大学受験の英文法の対策ができる本を知りたいです。
こんな疑問に答えます。
この記事では、「英文法の参考書Vintageの使い方」を紹介します。
現在、英語の文法対策をしたいけど、どの参考書を使えばいいか悩んでいる人に向けての記事ともなっています。
もちろん、実際にVintageを使っている方にもおすすめの内容です。
僕が実際に使っていた参考書で、参考になる部分も多くあるので、最後まで読んでいただけると幸いです。
ではさっそく見ていきましょう。
英文法・語法 Vintageとは?
まずは、英文法・語法Vintageの特徴を紹介します。
- 英文法・語法Vintageの基本的情報
- 英文法・語法Vintageはいらない?
順番に解説していきます。
その①:英文法・語法Vintageの基本的情報
「英文法・語法Vintage」はいいずな書店が出版している参考書です。
Vintageの概要
- おすすめの人:大学受験の英文法知識を固めたい人
- ページ数:608ページ
- 費用:1,705円
- 進めるペース:秋頃までに8割覚えるスピード
- 注意点:何度も繰り返して知識定着がメイン
高校レベル英文法や会話文関連の問題が1500題以上載っているボリューミな参考書です。
Vintageはかなり問題数が多く、問題演習よりはインプットに適しています。
そのため、その後文法問題を問題集・過去問でアウトプットする作業が必要になります。
ただセンター試験から共通テストに変化し、文法問題の出題がなくなったので、ほどほどの学習を心がけましょう。
また、Vintage以外にも、おすすめの英文法インプットメインの参考書があります。
上記の参考書は比較的分厚い英文法の参考書なので、志望校の問題系統を確認してから行いましょう。
過去問で文法問題が大問単独で存在しないならば、わざわざ時間をかけて取り組む必要はないです。
その②:英文法・語法Vintageはいらない?
英文法・語法Vintageは英文法対策のため、やる意味があるのと思う方もいるでしょう。
特に国公立志望の受験生だと、英文法対策を丁寧にする必要があるのかと、疑問に思うこともあるでしょう。
正直、Vintageなどの分厚い文法書の参考書を使う必要がない人も一定数いるのが事実です。
少し前までのセンター試験では、英文法問題が25%ほど占められていたため、国公立志望でも対策必須でした。
しかし、第一志望の大学で文法問題が出題されている人には、おすすめの参考書であること間違いありません。
どの文法問題が来ても、知識で解ける状態にすることが必要です。
ただ、必ずしも英文法・語法Vintageで対策する必要はないかなと思います。
自分の志望校の問題に対応できるレベルになっていれば、結果として問題ありません。
ただ、Vintageの方がネクストステージよりも知識が豊富なイメージがあります。
よくある失敗として、参考書でのインプットばかりになり、実際の入試問題に手が出ないことです。
英文法・語法 Vintageの使い方
次に、英文法・語法Vintageの使い方を紹介します。
- 英文法・語法Vintageの内容
- 英文法・語法Vintageの使い方
- 英文法・語法Vintageはいつから使う?
順番に解説していきます。
その①:英文法・語法Vintageの内容
英文法・語法Vintageでは、1000個の以上の文法関連の問題が載っている暗記用の参考書です。
この参考書では、文法・語法・イディオム・会話表現などの分野が用意されています。
内容としては、英文法・熟語関連の知識を寄せ合わせたものとなっています。
志望校で文法問題が多く出ているか確認をを行い、何周も利用して知識を深めていきましょう。
解答も個人的には分かりやすい内容ですが、そもそも語彙力がない人には少し厳しいかもという印象があります。
その②:英文法・語法Vintageの使い方
Vintageは、分厚い参考書で1周あたりの時間がかなりかかる参考書です。
演習用として利用するのもよいですが、基本的にはインプット用の教材として利用しましょう。
Vintageは分厚い参考書のため、2周目以降にペースアップできるかが肝心です。
その上、少し難しい部類の問題が紛れ込んでいるため、初見で手が出ない問題が多々あります。
1周目は、基本的に答えを見ながら解説を理解できるか確認することができれば問題ありません。
英文法暗記で意識すること
- 解説を見て理解できるか
- 答えだけでなく根拠も覚える
- 覚えた根拠を演習で思い出せるか
1回目で解けなくても、何回かこなすことで根拠を覚えれたら特に問題はありません。
むしろ、その解き方を知らない状態で演習に進む方が注意が必要です。
その③:英文法・語法Vintageはいつから使う?
