大学受験の英文法の対策ができる本を知りたいです。
こんな疑問に答えます。
この記事では、「今井の英文法教室の使い方」を紹介します。
現在、英語の文法対策をしたいけど、どの参考書を使えばいいか悩んでいる人に向けての記事ともなっています。
もちろん、実際に今井の英文法教室を使っている方にもおすすめの内容です。
僕が実際に使っていた参考書で、参考になる部分も多くあるので、最後まで読んでいただけると幸いです。
ではさっそく見ていきましょう。
今井の英文法教室とは?
まずは、今井の英文法教室の特徴を紹介します。
- 今井の英文法教室の基本的情報
- 今井の英文法教室はいらない?
順番に解説していきます。
その①:今井の英文法教室の基本的情報
「今井の英文法教室」は東進ブックスが出版している参考書です。
今井の英文法上の概要
- おすすめの人:英文法の基礎を理解して暗記したい人
- 費用:1,320円
- ページ数:264ページ
- 進めるペース:2ヶ月以上〜
- 注意点:網羅性は低い参考書
今井の英文法下の概要
- おすすめの人:英文法の基礎を理解して暗記したい人
- 費用:1,320円
- ページ数:228ページ
- 進めるペース:2ヶ月以上〜
- 注意点:網羅性は低い参考書
高校レベル英文法が2冊に分かれて載っている参考書です。
上巻が1〜4章で、下章が5〜9章という風に、単元別に72個に分かれています。
その後に文法問題を網羅している問題集か過去問でアウトプットする作業が必要です。
共通テストに変化し、文法問題の出題がないため、過去問の文法問題の数で演習りょうを決めましょう。
また、今井の英文法教室以外にも、おすすめの英文法基礎固めの参考書があります。
上記の参考書は比較的ページ数の多い英文法の参考書ですが、難易度はそこまで高くありません。
今井の英文法よりも簡潔に内容がまとまっており、英文法初学者におすすめの参考書です。
その②:今井の英文法教室はいらない?
今井の英文法教室は英文法対策のため、やる意味があるのと思う方もいるでしょう。
特に国公立志望の受験生だと、英文法対策を丁寧にする必要があるのかと、疑問に思うこともあるでしょう。
ただ英文法は英文解釈や英長文を読む上での土台となるため、必要な要素です。
基本的に長文を読むために利用するならば、英文法という基礎がないと、手も足も出ないでしょう。
ただ、必ずしも今井の英文法教室で対策する必要はないかなと思います。
自分の志望校の文章・問題に対応できるならば、結果として何を使っても問題ありません。
先ほど紹介した大岩の英文法から始めていくこともおすすめです。
よくある失敗として、参考書でのインプットばかりになり、実際に問題になったときに手が動かないケースです。
今井の英文法教室の使い方
次に、今井の英文法教室の使い方を紹介します。
- 今井の英文法教室の内容
- 今井の英文法教室の使い方
- 今井の英文法教室はいつから使う?
順番に解説していきます。
その①:今井の英文法教室の内容
今井の英文法教室は、72単元に分けて英文法の解説が行われている暗記用の参考書です。
この参考書では、講義形式の授業をスラスラと読むことができる形式になっています。
内容としては、英文法の知識を分かりやすく解説したものとなっています。
実際に僕も利用していた参考書で、何度も繰り返して読み込んでいたのですが、個人的に△な印象です。
書いていることはわかりやすいのですが、問題になると印象が残らず、実力アップに繋がった気がしません。
この次に行ったVintageを何周もすることで、実力が上がったため、全体像を掴むために利用するのがおすすめです。
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英文法参考書Vintageの使い方を解説【英文法対策の土台に】
その②:今井の英文法教室の使い方
今井の英文法教室は、2冊で400ページ以上ある分厚め英文法参考書です。
英文法の基礎確認として利用するのがよく、基本的にはインプット用の教材として利用しましょう。
英文法を覚えることがゴールではなく、使いこなせる状態を目指して学習しましょう。
基本文と解説→例題と解説→まとめの順番になっており、前から順番に勉強していきましょう。
1周目は、答えを見ながら解説を理解できるか確認できれば問題ありません。
英文法暗記で意識すること
- 解説を見て理解できるか
- 答えだけでなく根拠も覚える
- 覚えた根拠を演習で思い出せるか
1回目で解けなくても、何回かこなすことで根拠を理解し覚えたら、問題はありません。
むしろ、その解き方を知らない状態で演習に進む方が注意が必要です。
その③:今井の英文法教室はいつから使う?
