政経の出題範囲とおすすめの参考書を教えてください。政経を勉強するときの注意点も知りたいです。
こんな疑問に答えます。
この記事では、「政経のおすすめの参考書」を紹介します。
政経を勉強している人だけでなく、政経を勉強しようか悩んでいる人にも読んでほしい記事となっています。
最後までお読みいただくと、政経を勉強する上での注意点も知ることができます。
ではさっそく見ていきましょう。
政治・経済の出題範囲【共通テスト版】
政治経済の範囲は、以下のようになっています。
第1講 政治分野
- 第民主政治の思想と原理
- 日本国憲法と各国の政治制度
- 基本的人権の尊重
- 日本の政治機構
- 地方自治・国際政治
第2講 経済分野
- 資本主義と社会主義
- 株式会社・独占禁止法
- 国民所得と経済成長
- 通貨・金融・財政
- 戦後の日本経済
- 労働問題・社会保障・国際経済
実際の政治経済の共通テストでは、大問が4つあります。
配点は1問3〜4点ほどで、大問1つごと25点ほどの問題です。
共通テスト倫政は大問が7つで、政経は3つほど占めています。
そうは言っても、倫理で50点分で政経で50点分の割合なので、バランス良い勉強が求められています。
また政経には、政治分野と経済分野というふうに2つの分野に分かれています。
政治・経済分野について
- 政治分野:法律・民主主義・地方自治など
- 経済分野:物価・経済成長・金融の仕組みなど
実際の共通テスト政治経済でも、2つの範囲が半分ずつ出題されています。
まずはどちらでもいいので、自分の得意な分野の学習から始めていきましょう。
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政治・経済のおすすめの参考書
次に、政治経済のおすすめの参考書を紹介します。
- 蔭山の共通テスト政治・経済
- マーク式基礎問題集政治・経済
- 共通テストの過去問・予想問題集
順番に解説していきます。
おすすめ①:蔭山の共通テスト政治・経済
共通テストの政経対策を少ない参考書で済ませたい人におすすめの1冊です。
蔭山の政経の概要
- おすすめの人:共通テストの政経対策したい人
- ページ数:400ページ
- 費用:1,650円
- 進めるペース:1日1講以上×23講
- 注意点:1周目で完璧にしようとしない
この参考書はカラーで、対話形式の参考書です。
ただし、演習問題はかなり少ない部類で、3周目終了以降は演習に入っていきましょう。
大抵の人は、学校の授業よりも自分で勉強することが基本となります。
もし政経を独学することになる人は、この参考書の全体像をささっと掴むことから始めましょう。
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蔭山の共通テスト政治・経済の使い方紹介【共通テスト対策に1冊】
おすすめ②:マーク式基礎問題集政治・経済
政治経済では過去問を解く前に一度マーク式の問題集を挟むことをおすすめします。
政経マーク式の概要
- おすすめの人:共通テストの政治経済のインプットを確認したい人
- ページ数:228
- 費用:1,100円
- 進めるペース:1回30分(最低3年分を目安に)
- 注意点:本番よりも少し易しめに設定されている
ここでは、実際に暗記したことがしっかりとアウトプットできているか確認しましょう。
掲載されている問題も比較的容易なため、覚えれていない内容をインプットも同時にしましょう。
足りていない部分を参考書も使いながらインプットし、知識を定着させていきましょう。
政経では堅苦しい内容が多く、過去問よりも一度比較的容易な問題集を挟むことでスムーズに進むと思います。
おすすめ③:共通テストの過去問・予想問題集
政経の内容を問題集を通して理解できた人は、実際に過去問を解いてみましょう。
共通テスト政経の概要
- おすすめの人:インプットできているか確認したい人
- ページ数:464ページ
- 費用:1,210円
- 進めるペース:1回60分×9回分収録
- 注意点:最初は6割以上あればOK
共通テスト過去問は演習に慣れるためよりも、覚えたことが定着・活用できているかに使いましょう。
もちろん暗記したことが定着していると確認できれば、演習のために使ってOKです。
はじめて過去問を解く際に6割ほど理解できて得点できていれば上出来です。
そこからインプットとアウトプットを同時に行い、得点を徐々に伸ばしていきましょう。
政経の問題集の概要
- おすすめの人:共通テストの政経の演習慣れをしたい人
- ページ数:各参考書による
- 費用:1000円程度
- 進めるペース:1回30分〜(最低3年分を目安に)
- 注意点:本番よりも少し難しめに設定されている
ここでは、実際に暗記したことがアウトプットできているか確認しましょう。
しっかりと実力が出せていると分かったら、何年分もする必要はありません。
足りていない部分を参考書でインプットし、知識を定着させていきましょう。
新しい問題を何年分か解いて、同じくらいの点数で伸び悩んできたら、インプットメインに切り替えることがおすすめです。
政治・経済を勉強する上での注意点
最後に、政治・経済を勉強する上での注意点を紹介します。
- 政治経済の勉強をいつから開始するか
- 過去問の内容が古い場合がある
- 先にどの分野からするか決めておく
順番に解説していきます。
注意点①:政治経済の勉強をいつから開始するか
政治経済の勉強開始時期は、文系・理系によって変わってきます。
- 理系:夏休みから開始
- 文系:理科基礎終了後に地歴か政経開始
理系の受験生は、まずは2次科目の勉強を優先しましょう。
1学期のうちは、理科の勉強をメインに行い、夏休みに入ってから地理の勉強をすればOKです。
反対に文系の学生は、範囲が少ない理科基礎の勉強が終わり次第、社会1つ目として取り組みましょう。
理科基礎は、他の教科に比べて範囲が少なく、早い段階で7割以上確保できます。
理科基礎は出題範囲が少ない分、夏休み前から得点源となり、受験においてのモチベーションを維持しやすいです。
受験勉強はモチベーションを維持するのが難しいため、得点源になる科目を早い段階に持っておきましょう。
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注意点②:過去問の内容が古い場合がある
昔の過去問を解いていると、法律が変わってしまい、内容が少し違うこともあります。
共通テストだけでなく、センター試験の過去問も解こうと思っている人は注意が必要です。
実際に議員の数が変化しているため、答えを見たら間違えていたけど、今だと合っていることもあります。
過去問を解くことも大切ですが、しっかりと内容を抑えているかという目的を持って行いましょう。
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注意点③:先にどの分野からするか決めておく
政治経済を受験する人だけでなく、倫政を勉強する人は先にどの範囲から勉強するか決めておきましょう。
おすすめとしては、倫理→経済分野→政治分野が時期と効率を考えておすすめです。
特に倫理分野は、身の回りのことではなく、覚えるのに時間がかかります。
倫理が受験に必要ない人は、政経の経済分野からでOKです。
正直、政治分野が好きな人は政治分野から始めて問題ありません。
ここで重要なのは、1つずつやることを決めて終わらせていくことです。
一気に全部しようとすると、なかなか手がつかず、進んでいる実感もありません。
まとめ:1つずつ課題をなくしていこう!
「政治・経済のおすすめの参考書」を紹介しました。
政治経済だけでなく、倫政が共通テストで必要な人は特にやらないといけないことが多いです。
実際に勉強したからこそ分かるのですが、政経だけに勉強時間を割くことは難しいでしょう。
正直時間を費やすべき科目は、2次試験の記述のある英数国などがメインだと思います。
そのためには、目標を細分化して1つずつ片付けていくことがベストです。