英文法・語法Vintageは、以下の時期に始めるのがおすすめです。
おすすめの開始時期
- 英語が得意な人:高校2年生からゆっくりと進める
- 英語が苦手な人:基本的知識がまとまっている文法書の後
- 受験生:高校3年生の1学期から
英語が得意な人だと、高校2年生の夏休み頃から少しずつ受験のために勉強できる内容です。
しっかりと学んできた基礎を確認しつつ、入試レベルで問われる英文法の知識を吸収していきましょう。
僕の場合、マジックペンで間違えたものをチェックするくらい時間をかけて覚えた記憶があります。
秋頃までに載っている内容を自分なりに根拠を使って解答できるレベルになっておけば、大丈夫です。
英文法・語法 Vintageのレベル
最後に、英文法・語法Vintageのレベルを紹介します。
- 英文法・語法Vintageがおすすめな人
- 英文法・語法Vintageの時間の目安
順番に解説していきます。
その①:英文法・語法Vintageがおすすめな人
英文法・語法Vintageがおすすめな人は、以下の通りです。
- 2次試験に文法が大問出題される受験生
- 英文法の基礎を固めたい高校1・2年生
- 英語に苦手意識がなく、基礎を固めたい人
英文法はよく暗記とか言われることはありますが、知識があるだけで解けることも多いです。
特に英語が苦手な人は、英単語や英文法を疎かにしている傾向がかなり高いです。
英語の成績を伸ばしていくためには、基礎の部分を丁寧に固めていくことが肝心です。
反対に英語の基礎ができていない人や英文法に苦手意識がある人にはおすすめしません。
Vintageは分厚いため、苦手な人が行うと、途中で挫折してしまう可能性も十分にあります。
もしVintageを使用するならば、しっかりと質問できる環境を用意してから挑みましょう。
Vintageのレベル
- 偏差値55〜
- 共通テスト6割程度
- 標準〜レベル
Vintageは、色々な文法問題に対応するための参考書なので、初学者が利用する参考書ではありません。
基礎の部分が固まってきて、より詳しく英文法を暗記する際に利用するのがおすすめです。
その②:英文法・語法Vintageの時間の目安
英文法・語法Vintageは、全部で1000問以上ある問題数の多い参考書です。
とにかく最初の段階は浅く広く学習するために、1日3ページ以上進めるのがおすすめです。
おすすめの時間の目安
- 1週目は、とにかく早く全体を通す
- 2〜4周目以降は、分からない問題の解説を見る
- 5周以降から1日1章以上通すスピードで
早い人でも2ヶ月以上はかかるため、遅くとも夏休みまでに終わるペースで進めていきましょう。
ただし、他の受験科目の勉強もしているため、なかなか英文法に時間を確保できないのが現状です。
僕の場合は、英単語と英文法が終わるまで長文対策をしないと決めて勉強していました。
夏休み頃・以降に英文解釈や長文や英作文の対策をメインにするために、基礎を固める認識でOKです。
まとめ:何度も参考書を繰り返すのみ!
「英文法・語法Vintageの使い方」を紹介しました。
この本1冊で、基本的な文法は抑えることが可能です。
ただ問題数や分量はかなり多い部類の参考書に入るため、何度も繰り返すことが必要です。
分厚い参考書を使うと最初の頃は全然覚えられない状態になりがちです。
その分、知識の関連性が結びつきやすいので、繰り返すことで理解できたら武器になります。