大学受験の英文解釈の勉強ができる参考書が知りたいです。
こんな疑問に答えます。
この記事では、「基礎英文問題精講の使い方」を紹介します。
現在、英解釈の勉強を開始したいけど、どの参考書を使えばいいか悩んでいる人に向けての記事ともなっています。
もちろん、実際に基礎英文問題精講を使っている方にもおすすめの内容です。
僕が実際に使っていた参考書で、参考になる部分も多くあるので、最後まで読んでいただけると幸いです。
ではさっそく見ていきましょう。
基礎英文問題精講とは?
まずは、基礎英文問題精講の特徴を紹介します。
- 基礎英文問題精講の基本的情報
- 基礎英文問題精講はいらない?
順番に解説していきます。
その①:基礎英文問題精講の基本的情報
「基礎英文問題精講」は旺文社が出版している参考書です。
基礎問の概要
- おすすめの人:英文解釈対策を行いたい人
- ページ数:296ページ
- 費用:1,375円
- 進めるペース:1日2〜3章ずつ
- 注意点:どの構文を使っているかを覚えていく
基礎英文問題精講という名前ですが、レベルはかなり高い問題集で、初学者にはおすすめしません。
中身としては、構文編が50個で文脈編が20個という構成になっています。
志望校で日本語訳を記述で行わないといけないなら、特に対策が必要です。
ただ英単語が知らない状態が多いと、英文を解釈する際に時間がかかってしまいます。
また、基礎英文問題精講以外にも、おすすめの英解釈の参考書があります。
上記の参考書どれか一冊を全体通して理解できれば、どの参考書でも問題ありません。
正直文章を読むために構造を理解することが目的なため、どの参考書でも理解できたら関係ありません。
もちろん学校で指定された解釈本があるかもしれませんが、それを利用するのでOKです。
その②:基礎英文問題精講はいらない?
基礎英文問題精講は英解釈の参考書で、やる意味があるのと思う方もいるでしょう。
個人的にはかなり必要な参考書で、しっかりと1冊極めると英語の実力がつくと思っています。
難しい構文を理解できると、英語に自信がつき、長文でも素早く読めるようになります。
ただそこには、英単語や英文法が固まっているという前提があります。
英単語が分からない状態だと、何が課題か分からずにダラダラと時間だけ過ぎていくケースが多いです。
ただ、必ずしも基礎英文問題精講で対策する必要はないかなとも思います。
自分の志望校の文章が読めるレベルになっていれば、結果として問題ありません。
基礎英文問題精講は少し難しい印象があり、英解釈100で対策するのがおすすめです。
テスト本番で初見の文章の構造を理解しながら、日本語訳で読めたらどれでもOKです。
基礎英文問題精講の使い方
次に、基礎英文問題精講の使い方を紹介します。
- 基礎英文問題精講の内容
- 基礎英文問題精講の使い方
- 基礎英文問題精講はいつから使う?
順番に解説していきます。
その①:基礎英文問題精講の内容
基礎英文問題精講は、英文解釈をするための参考書です。
この英文解釈参考書では、50個の構文編と20個の文脈編に分けられています。
内容は比較的難しいため、前から理解できるまで何度も繰り返すことがおすすめです。
英解釈はどの文章を読むにあたっても必要なスキルですが、難しい構文が出てくることはレアです。
基本的に難しくない構文の中に、時々解釈しずらい文章が混じっています。
よくあるパターンを学びつつ、分からない構造があれば質問して解決することが重要です。
関係代名詞や不定詞など、どの文法を使っているか把握しながら、解説見て理解していきましょう。
その②:基礎英文問題精講の使い方
基礎英文問題精講は、英解釈対策が可能な参考書です。
大学入試レベルの難解な英文を読むために、インプット用の教材として利用しましょう。
基礎英文問題精講は何周もこなして覚えていくことが肝心です。
むしろ1回で覚えようとして、途中で挫折しないように気をつけましょう。
3周目までは解説見て理解できる学習を行い、それ以降から自力で再現できるか勝負だと思います。
英解釈で意識すること
- 模範解答を信じすぎない
- 構造を使って文意を把握していく
- 分からない単語はメモして覚えておく
特に模範解答のような100パーセントの解答を目指すと大変です。
英解釈の模範解答は、英語が得意な大人たちが長時間話し合って完成されたものです。
個人的に、テスト時間内にそれ相応の答えを書ける高校生はかなりすごいと思います。
周りの受験生も同様なため、周りと差がつかない解答ができていれば、気にする必要はありません。
その③:基礎英文問題精講はいつから使う?
