共通テストの物理基礎の対策に手がつかない。1冊で基本が完結する本が知りたいです。
こんな疑問に答えます。
この記事では、「きめる!共通テスト物理基礎の使い方紹介」を紹介します。
現在物理基礎を始めたいけど、どの参考書を使えばいいか悩んでいる人に向けての記事ともなっています。
ではさっそく見ていきましょう。
前提:きめる!共通テスト物理基礎を使う前に
まずは、きめる!共通テスト物理基礎を使う前に大切なことを紹介します。
- 教科書+ワークでも問題ない
- 文系で物理基礎を受験することは?
順番に解説していきます。
その①:教科書+ワークでも問題ない
物理基礎の勉強は、必ずしも参考書を用意する必要はありません。
以下の画像のように、根本を確実に理解できれば何を使っても問題ありません。
もし参考書を買わずに、教科書とワークのみで理解できていると感じるならば、過去問演習に進みましょう。
特に物理を勉強していた人ならば、教科書だけで書いていることが理解しやすいでしょう。
インプットができているなら、アウトプットの練習をして点数を伸ばしていくこと優先です。
物理基礎に関して言えば、わざわざ参考書を買う必要がない人もいることを知っておきましょう。
ただ、色々と事情がある方もいると思うので、参考書も紹介しておきます。
きめる!物理基礎の概要
- おすすめの人:共通テストの物理基礎対策したい人
- ページ数:348ページ
- 費用:1,540円
- 進めるペース:本番まで何周も利用する
- 注意点:問題の数は少なめ
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物理基礎の出題範囲とおすすめの参考書!【文転した学生がメイン】
その②:文系で物理基礎を受験することは?
文系の理科基礎選択で、物理基礎を選択している人は1番少ないです。
共通テスト生物基礎受験が12万人に対して、物理基礎受験は2万人ほどとなっています。
高校の理科の科目選択で、物理基礎を選べないことも多いです。
物理基礎は暗記できれば簡単ですが、根本の暗記が他科目よりも時間がかかってしまいます。
理科基礎に時間をかけたくないと思っている学生が多いからこそ、物理基礎は微妙な位置付けになります。
公式や根本を理解することさえできれば、満点を狙える科目ですが、1から独学することがおすすめしません。
きめる!共通テスト物理基礎の特徴
次に、きめる!共通テスト物理基礎の特徴を紹介します。
- 有名先生の授業を実際再現している
- 別冊に要点集が用意されている
- 図の書き方に焦点が当てられている
順番に解説していきます。
その①:有名先生の授業を実際再現している
「きめる!共通テスト」シリーズでは、有名な先生の授業を再現してテキストが作られています。
話し言葉メインで作られており、理解に苦しむことも少ないのが講義形式の参考書の特徴です。
全科目色々な先生がその科目を詳しく解説しているテキストとなっています。
実際に授業を聞くのは一回だけですが、何度も繰り返してできるところも強みです。
それに加えて、話していることを聞くよりも、文字を見ることは早くできるので、学習スピードも上がります。
普段1時間の授業で勉強する範囲を、本で30分ほどで確認できると、その分演習できる時間が増えます。
とにかく全体像を一度早く掴みたい人こそ、講義系の参考書はおすすめです。
その②:別冊に要点集が用意されている
「きめる!共通テスト」シリーズでは、メインの参考書とは別に要点集が用意されています。
つまり、共通テスト本番の際にこれだけ持っていけば、荷物を減らすことができます。
受験当日に持っていくべき持ち物
- 受験票
- 筆記用具(消しゴム2つ用意?!)
- 身分証明書
- 時計
- お金(交通費とご飯代)
- 参考書(1教科につき1つまで)
- まとめプリント
- 折り畳み傘
- スマホ・飲み物
- 防寒着やカイロ
上記のように、受験当日に持っていくべきものは意外とたくさんあります。
全科目の参考書を全部持っていけば、たくさんの量になってしまいます。
持っていく荷物が多すぎると、ちょっとしたことでストレスに感じてしまいます。
カバンの中が汚いと、受験票などの大切なものが紛失してしまうかもしれません。
受験当日に向けて1冊要点ノートを持っておくと、直前も焦ることなく過ごせるかと思います。
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大学受験の入試前にやっておくことのロードマップ
その③:図の書き方に焦点が当てられている
きめる!共通テスト物理基礎は、図の描き方に焦点が当てられている参考書です。
物理基礎は、図を描くことでかなり問題が解きやすくなる科目です。
普段から図をイメージして考えることを習慣することが素早く問題に取り掛かれます。
特に力学や波の範囲では、図を多用することが多いので、図を使いながら考えることは大切です。
きめる!共通テスト物理基礎の使い方
次に、きめる!共通テスト物理基礎の使い方を紹介します。
- 答えよりも流れ・理屈の理解に努める
- 力学ではなく、熱力学から勉強するのもあり
- 実際に演習して、知識の定着を深める
順番に解説していきます。
その①:答えよりも流れ・理屈の理解に努める
物理基礎では、答えの暗記よりも解答の流れや理屈の暗記を行いましょう。
数学のように答えだけ覚えてしまい、数値が変わるだけでできなくなる現象を防ぐためです。
大学受験では覚えることも増えているので、どの科目も根本を理解する学習を努めましょう。
そのため、勉強する早さよりも、1つ1つの学習の濃さを意識して勉強をしましょう。
最初のうちは、なかなか理解できない部分もあるかと思いますが、焦らず1つ1つ確実に理解していくことが大切です。
根本を理解していけば、問題の出題形式が少し変わったくらいだと、意外と対応できることが多いです。
あとは演習量を増やして、対応できるパターンを増やしていけば、問題ありません。
ただ、物理基礎だと使う公式は限られているので、どのように使うかできていれば大丈夫です。
その②:力学ではなく、熱力学から勉強するのもあり
物理基礎では、力学という範囲が半分を占めており、その力学が1番難しいと言われております。
実際に僕も物理基礎を勉強していましたが、力学分野の習得に1番時間がかかった記憶があります。
きめる!共通テスト物理基礎では、2章の熱力学の熱量の保存という分野から開始するのがおすすめです。
まずはできる範囲を確実にすることで、共通テスト形式の模試でも点数を取れます。
模試に限らず、受験勉強にも期限があるからこそ、簡単にできそうな部分から取り組みましょう。
模試で少しでも点数が上がったら、やっぱり嬉しいので、できる範囲を優先して行いましょう。
その③:実際に演習して、知識の定着を深める
きめる!共通テスト物理基礎は、主にインプット用の参考書です。
そのため、実際の共通テスト形式の問題集でアウトプットしていくべきです。
まずは、共通テストの過去問から行い、基本事項のインプットがしっかりとできているか確認に使いましょう。
共通テストの形式に慣れるのは、過去問ではなく、その後に行う予想問題集でOKです。
暗記したことが定着していると確認できれば、過去問を演習慣れに使いましょう。
予備校のHPで共通テストの過去問を確認できるので、そちらで用意するのも問題ないです。
まとめ:物理基礎は答えよりも理屈を抑えよう!
「きめる!共通テスト物理基礎の使い方」を紹介しました。
他の科目の勉強もあるので、物理基礎の共通テスト対策は最小限の本で行いましょう。
正直、物理基礎の勉強は参考書の数よりも理屈を抑えることが大切です。
ただ単に答えだけ覚えてしまっても、理屈が理解できていなければ、あまり意味がありません。
あれこれと手を出すよりも、根本の理解を中心に1つずつ勉強していきましょう。