共通テストの地理の対策に手がつかない。基礎を抑えれる参考書が知りたいです。
こんな疑問に答えます。
この記事では、「村瀬のゼロからわかる地理bの系統地理・地誌の使い方」を紹介します。
おすすめの参考書
地理を勉強したいが、参考書で悩んでる人への記事ともなってます。
もちろん、地理を1から勉強する方にもおすすめの内容です。
ではさっそく見ていきましょう。
前提:村瀬のゼロからわかる地理bを使う前に
まずは、村瀬のゼロからわかる地理bを使う前に大切なことを紹介します。
- 目標点数を明確にする
- 系統地理・地誌の2つ
順番に解説していきます。
地理の大切なこと①:目標点数を明確にする
共通テスト地理は、6割を取るのは比較的簡単と言われています。
学校の授業を聞いていれば、結構すぐに6割は確保可能になります。
ただし、9割以上得点することは難しくなっています。
ここで大切になるのが、得点・勉強する時間です。
高得点を取らないといけないのか、7〜8割でいいのか判断しましょう。
地理選択者は、理系国公立志望が多く、2次科目に時間を割くのが一般的です。
また国公立文系でも、2次試験は英数国であることがよくあります。
地理などの社会科目は、共通テストのみという受験生も多いです。
ただし、社会を2科目勉強しないといけないことは忘れてはいけません。
国公立文系で必要な科目
- 英語
- 国語
- 社会2~3科目
- 数学1A2B
- 理科基礎2科目
国公立志望は科目が多く、地歴で9割を取るべきか考えましょう。
個人的には、地理の目標点数を80点に設定しておくことが無難です。
2次試験の英数で底上げしたり、理科で9割目指すのが戦略的です。
2次科目の実力がある方が、共通テスト後の私立入試でも有利になります。
地理は本番で8割を狙いにいく意識で勉強しましょう。
もし、暗記が得意な人は、日本史・世界史に変更するもOKです。
僕は理系時に、地理選択だったため、そのまま地理を選びました。
地理の大切なこと②:系統地理・地誌の2つ
高校地理は、大きく2つの分野に分かれています。
その2つの分野を、順番に勉強していくことになります。
順番としては、系統地理を勉強してから地誌へと移行していきます。
基礎を抑えてから、具体的な地域の特徴を学んでいくことになります。
系統地理 | 地誌 |
|
|
系統地理で基礎を抑えると、地誌の際に一度聞いたことが出ます。
具体例を踏まえ、基本的な部分の確認ができるようになります。
基本的な知識を抑えることが、演習の推測に繋がります。
共通テスト地理では、教科書に載っていない問題が出題されます。
だからこそ、基本の事項を踏まえての推測が大切になります。
村瀬のゼロからわかる地理bの特徴
次に、村瀬のゼロからわかる地理bの特徴を紹介します。
- 村瀬のゼロからわかる地理bは2冊ある
- 長期間利用できる分厚い参考書
- イラスト多めでカラーの参考書
順番に解説していきます。
特徴①:村瀬のゼロからわかる地理bは2冊ある
村瀬のゼロからわかる地理bは、想像以上にボリューミーな参考書です。
地理bの系統地理編の概要
- ページ数:408ページ
- 費用:1,650円
- ペース:本番まで何周も
- 対象者:共通テスト地理対策したい人
- 注意点:知識は多いが、演習はできない
おすすめの参考書
地理bの地誌編の概要
- ページ数:368ページ
- 費用:1,650円
- ペース:本番まで何周も
- 対象者:共通テスト地理対策したい人
- 注意点:系統地理の内容を踏まえての学習
おすすめの参考書
村瀬のゼロからわかる地理bは、系統地理・地誌の2つ合わせて750ページを超えます。
情報量が多く、地理のインプット学習はこの2冊で十分です。
基本事項を抑えておけば、何冊も手を出す必要はありません。
共通テストだけの科目だからこそ、使う参考書も最低限に抑えましょう。
そして、空いた時間を他の科目に回してあげることが大切です。
特徴②:長期間利用できる分厚い参考書
高校の教科書のページ数は、200ページほどです。
それに比べて、ゼロからわかる地理bは2冊とも300ページ超えです。
分厚い分、長期間利用して深く学習できる参考書とも言えます。