今井の英文法教室は、以下の時期に始めるのがおすすめです。
おすすめの開始時期
- 英語が得意な人:学校の英文法と同時並行
- 英語が苦手な人:高校2年生のうちに1周
- 受験生:高校3年生の1学期中に
英語が得意な人だと、学校の授業と並行しながら勉強できる内容です。
しっかりと学んできた基礎を確認しつつ、標準レベルで問われる英文法の知識を吸収していきましょう。
高校2年生の夏休みから使っておくと比較的英語の学習が進んでいる状態と思います。
遅くとも夏休み開始までに載っている内容を自分なりに根拠を使って解答できるレベルになっておけば、大丈夫です。
今井の英文法教室のレベル
最後に、今井の英文法教室のレベルを紹介します。
- 今井の英文法教室がおすすめな人
- 今井の英文法教室の時間の目安
順番に解説していきます。
その①:今井の英文法教室がおすすめな人
今井の英文法教室がおすすめな人は、以下の通りです。
- 2次試験に文法が大問出題される受験生
- 英文法の基礎を固めたい高校1・2年生
- 英語に苦手意識があり、理解して暗記したい人
英文法はよく暗記とか言われることはありますが、知識があるだけで解ける問題も多いです。
特に英語が苦手な人は、英単語や英文法を疎かにしている傾向がかなり高いです。
英語の成績を伸ばしていくためには、基礎の部分を丁寧に固めていくことが肝心です。
反対に英語の基礎ができている人や英文法に苦手意識がそこまでない人は使わなくてもよいです。
今井の英文法教室を飛ばして、網羅系の参考書でインプットを行うのがベストです。
もし分厚い参考書を使用するならば、しっかりと基礎を固めてから挑みましょう。
今井の英文法のレベル
- 偏差値45〜
- 共通テスト4割程度
- 基礎〜レベル
今井の英文法教室は、色々な文法の知識をつける参考書なので、初学者が利用することがおすすめです。
ただ少しレベルの高い内容もあるため、大まかに全体像を掴むことを意識して利用しましょう。
その②:今井の英文法教室の時間の目安
今井の英文法教室は、全部で72章ある単元数の多い参考書です。
とにかく最初の段階は浅く広く学習するために、1日1〜2章ずつ進めていくことが推奨されています。
おすすめの時間の目安
- 1週目は、1日1〜2章を長期休みで行う
- 2〜4周目以降は、1日3〜6章ずつ進める
- 5周以降から1日6〜8章ずつ目を通す
早い人でも1周するのに1ヶ月以上かかるため、高校3年生夏休みまでに勉強するのがおすすめです。
ただし、他科目の勉強もあるため、なかなか英文法だけに時間を確保できないのが現状です。
僕の場合は、英単語と英文法が終わるまでは長文に手を出さないと決めて勉強していました。
夏休みからは英文解釈や長文や英作文の対策をメインにするために、それまでに基礎を固める認識でOKです。
まとめ:次は網羅性の参考書or演習に進もう!
「今井の英文法教室の使い方」を紹介しました。
この本2冊があれば、基礎〜標準レベルの文法を抑えることが可能です。
1日1〜2単元を目安に2ヶ月以内で1周できるように準備しておきましょう。
最初の頃は全然内容を覚えられないですが、書いていることを理解することが大切です。
3周ほど繰り返すことで、理解した内容を暗記していくのがスムーズな流れだと思います。
2周目以降はペースを上げて学習することがおすすめです。