医療関係の学部に興味があります。どんな学部があるか、教えてほしいです。
こんな疑問に答えます。
この記事では、「医療系学部で学べる内容」を紹介します。
僕は、志望学部を3回変えてきています。
人よりも学部で悩んだため、信ぴょう性はあるかと思います。
記事の途中では、各学部でおすすめの学生の特徴もまとめています。
最後まで読み、医療系学部を少しでも理解していただければ、幸いです。
医療系学部で学べる内容
最初に、医療系学部で学べる内容を紹介していきます。
- 医学
- 看護
- 薬学
- 歯学
1つ1つ解説していきます。
医療系学部で学べる内容①:医学
医療系では医学を学べますが、必ずしも人間の医学ではありません。
医学以外にも、動物を勉強する獣医学というものも存在します。
また、医学の勉強は、基本的に2つの分野に分かれています。
- 基礎医学:体の構造や臓器の役割などの勉強
- 臨床医学:病気の原因を突き止めるための勉強
どちらも大切な勉強で、2つともしっかりと学ぶことになります。
そして人間相手でも、動物相手でも同様に学習していきます。
医療系学部で学べる内容②:看護
看護で学べる内容は幅広く、身体の仕組みから病気の症状を勉強します。
その上、患者の心を理解するために心理学などを学ぶこともあります。
患者に寄り添うならば、コミュニケーションが大切です。
看護師は、医者と患者との橋渡しの存在になります。
そのため、勉強だけでなく、コミュニケーションも意識しましょう。
医療系学部で学べる内容③:薬学
薬学も基本的なことは医学と同じですが、違いは薬がメインの点です。
ですが、医学分野と協力しつつ、患者を助けるのは同じことです。
ウイルスのワクチンを作るなどの研究分野もあります。
患者には直接関わらないものの、日々の生活に関わってきます。
医学よりも患者との距離が空きますが、必要な分野なのは事実です。
医療系学部で学べる内容④:歯学
身体の部位で、歯だけは完全に独立しており、歯学部も存在します。
昔の名残で、歯の痛みがあれば、抜いたそうで、医療とは別の扱いでした。
シンプルに痛そうで、少し怖いような気持ちになります。
歯学部は、知識だけでなく、実習も大切な学部です。
授業も実習が多く、歯科医師になるには、6年間かかります。
歯科医師の補佐の歯科衛生士には、4年間でなれます。
学生の立場からしたら、早く働いてお金を貰いたいでしょう。
ただ、医療分野ということもあり、医学部と同様に6年必須です。
医療系学部の3つのあるある
次に、医療系学部に入るとあるあるを紹介していきます。
- 周りに医療従事者が多い
- 実習やレポートが大変
- 周りから安泰と言われる
1つ1つ解説していきます。
医療系学部のあるある①:周りに医療従事者が多い
医療関係に進む学生の周りには、すでに医療従事者がいることが多いです。
親が看護師や兄弟が医学部に所属しているなどという例があります。
特に医学部が顕著で、家族全員が医療従事者のこともあります。
周りに医療関係者がいると、日常会話でそういう話が出てきます。
日常会話中から、医療に対して、興味を持つことがあるのでしょう。
医療系学部のあるある②:実習やレポートが大変
医療系の授業には、実習や実験が存在しています。
実験の中には、朝から夕方まで教室にいないといけないこともあります。
その後、レポートを提出もあり、夜まで潰れることもよくある話です。
ただ、人の命に関わることだからこそ、大切なことです。
僕のいた文系学部だと、長時間の実験はないため、驚きです。
2時間ほど拘束されたら、好きなことをできるのが日常でした。
医療系学部のあるある③:周りから安泰と言われる
医療関係の学生は、周りから将来安泰と言われるのもあるあるです。
ただ、本人からしたら、そうではないケースもあります。
〇〇大の医学部志望なのに、□□大の医学部に入学があります。
また、とりあえず、薬学部に入ったケースも存在しています。
入学しても、自分が本当にしたいことができていない人もいます。
どういう人が医療系学部におすすめなのか?