基礎英文問題精講は、以下の時期に始めるのがおすすめです。
おすすめの開始時期
- 英語が得意な人:英文法の勉強終了後
- 英語が苦手な人:解釈の参考書を1冊してから
- 受験生:高3夏休み以降から始める
英語が得意な人でも、英単語・英熟語・英文法の学習後に行うことがおすすめです。
しっかりと基礎を固めておくと、解説を見たら理解できる状態になっていると思います。
英解釈勉強のために、7周くらいして構造把握に慣れていった記憶があります。
英解釈対策をする時期は早い方がいいですが、高校3年生秋頃までに覚えておけば、大丈夫です。
やることができていないのに、焦っても得られる効果は少ないので、前から終わらせていきましょう。
基礎英文問題精講のレベル
最後に、基礎英文問題精講のレベルを紹介します。
- 基礎英文問題精講がおすすめな人
- 基礎英文問題精講の時間の目安
順番に解説していきます。
その①:基礎英文問題精講がおすすめな人
基礎英文問題精講がおすすめな人は、以下の通りです。
- 英解釈の対策が必要な人
- 英文法の基礎確認したい高校3年生
- 英解釈のレベルを上げたい難関大志望受験生
英解釈は感覚的な要素もありますが、使われている構造から文意を取っていくことが重要です。
ただ、1文だけ抜粋されていることも多く、前から推測することができないのがデメリットです。
そのため、構造だけに特化した学習を行うことが可能になります。
反対に英語の基礎ができていない人や英文法に苦手意識がある人にはおすすめしません。
基礎英文問題精講は難しいため、苦手な人が行うと、途中で挫折してしまう可能性も十分にあります。
もし基礎問を使用するならば、しっかりと質問できる環境を用意してから挑みましょう。
基礎英文問題精講のレベル
- 偏差値55〜
- 共通テスト7割程度
- 標準〜レベル
基礎問は、色々な難解な解釈問題に対応するための参考書なので、初学者が利用する参考書ではありません。
基礎の部分が固まってきて、難しい文章を読むコツが知りたい際に利用するのがおすすめです。
その②:基礎英文問題精講の時間の目安
基礎英文問題精講は、全部で70章ある英解釈メインの参考書です。
とにかく最初の段階は浅く広く学習するために、1日3ページ以上進めるのがおすすめです。
おすすめの時間の目安
- 1週目は、とにかく早く全体を通す
- 2〜3周目以降は、分からない問題の解説を見る
- 4周以降から1日7章以上通すスピードで
早い人でも2ヶ月以上はかかるため、夏休み終了から始めましょう。
ただし、他の受験科目の勉強もしているため、なかなか英解釈に時間を確保できないのが現状です。
僕の場合は、英単語と英文法が終わるまで長文・解釈対策をしないと決めて勉強していました。
夏休み頃・以降に英文解釈や長文や英作文の対策をメインにするために、それまでは基礎を固める認識でOKです。
まとめ:英構造を意識して勉強する
「基礎英文問題精講の使い方」を紹介しました。
この参考書があれば、大学受験レベルの英解釈を抑えることは可能です。
どのような構造になっているか理解しながら進めるようにしましょう。
最初のうちは、構造を掴むことが難しいかもしれませんが、理解できるまで繰り返しましょう。
何度か繰り返すことで理解できるようになれば、特に問題はありません。