理科基礎のどの科目を選べば、OKでしょうか。独学・文転するなら理科基礎はどの組み合わせがおすすめですか。
こんな疑問に答えます。
この記事では、「理科基礎4科目のおすすめな人」を紹介します。
現在、理科基礎のどれを勉強しようか悩んでいる人に読んでほしい記事となっています。
最後までお読みいただくと、独学・文転の際にはどの科目がおすすめなのかも知ることができます。
ではさっそく見ていきましょう。
理科基礎4科目の基本的情報
まずは、理科基礎4科目の基本的情報を紹介します。
- 国公立文系志望の人が主に受験する
- 短期間で高得点が確保しやすい科目
それぞれ説明していきますね。
その①:国公立文系志望の人が主に受験する
理科基礎は、国公立文系志望が利用することがほとんどです。
国公立文系で必要な科目
- 英語
- 国語
- 社会2つ
- 数学1A2B
- 理科基礎2科目
私立文系専願の人は、理科基礎で受験することはないです。
また理系の人だと、理科基礎ではなくて、理科の勉強をすることになります。
理科基礎は、国公立文系志望のための科目と思ってもらえればOKです。
みなさんもご存知の通り、受験に必要な科目が多くなってしまいます。
上記の科目は文転した僕が実際に使っていた科目ですが、おそらく似通った形になるはずです。
学校があるときに、共通テストの科目全部を毎日勉強することは不可能に近いです。
そのため、1週間に1回だけでも触れたらOKという基準を設けていました。
長期休みには、苦手科目を毎日触って苦手を潰していくことを心がけていました。
限られた時間の中、できる限り尽くすために、2次だけでなく共通テスト科目にも時間を割きましょう。
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その②:短期間で高得点が確保しやすい科目
理科基礎は他の科目に比べて、短期間で高得点が確保しやすい科目と言われています。
共通テストの社会は、理科基礎ではなく、理科と同じくらいと思っておくのが良いです。
ちなみに理科基礎は、理科の1割ほどの範囲しか触れていないと言われています。
範囲や内容が比較的簡単な分、他の科目と比べて短期間で大丈夫と言われるのはこのためです。
9割超えの高得点を1ヶ月で目指すことはなかなか難しいです。
ですが、1ヶ月真剣に理科基礎を勉強すれば、7割を超えることのできる科目だと思います。
短期間で7割超えれる科目
- 漢文
- 理科基礎2科目
- 政治経済
- 地理
英語や数学だと、7割取るには時間がかかりますが、理科基礎は7割までは容易にいける科目です。
反対に英語・数学は、7割超えると安定して維持できる科目ではあります。
7割から8〜9割に上げていくには、少し時間がかかるので、まずは7割目指して勉強しましょう。
僕も化学基礎を勉強していましたが、7割台を維持している時期から9割へと伸びていきました。
理科基礎4科目がおすすめな人紹介
次に、理科基礎4科目がおすすめな人を紹介します。
- 生物基礎:暗記問題が多く、暗記が得意な人
- 化学基礎:暗記と計算問題がほとほどの割合が良い人
- 地学基礎:最低限の知識を抑える勉強が良い人
- 物理基礎:数学よりの科目で演習が得意な人
順番に解説していきます。
生物基礎:暗記問題が多く、暗記が得意な人
生物基礎は、理科基礎の中で1番暗記の割合が多い科目です。
そのため、暗記することが苦痛ではない人や他の科目に余裕がある人がおすすめです。
理科基礎の中でも、受験者数が1番多くなっており、短期間の暗記向けの科目です。
文系で計算問題が得意ではない人も生物基礎の暗記なら、手出しすることは可能でしょう。
化学基礎:暗記と計算問題がほとほどの割合が良い人
化学基礎は、暗記と計算問題というふうに分かりやすく分けられています。
まずは、基本事項の暗記を行い、そこから計算問題などの演習に移行していきましょう。
暗記事項だけで7割ほど確保できるので、先に暗記だけ勉強するのがおすすめです。