次に、医療系学部がおすすめの方の特徴を紹介していきます。
- 医者か研究員になりたい人
- 困ってる人を身近で支えたい人
- 体の内部を薬を通して学びたい人
- 歯関係の仕事をしたい人
順番に解説していきます。
医学部がおすすめの人:医者か研究員になりたい人
医学部は、入試の難易度が他の学部よりも高い学部になります。
そして、その上、大学生活が6年間もある学部です。
また、合格したとしても、勉強で大学生活は忙しくなります。
ただ、周りに優秀な人も多く、高め合うこともできる環境でもあります。
医学部を目指すのであれば、不純な動機スタートでも良いです。
ただ、将来医者・研究員として生きていくくらいの覚悟が必要です。
正直、途中で進路を変えることは、問題はありません。
ですが、大学生のうちは、そのくらいの覚悟で勉強する方がよいです。
看護学科がおすすめの人:困ってる人を身近で支えたい人
看護学科では、困ってる人を支えたいと思う人におすすめです。
身近な人が辛い思いをしてたため、目指す人もいる印象があります。
ですが、そんなのがなくても、困ってる人に寄り添いたいならOKです。
そんな美談がなくても、やりたいことに挑戦して良いと思います。
そんなことに気にしていたら、やりたいことができない人生になります。
看護学科といっても、看護師だけではなく、他にも進路があります。
自分の将来像がすでに決まっているならば、そこに向かって進みましょう。
薬学部がおすすめの人:体の内部を薬を通して学びたい人
薬学部では、薬を通して体の構造を勉強したい人におすすめです。
6年間を通して深く勉強するため、周りより安定した地位につけます。
ただ、それまでの6年間はかなり過酷なものになります。
覚える知識がたくさんあり、実習も存在しています。
実際に、薬学部に所属している人の学生生活は、大変そうでした。
その分、薬への知識は増えている印象も感じました。
歯学部がおすすめの人:歯関係の仕事をしたい人
歯学部は、歯に関連する仕事をしたい人におすすめです。
歯学は、虫歯や歯槽膿漏(しそうのうろう)など病気だけではありません。
矯正などアスリートのために、関わることもできる分野でもあります。
また、ホワイトニングなどの美容分野にも関連しています。
歯を綺麗な状態を維持・修正したいと願う人は、一定数存在しています。
そのため、歯に興味がある人はおすすめの学部です。
医療系学部を志望する上での注意点
最後に、医療系の学部を志望する上での注意点を紹介します。
- 6年間通うのが前提
- 私立の学費には注意
- 比較的募集人数は少なめ
順番に解説していきます。
医療系学部を志望する注意点①:6年間通うのが前提
基本的に、医療系の学部は、6年間通わないといけないことが多いです。
- 医学部:6年間
- 看護学科:2〜4年間
- 薬学部:6年間
- 歯学部:6年間
これに加えてm大学院に行くならば、後2年間追加になります。
他学部の学生が大学院を卒業できる年齢で、まだ学部生の状態です。
高校生時点では、知識として持っておくだけで十分です。
好きなことならば、6年くらいどうってことないでしょう。
ただ、見栄のためだと6年間乗り切るのはかなり辛いと思います。
医療系学部を志望する注意点②:私立の学費には注意
医療系の学部の費用は、想像よりも高額になります。
私立理系の120万円より高く、私立医学部だと200万円超えもあります。
それが6年間続くと考えると、より恐ろしい金額になります。
もちろん、国公立大学は、基本的にどこも学費は同じです。
ただ、そこまで大学数は多くないため、受かるのは大変です。
どちらにせよ、勉強することが大事になってきます。
医療系学部を志望する注意点③:比較的募集人数は少なめ
医学部・薬学部・歯学部が募集しているの人数は、少ないです。
私立文系ならば、1000人ほど1学部で取ることもあります。
医療系学部だと、100人以内の学部も多くなります。
その上、医療系の学部がある大学の数は、他学部に比べて少ないです。
国公立薬学部は、全国で20校ほどで、歯学部は10校ほどしかありません。
まとめ:医療系学部がおすすめな人
「医療系学部がおすすめの人」を解説しました。
医療系学部がおすすめな人
- やりたい仕事が決まってる人
- 直接役に立つ仕事がしたい人
- コミュニケーション取りたい人
- 病気に関する研究したい人
医療関係の仕事に関わりたいのであれば、医療系学部はおすすめです。
また、医療に従事するつもりがない人でも、進学は問題はありません。