理学部に行こうと考えています。理学部の注意点・おすすめの人を教えてほしいです。
こんな疑問に答えます。
この記事では、「理学部を志望する注意点」を紹介します。
僕は、高校生の時に、志望学部を3回変えてきました。
人より、学部で悩んでいたため、信ぴょう性はあるかと思います。
記事の途中では、理学部がおすすめの学生の特徴もまとめています。
最後まで読み、理学部のことを理解していただければ、幸いです。
理学部で学べる内容
最初に、理学部で学べる内容を紹介していきます。
- 物理関係の勉強
- 化学関係の勉強
- 生物関係の勉強
- 地学関係の勉強
- 数学関係の勉強
1つ1つ解説していきます。
理学部で学べる内容①:物理関係の勉強
理学部では、物理学の勉強を行います。
- 統計力学や量子力学
- 電磁気学
- 熱学
上記の他にも、原子物理学・素粒子論などが存在しています。
様々な範囲の物理に関する内容を学ぶことができます。
理学部で学べる内容②:化学関係の勉強
理学部では、化学関係の勉強を行うこともできます。
- 物理化学や生物化学
- 無機化学や有機化学
- 量子化学や分析化学
理学部は、実験・レポートも多く、慣れるまでは大変になります。
ですが、高校化学以上に深く学ぶこともできます。
理学部で学べる内容③:生物関係の勉強
理学部では、動物や植物に関する知識も勉強します。
- 分子生物学や細胞生物学
- 動物生理学や植物生態学
- 動物行動学・系統分類学
講義だけではなく、実験・課外学習など幅広い内容があります。
そのため、生物に関心がある学生なら有益に過ごせるでしょう。
農学部でも生物・食べ物を扱うことがありますが、少し違いがあります。
理学部生物学科は、あくまで疑問を追求することが目的になります。
理学部で学べる内容④:地学関係の勉強
理学部では、物理・化学・生物だけでなく、地学を専門に勉強できます。
- 地質学・地球物理学
- 自然地理学
- 天然資源開発・防災科学
理学部の地学分野では、地球とその周辺の惑星の環境を学べます。
高校で地学を選択する人は少なめで、個人的に珍しい内容です。
僕の高校では、物理・化学・生物しか選択肢がありませんでした。
地学は中学生のときに学んだくらいで、身近な分野ではありません。
ですが、地学に興味のある人も一定数いるはずでしょう。
理学部で学べる内容⑤:数学関係の勉強
理学部では理科だけでなく、数学を専門的に勉強を行うことができます。
- 線形代数学
- 幾何学
- 微分積分学
- 情報数学
教科書で勉強するだけでなく、コンピューターで勉強することもあります。
数学を利用して、金融など別の分野にもアプローチすることも可能です。
経済学は、数学が密接に関わってくる分野と言われています。
どの物事も単体で存在しておらず、他分野と密接に関わっています。
何かにこだわることなく、様々な分野を見てみることも大事です。
理学部の3つのあるある
次に、理学部に入るとあるあるを紹介していきます。
- 女子の割合は30%
- 低学年は幅広く勉強
- 変人が集まる学科もある
1つ1つ解説していきます。
理学部のあるある①:女子の割合は30%
理学部の男女比は、女子が30パーセントになっています。
近年では「リケジョ」という言葉を聞くこともあるでしょう。
この場合、理学部の女子のことを示すことが多いです。
リケジョの特徴とは
- 理論的でサバサバな性格
- 勉強には真面目に取り組む
- 好奇心旺盛で1つに追求
- 目標・夢を持っている
男子が多いイメージのある理系ですが、一定数の女子が理学部にいます。
特に、化学学科・生物学科を専攻している女子学生が多い印象があります。
工学部よりも女子の割合は、多くなっています。
もちろん、性別で学びたいことを諦める必要はありません。
あくまで参考程度に捉え、学びたい内容を追求していきましょう。
理学部のあるある②:低学年は幅広く勉強
理学部は、専門科目・内容を勉強・研究をする学部です。
ですが、1年生のうちは、理系科目を幅広く勉強します。
生物学科志望の人でも、物理・化学を触れることがよくあります。
また、教養科目の英語・第二言語を学ぶことがほとんどです。
理学部と言っても、本当に専門に分かれるのは、2年生以降になります。
理学部のあるある③:変人が集まる学科もある
理学部の中でも、特に数学科には変な人が集まりやすいと言われてます。
変な人といっても、周りに理解されないこだわりがあるだけです。
僕自身、変人な人が好きで、プラスだと捉えています。
数学に関わらず、時間を忘れて没頭できる分野があるのは素晴らしいです。
何かに没頭できない世の中だからこそ、より強く思い部分があります。
理学部がおすすめ人の特徴
次に、理学部がおすすめな学生の特徴を紹介していきます。