またゼロからわかる地理bは、授業の板書を、改良して掲載してる本です。
授業ではなく、参考書の何周もできる強みを活かし、理解を深めましょう。
この本は特に分厚い参考書なので、何度も繰り返していくことが大切です。
共通テスト当日まで利用するつもりで行いましょう。
いきなり全てのページを理解することは、不可能に近いでしょう。
ただ、何度か読んでいると、理解できる部分も増えてくるはずです。
特徴③:イラスト多めでカラーの参考書
村瀬のゼロからわかる地理bは、イラストや図が多い参考書です。
図が大きく、色もついているので、眠くなることは一度もなかったです。
図がなければ、ページ数はかなり減るくらい多用しています。
また、地理を毎日触っている大学受験生は少ないのは事実でしょう。
学校があるならば、共通テスト科目の勉強は週に2回になりがちです。
そのため、時間を空けても、嫌悪感のない参考書を選ぶのが大切です。
カラフルな図がある参考書ならば、久しぶりに見ても自然と取り組めます。
また、全範囲に関わる地形・気候の解説が丁寧で、おすすめです。
個人的には、内容を理解できれば、どの参考書でも良いです。
自分の目的に合う参考書を選べれば、どれでも問題ありません。
村瀬のゼロからわかる地理bの使い方
最後に、村瀬のゼロからわかる地理bの使い方を紹介します。
- とりあえず素早く1周する
- 語句暗記より理由を思考
- 3周後演習に切り替える
順番に解説していきます。
使い方①:とりあえず素早く1周する
村瀬のゼロからわかる地理bは分厚い参考書です。
そのため、まずは浅く参考書を1周することを心がけましょう。
1周目は、1週間以内を目安に、短期間で全体像を掴むことが優先です。
期間を空けて取り組むと、全体像を掴めず、二度手間になります。
理解できない部分があれば、2周目以降に確認しましょう。
受験勉強のよくある失敗として、1周目に時間をかけすぎて、なかなか手がつかないというのがあります。
それを防ぐために、1周目の勉強は、浅く広く早くの学習をしましょう。
回数別で意識すること
- 1周目:全体像を素早く掴む
- 2・3周目:流れを抑える
- 4~6周目:細かく読む
- 7周目~:未暗記分野を中心
上記の例を参考に、インプット用の参考書を利用してみてください。
全教科7周勉強する前提で取り組んでいたので、1周目は早かったです。
使い方②:語句暗記より理由を思考
もちろん地理では、国名などの語句を覚えることも大切です。
ですが、それ以上に、意味・理由を抑えることが重要になります。
共通テスト試験でも、語句を答える問題は出題されず、教科書外の知識が問われることが多いです。
そのため、統計などの事実を使って推測することが求められます。
現象には、理由が存在しており、理屈を抑えることが求められています。
米の生産量が多い国は、人口が多くて米が主食な国という感じです。
ゼロからわかる地理bでは、根拠の部分を中心に理解暗記しましょう。
理屈で覚えたほうが忘れにくく、問題演習の際にも活用可能になります。
関連・受験開始前に準備すること
使い方③:3周後演習に切り替える
村瀬のゼロからわかる地理bを3周通したら、演習に切り替えましょう。
この本はインプットの参考書で、まだアウトプットが足りていません。
おすすめの演習は、やはり共通テストの過去問になります。
演習を多くこなすよりも、どのように問題を解くか確認するのが大事です。
地理では、教科書外の内容が出題され、解き方の過程を重視すべきです。
もちろん、過去問を使って演習することも大切になります。
ですが、それ以上に、使いこなすためのインプットが大事です。
知識があっても、解答できなければ得点になりません。
だからこそ、過去問を解く数にこだわりすぎる必要はありません。
地理の学習では、バランスよく行うように、注意しましょう。
まとめ:インプット重視にならないように!
「村瀬のゼロからわかる地理bの使い方」を紹介しました。
他の科目の勉強もあり、共通テスト地理対策は、最小限で行いましょう。
地理に関して言えば、まずは大まかに捉えることが大事です。
そのために、インプットの参考書の数は絞っておきましょう。
また、語句暗記も大切ですが、統計・現象を抑えるのが必要です。
おすすめの参考書