文理選択で理系と決めましたが、事前に準備することがあれば、教えてください。
こんな疑問に答えます。
この記事では、「理系を選ぶメリット」を紹介します。
僕は文理選択で理系を選びましたが、高3で文系に進路を変えました。
実体験をもとに、理系に進むためにやっておくことを伝えます。
また途中では、理系を選ぶことの注意点もまとめています。
最後までお読みいただき、納得できる文理選択ができたならば、幸いです。
理系に進路を決めるメリット
理系に進路を決めるメリットを紹介します。
- 受験のライバルが減る
- 1つの勉強に打ち込める
- 文系に移動できる
1つ1つ解説していきますね。
理系を選ぶメリット①:受験のライバルが減る
理系だと文系に比べて、志願する人が少なくなります。
数学・理科に苦手意識がある学生も多くいることは周知の事実です。
理数科目が苦手で、文系を志望するのはよくあることです。
そのため、理系の人は、受験のライバル数は文系に比べて少ないです。
ライバルの数が減少すると、より上の大学に行ける可能性が高まります。
理系を選ぶメリット②:1つの勉強に打ち込める
理系に進むと、1つの専門分野に打ち込むことが可能です。
- 医学部:医学・獣医・看護
- 工学部:建築・情報・機械
- 理学部:生物・数学
- 栄養学部:食事・栄養
高校生にとって、大学は勉強に打ち込めるイメージがあるかもしれません。
しかし、文系の学部だと意外とそんなことありません。
遊んでる人もいて、打ち込むのが当たり前の環境ではないです。
大学生の中には、何も打ち込めずに4年間過ごしたと人もいます。
理系は当たり前のように勉強することが多く、1つに熱中できそうです。
理系を選ぶメリット③:文系に移動できる
理系から文転に移動することは、比較的簡単です。
文転と呼ばれており、一定数の学生が文転しています。
ただ、文系のクラスでなくとも、理系クラスでも文系学部を受けれます。
中には、理系科目のまま、文系学部も受けれる学部も存在します。
経済学部などが、理系科目でも受験することができます。
ただ、併願校を受けるときに困ることになります。
個人的には、科目を変えて、文系受験することをおすすめします。
よくある文転の科目の変化
- 国公立理系→国公立文系:数Ⅲ+理科2科目がなくなり、社会1つ増加
- 国公立理系→私立文系:数Ⅲ+理科2科目+数学か社会がなくなる
- 私立理系→私立文系:理科が国語に変更or数学が社会に変更
自分の志望校に合わせた科目選択をすることが大事になります。
文転後の科目も紹介しているので、参考にしてください。
理系に進路を決めるときに注意するポイント
理系に進路を決めるときに注意するポイントを紹介します。
- 実験の拘束時間が長い
- 理数は国英より難しい
- 私立理系の学費は高め
順番に解説していきます。
理系に進むときの注意点①:実験の拘束時間が長い
文系に比べて、理系は実験室に拘束されることが多くなります。
そのため、学業に時間を取られる時間が長くなってしまいます。
ただ裏を返すと、1つのことに打ち込める環境でもあります。
理系の中には、朝から夕方まで研究室に拘束されることもあります。
正直、文系だとは、なかなか考えられないことになります。
勉強できるのは素晴らしいが、興味のない内容だと辛いです。
文系理系以前に、何がやりたいか明確にすることが大事です。
もし学部で悩んでいるならば、一度そこから考えてみましょう。
理系に進むときの注意点②:理数は国英より難しい
一般的に、理科と数学の方が難しいという風潮があります。
暗記だけではどうにもならないと感じている層も一定数います。
国語・英語・社会は暗記科目で、覚えれたら点数を取れます。
文系科目に比べて、理系科目は覚えることは少ないです。
ただし、暗記した知識を応用させて使わなければいけません。
そのため、公式を知ってるだけでは問題を解くのが厳しいです。
もちろん、できるようになると、有利になる科目でもあります
やると決めたら、継続して理解を努めましょう。
理系に進むときの注意点③:私立理系の学費は高め
私立理系の学費は、他と比較して高くなることが多いです。
もちろん、国公立大学ならば、費用を抑えることは可能です。
理系の学部だと、研究費が多く必要になり、少し学費は高くなります。
そのため、国公立を目指す理系の人はかなり多いです。
国公立理系は人数が少なく、深く研究でき、教授と関わる時間も増えます。
就職のときも、教授のコネがあり、勉強を頑張った理系の特権です。
理系に進路を決めたら準備すること
理系に進路を決めたら、準備することを紹介します。
- どの科目にするか決める
- どの学部にするか決める
- どの大学にするか決める
1つ1つ解説していきますね。
理系と決めた後に準備すること①:どの科目にするか決める
理系を選ぶとなると、社会1科目と理科2科目を選択する必要があります。
理系に進むと決めたタイミングで決めないといけません。
理系の社会選択は、暗記の少ない地理を選ぶ人が多い印象です。
もし暗記が得意で、社会で高得点を目指す方は日本史がおすすめです。
理系の社会は、ほどほどで良かったので、地理を選択しました。
理科2科目は、自分の行きたい学部に合わせて決めましょう。
志望学部に指定がないならば、好きな科目を選択しましょう。
学部と理系科目の関係性
- 生物:薬学部・理学部生物学科
- 物理:工学部電気学科・機械学科
理科の選択は、化学+〇〇が大学受験としては無難でしょう。
僕も同様に、その考えで科学・物理を選択しました。
理系と決めた後に準備すること②:どの学部にするか決める
次に準備しておくことは、科目選択だけでなく学部まで決めることです。
そこまで決めて、文理選択を決めることを心からおすすめします。
理系では、学部により、受験科目が決まっていることもあります。
そもそも、受験不可ということが起こってしまいます。
しっかりと勉強した科目が受験に使えないというのは、辛いです。
そのため、どの学部を受けるのかまで決めておくと、スムーズに行きます。
やりたいことが決まっていなくても、一度選んでおくことは大切です。
自分なりの学部選びの基準を持っておきましょう。
行きたい学部が決まらない原因と決め方のコツを紹介しています。
理系と決めた後に準備すること③:どの大学にするか決める
学部まで決まると、志望校の候補も見つけやすくなります。
そのため、受験する予定の大学も決まる可能性も高いです。
高1から意識してる人と高3から意識した人では、差は一目瞭然です。
偏差値という学力だけでなく、思い続けている力も、自信にもなります。
自信があるなら、受かることも大きく影響していると思います。
思いが全てではないですが、思い続けて行動することは大事なことです。
そして、行きたい大学に行ける可能性は上がるでしょう。
まとめ:理系は1つのことに集中できる環境
「理系を選ぶメリットと準備すること」を解説しました。
僕は理系を選択しましたが、文転をして文系の学部にいます。
進路を高校生のときに決め切る覚悟がありませんでした。
結果として、文系に行きましたが、結果オーライという感じです。
周りに振り回されずに、最適な選択ができる人が増えるよう願ってます。