- 楽しく感じる内容を学びたい人
- 理系科目が圧倒的に好きな人
- 実験することが好きな人
順番に解説していきます。
理学部がおすすめな学生の特徴①:楽しく感じる内容を学びたい人
将来に役に立つことより、自分にとって楽しい内容を学びたい人もいます。
理学部は、そんな思考の持ち主におすすめの学部になります。
将来のために勉強する人がいる一方、自分の興味のために勉強する人もいます。
大学の教授はそれを突き詰めて、仕事にしています。
ちなみに、理学部で学べる大学は日本にたくさんあります。
おすすめ理学部の大学
- 名古屋大学理学部
- 東京工業大学理学院
- 広島大学理学部
- 早稲田大学先進理学部
- 東京理科大学理学部第一部
- 同志社大学理工学部
物事を楽しまないと、継続することは難しいと思います。
結局辞めてしまえば、1からのスタートになってしまいます。
理学部がおすすめな学生の特徴②:理系科目が圧倒的に好きな人
他の科目に比べて、理系科目が好きな人にも、理学部はおすすめです。
その理系科目が、現状1番得意である必要はありません。
ただ、1番好きという感情を持っているだけでも問題はないです。
全国2桁ではないから、得意ではないとかは、関係ありません。
そんなものではなく、この科目をもっと学びたいかという視点が大事です。
ただ、楽しさよりも就職を考えてしまうならば、向いていないと思います。
将来に役に立つ科目が勉強したいならば、他学部を選ぶべきです。
別にどちらの思考が、正解というのは存在していません。
その人に合う思考を基に、選択を行うことが大切になります。
理学部がおすすめな学生の特徴③:実験することが好きな人
理学部では、実験する人が好きな人にはおすすめな学部になります。
ただし、数学科は、実験よりも、参考文献を読んで考えるのが多いです。
実験はないですが、コンピューターを使って学ぶことはあります。
実験が好きでも、拘束時間が長すぎることもあるので、注意が必要です。
また、理学部の大学でも、国公立の方が設備が整ってる傾向にあります。
私立理系よりも、地方国公立の方が研究環境が整ってるかもしれません。
人数が少ない分、1人あたりが使える研究費も多くなります。
理学部を志望する上での注意点
最後に、理学部を志望する上での注意点を紹介していきます。
- 大学院進学する人が多い
- メインは英数理になる
- 専門以外での強みを作る
順番に解説していきます。
理学部を志望する注意点①:大学院進学する人が多い
理学部は、大学院にまで進むことを前提に入学する人が多いです。
理学部で学んだことを活かせる場は、メーカーだけではありません。
メーカー以外にも、多くの卒業生は、他の業界にも進んでいます。
理学部の学生の中には、文系就職する人も存在しています。
そのため、正直その人次第で、どの業界にも行くことは可能です。
ただ、HPから卒業生の進路を確認しておくことは必須です。
理学部を志望する注意点②:メインは英数理になる
理学部の受験科目でメインになる科目は、英語・数学・理科です。
ただし、理科が2科目必須の大学もあり、募集要項の確認をしましょう。
生物科に進むならば、生物は必要で、科目選択も重要です。
そのため、高1から志望学部を決めておくことが大事になります。
国公立理系で必要な受験科目
- 英語
- 国語
- 数学1A2B+Ⅲ
- 社会1科目
- 理科2科目
国公立志望の学生ならば、共テの国社の配点が高くなることもあります。
共テはマーク式になりますが、こちらの科目の勉強も頑張ってください。
理学部を志望する注意点③:専門以外での強みを作る
理学部の就職が気になるが、理学部に進みたい学生もいるはずです。
もしならば、勉強以外のアピールポイントを4年間で作りましょう。
英語などの言語を勉強するのも良いと思います。
コミュニケーションを取れることは、就活では必要な要素になります。
また、勉強やスキルでなくても問題はありません。
ランニングや筋トレなどの運動でも全然ありです。
自分的に頑張りたいものがあれば、打ち込んで過ごすのが良いです。
それが就活のときに、話せるように磨いていけばOKです。
まとめ:理学部がおすすめな人
「理学部がおすすめの人」を解説しました。
理学部がおすすめの人
- 興味ある理系科目を深く勉強したい人
- 座学よりも実験することが好きな人
- 大学院まで勉強することを決めてる人
自分が興味ある内容に深く関わりたいならば、理学部はおすすめです。
実学でなく、何かと言われがちですが、好きな分野を追い求めましょう。
就職のためとばかり追い求めていても、つまらないでしょう。
現在は、やりたいことが決まっていない人が多い世の中です。
やりたいことがあるならば、そのまま突き進んでほしいと願ってます。