見直し、国公立・私立である必要があるのか確認しましょう。
大学選びでのよくない例
- 親が〇〇大学に行ってほしいから
- 兄・姉が〇〇大学に行っているから
- 偏差値的に〇〇大学が理想だから
- 〇〇大学しかない(理由は特にない)
大学に行くための理由を周りに求めることは、よくないです。
せっかくならば、自分の人生のために大学を通うんだという気持ちを持ってほしいですね。
ちなみに余談なのですが、僕は学びたいことを学べそうな大学を選びました。
- 学びたい学問:ブランディング・マーケティング
- 大学でやりたいこと:ブログ運営
上記のようにやりたいことは決まっていましたが、大学はどこでもできるかなという感じでした。
おすすめの選び方としては、自分のやりたいことに学問を結びつければ納得できると思います。
ブログにブランディングが必要→経済・経営学関係で学べることがありそう。という感じです。
以下ではブログを書きたいと思うきっかけを紹介しているので、興味のある人は見てくれると嬉しいです。
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文転は逃げなのか?体験談を踏まえながら考察!
まとめ:まずはやりたいことを見つけよう!
「国公立・私立大学どちらでもいい理由」を解説しました。
大学に行くことは、所詮将来やりたいことの通過点でしかありません。
大学名よりも、その進学を決めた大学で何をするかの方が大切です。
ですがやりたいことなど、そう簡単に見つかるものではないです。
自分の中で納得した答えを出して、それに向かって進んでいけば大学はどこであれ、問題ないと思います。