それによく出題される範囲も絞られているため、範囲を絞って勉強することを心がけましょう。
地学基礎:最低限の知識を抑える勉強が良い人
地学基礎は中学校での学習内容と被りが多くて、最低限の知識を抑えれば得点を上げることが可能です。
暗記が少ない分、覚えた知識を利用して考える問題が多数出題されます。
受験科目が多い国公立文系だからこそ、覚えることが少ないのはありがたいです。
他の理科基礎の科目よりも短期間で学習することが可能と言われており、受験期最後の方に仕上げたい人におすすめです。
物理基礎:数学よりの科目で演習が得意な人
物理基礎は、他の科目よりも問題数が少なく、満点が狙いやすい科目です。
ただ、そこまで勉強するには、イメージが掴めなければ相当な時間がかかります。
その間に他の科目の暗記をしてしまった方が効率が良いことは間違いありません。
数学などの自分で考えて問題を解くことが解く人にはおすすめの科目です。
理科基礎のおすすめな組み合わせ
最後に、理科基礎のおすすめな組み合わせを紹介します。
- 基本は、化・生or地・生がおすすめ
- 物理基礎を独学するのはおすすめしない
- 文転したなら、理系の頃に触っていた科目を利用
順番に解説していきます。
その①:基本は、化・生or地・生がおすすめ
理科基礎の選択の基本は、化学基礎・生物基礎が一般的だと言われています。
理由は、学校の授業で選択できるのが、主にその2科目だからです。
文理選択で、地学・物理の基礎を選択できないため、必然的にこの科目になりがちです。
また、計算・思考関連が苦手な人は、生物基礎・地学基礎を選ぶこともあります。
暗記が得意ならば、生物基礎・地学基礎で得点を重ねることは可能です。
ただ、社会科目2科目でも暗記をしないといけないので、暗記量には注意が必要です。
テスト直前に社会科目の暗記をすることになるので、理科基礎の暗記は早いうちからやっておきましょう。
その②:物理基礎を独学するのはおすすめしない
個人的にですが、物理基礎を独学することはおすすめしません。
実際に勉強してみて、難しいというわけではないのですが、理解までに時間が他よりも多くかかります。
物理基礎の根本を理解しようとするならば、他の科目で暗記してしまった方が早いためです。
もちろん、一度根本を理解してしまえば、暗記も少なく、高得点が維持できる科目です。
物理基礎だと満点を狙える科目で、実際に僕も共通テストでは満点でした。
ただそれは、教え方の上手な先生に出会ったからであって、独学とは言えない状態でした。
化学基礎や生物基礎は自分でもどうにかなるかと思いますが、物理基礎はそうではない人が多いです。
人に教えてもらいながら、物理基礎に取り組むならOKですが、先生の相性もあるかと思います。
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その③:文転したなら、理系の頃に触っていた科目を利用
もし文転をしたならば、できる限り理系の頃に選択していた理科の科目のまま理科基礎を行いましょう。
理科基礎はそのままの方が、他の科目に力を割くことができ、合格の確率が高まります。
ちなみに僕は化学・物理を選択していたので、そのまま化学基礎・物理基礎をしていました。
自分で勉強しないといけない科目
- 社会の2つ目:日本史・世界史・地理・倫政のどれか1つ
- 国語の記述:現代文・古文・漢文の必要なもの
国公立理系から文系になると、社会を1科目丸々勉強しないといけません。
全く触っていない科目が増えるため、理科基礎の内容を変えて1から勉強すると、よりハードになります。
まとめ:理科基礎に負担をあまりかけないように!
「理科基礎それぞれのおすすめな人」を紹介しました。
他の受験科目の現状と志望校の配点によって理科基礎科目を選択するのが普通です。
ただ、独学・文転など事情がある人は、選択に文句を言わずに勉強しましょう。
理科基礎の配点はそこまで大きくはないので、英数国などの2次に必要な科目の勉強メインで行いましょう。
理科基礎は、負担をあまりかけずに、勉強することを意識しておきましょう。