大学受験の英文法の4択問題が対策ができる本を知りたいです。
こんな疑問に答えます。
この記事では、「頻出英文法・語法問題1000の使い方」を紹介します。
現在、英文法対策をしたいけど、どの参考書を使えばいいか悩んでいる人に向けての記事ともなっています。
もちろん、実際に頻出英文法・語法問題1000を使っている方にもおすすめの内容です。
僕が実際に使っていた参考書で、参考になる部分も多くあるので、最後まで読んでいただけると幸いです。
ではさっそく見ていきましょう。
頻出英文法・語法問題1000とは?
まずは、頻出英文法・語法問題1000の特徴を紹介します。
- 頻出英文法・語法問題1000の基本的情報
- 頻出英文法・語法問題1000はいらない?
順番に解説していきます。
その①:頻出英文法・語法問題1000の基本的情報
「頻出英文法・語法問題1000」は桐原書店が出版している参考書です。
英文法1000の概要
- おすすめの人:英文法問題のレベルを上げたい人
- ページ数:367ページ
- 費用:1,518円
- 進めるペース:過去問解く時期までに完成
- 注意点:何度も繰り返して知識を定着
英文法と語法に特化した問題が100題載っているボリューミな参考書です。
頻出英文法・語法問題1000は問題数が多く、問題演習よりはインプットに適しています。
この本を最初からするというよりは、薄めの文法の本で全体像を掴んでから行いましょう。
ただセンター試験から共通テストに変化し、文法問題の出題がなくなったので、ほどほどの学習でOKです。
また、頻出英文法・語法問題1000以外にも、おすすめの英文法インプットメインの参考書があります。
- Next Stage 英文法・語法問題
- 総合英語 Evergreen
上記の参考書は比較的分厚い英文法の参考書なので、志望校の問題形式を確認してから行いましょう。
過去問で文法問題が大問単独で存在しないならば、わざわざ時間をかけて取り組む必要はないです。
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英文法参考書Vintageの使い方を解説【英文法対策の土台に】
その②:頻出英文法・語法問題1000はいらない?
頻出英文法・語法問題1000は英文法対策のため、やる意味があるのと思う方もいるでしょう。
特に国公立志望の受験生だと、英文法対策を丁寧にする必要があるのかと、疑問ポイントもあるでしょう。
正直、英文法1000などの分厚い文法書を使う必要がない人もいるのが事実です。
少し前までのセンター試験では、英文法問題が25%ほど占められていたため、国公立志望でも対策必須でした。
しかし、併願校の私立大学では文法問題が出題されていることが多く、基礎固めになること間違いなしです。
どの文法問題が来ても、知識で解ける状態にすることが必要です。
ただ、必ずしも頻出英文法・語法問題1000で対策する必要はないかなと思います。
自分の志望校の問題に対応できるレベルになっていれば、結果として問題ありません。
むしろよくある失敗として、参考書でのインプットばかりになり、実際の入試問題に手が出ないことです。
頻出英文法・語法問題1000の使い方
次に、頻出英文法・語法問題1000の使い方を紹介します。
- 頻出英文法・語法問題1000の内容
- 頻出英文法・語法問題1000の使い方
- 頻出英文法・語法問題1000はいつから使う?
順番に解説していきます。
その①:頻出英文法・語法問題1000の内容
頻出英文法・語法問題1000では、1000以上の文法関連の問題が載っている暗記用の参考書です。
ただこの参考書は、文法・語法がメインで用意されている参考書です。
内容としては、英文法・語法を寄せ合わせた参考書となっています。
志望校で文法問題が多く出ているか確認をを行い、何周も利用し、知識を深めていきましょう。
解答も個人的には分かりやすい内容ですが、他の参考書で基礎を固めてから利用するのがおすすめです。
その②:頻出英文法・語法問題1000の使い方
英文法1000は、分厚い参考書で1周あたりの時間がかなりかかる参考書です。
演習用として利用するのもよいですが、基本的にはインプット用の教材として利用しましょう。
英文法1000は分厚い参考書のため、2周目以降にペースアップできるかが肝心です。
その上、難しい部類の問題が多く紛れ込んでいるため、初見で手が出ない問題が多々あります。
1周目は、基本的に答えを見ながら解説を理解できるか確認することができれば問題ありません。
英文法暗記で意識すること
- 解説を見て理解できるか
- 答えだけでなく根拠も覚える
- 覚えた根拠を演習で思い出せるか
- 上記の勉強法で最低5周以上行う
1回目で解けなくても、何回かこなすことで根拠を覚えれたら特に問題はありません。
むしろ、解き方を知らない状態で次々と進んでいく方が危険です。
その③:頻出英文法・語法問題1000はいつから使う?
英文法1000は、以下の時期に始めるのがおすすめです。
おすすめの開始時期
- 英語が得意な人:高3の夏休みには開始
- 英語が苦手な人:夏休み以降
- 受験生:難関私立志望者のみでOK
英語が得意な人でも、高校3年生の夏休み頃から学習開始できればOKです。
しっかりと学んできた基礎・標準知識を確認しつつ、入試レベルで問われる英文法の知識を吸収していきましょう。
僕の場合、Vinatgeを使った後に、この本を利用しました。
秋頃までに載っている内容を自分なりに根拠を使って解答できるレベルになると十分です。
頻出英文法・語法問題1000のレベル
最後に、頻出英文法・語法問題1000のレベルを紹介します。
- 頻出英文法・語法問題1000がおすすめな人
- 頻出英文法・語法問題1000の時間の目安
順番に解説していきます。
その①:頻出英文法・語法問題1000がおすすめな人
頻出英文法・語法問題1000がおすすめな人は、以下の通りです。
- 2次試験に文法が大問出題される難関私立志望受験生
- 英文法と語法に特化して勉強したい人
- 英語に苦手意識がなく、基礎を終えた人
英文法はよく暗記とか言われることはありますが、知識があるだけで解けることも多いです。
特に英文法は語法を知っているだけで、一瞬で解けてしまう問題も多数あります。
実際に僕が受験生のときも、一瞬で根拠まで見つけて問題を解くように心がけていました。
その分、時間のかかる英長文に時間を割くことができ、有利に入試問題を解くことが可能になります。
反対に英語の基礎ができていない人や英文法に苦手意識がある人にはおすすめしません。
英文法1000は分厚いため、苦手な人が行うと、途中で挫折してしまう可能性も十分にあります。
もし英文法1000を使用するならば、しっかりとやることを積み重ねてから挑みましょう。
英文法1000のレベル
- 偏差値55〜
- 共通テスト7割程度
- 標準〜レベル
英文法1000は、色々な文法問題に対応するために利用するので、初学者が利用する参考書ではありません。
基礎の部分が固まってきて、より詳しく英文法を理解・暗記する際に利用しましょう。
その②:頻出英文法・語法問題1000の時間の目安
頻出英文法・語法問題1000は、全部で1000問以上ある問題数の多い参考書です。
とにかく最初の段階は浅く広く学習するために、1日1時間で進めるところまで進めるのがおすすめです。
おすすめの時間の目安
- 1週目は、とにかく早く全体を通す
- 2〜4周目以降は、分からない問題の解説を見る
- 5周以降から1日1章以上通すスピードで
早い人でも2ヶ月以上はかかるため、遅くとも夏休みまでに1周終わるペースで進めていきましょう。
ただし、他の受験科目の勉強もしているため、英文法ではなく、英長文対策に時間を割く方がいいかもしれません。
英文解釈ができるくらいの文法は、この本を使うにはオーバーすぎる印象です。
夏休み頃・以降に英文解釈や長文や英作文の対策をメインにするために、基礎を固める認識でOKです。
まとめ:次は過去問演習でOK!
「頻出英文法・語法問題1000の使い方」を紹介しました。
この本1冊で、大学受験レベルの英文法を抑えることが可能です。
ただ分量が多いため、時間をかけて何度も繰り返すことが必要です。
頻出英文法・語法問題1000などの分厚い参考書を使うと、最初の頃は全然覚えられない状態になりがちです。
その分、知識の関連性が見えやすいので、理解できたら武器になります。