栄養学部に行こうと考えています。栄養学部のことを少し詳しく教えてほしいです。
こんな疑問に答えます。
この記事では、「栄養学部で学べる内容」を紹介します。
僕は、志望学部を3回変えてきています。
人より、学部で悩んできたため、信ぴょう性はあるかと思います。
記事の途中では、栄養学部がおすすめの学生の特徴もまとめています。
最後まで読み、栄養学部を少しでも理解していただければ、幸いです。
栄養学部で学べる内容
最初に、栄養学部で学べる内容を紹介していきます。
- 食に関する基礎知識
- 調理実習などの実践知識
1つ1つ解説していきます。
栄養学部で学べる内容①:食に関する基礎知識
栄養学部では、栄養など食べ物の成分に関する知識を勉強します。
食の化学的基礎知識
- 生化学
- 食品衛生学・食品材料学
- 食生活学・臨床栄養学
また、食の歴史・文化を勉強する食物史という分野もあります。
そして、食糧経済など経済学に関連する分野も存在しています。
栄養という視点だけでなく、様々絡める広い学習が必要です。
入学当初から持っておく必要はなく、大学で学んでいけば問題ありません。
もちろん、興味のある分野は自分で突き詰めていくのもおすすめです。
栄養学部で学べる内容②:調理実習などの実践知識
栄養学部では、座学の授業だけではありません・
調理実習などで手を動かして、実践的な内容も学ぶことができます。
また、栄養素の分析などの実験が存在することもあります。
そして、栄養関係の資格を取得するには、1週間ほどの実習が必要です。
そのため、実習が多くなってしまうのは、仕方がありません。
栄養学部の3つのあるある
次に、栄養学部に入るとあるあるを紹介していきます。
- 栄養学部は比較的忙しい
- 1週間の実習が複数存在
- 大学祭で盛り上がる
1つ1つ解説していきます。
栄養学部のあるある①:栄養学部は比較的忙しい
栄養学部は他の学部に比べて、比較的忙しいと言われている学部です。
その理由として、他学部と単位の扱いが違うということが挙げられます。
- 他学部:基本的に1コマで2単位
- 栄養学部:2〜3コマで1〜2単位も
そのため、多くの授業を受けないといけなくなります。
そして、レポート課題があると、より忙しくなります。
栄養学部のあるある②:1週間の実習が複数存在
栄養学部には、「栄養士免許」・「管理栄養士受験資格」があります。
その資格を取得するには、1週間の実習が必須になります。
栄養学部自体、他学部に比べて実習が多く、準備にも時間をかけます。
そのため、思っているよりも時間を必要としてしまいます。
資格を取るために必要なことなので、仕方がないことです。
1週間の実習は大変だとは思いますが、頑張るしかありません。
その期間のみ、バイトの数を減らして対策することをおすすめします。
栄養学部のあるある③:大学祭で盛り上がる
大学の文化祭では、サークルなどで飲食店を出すことができます。
高校生時は、3年生だけが飲食店を出せることが多いでしょう。
そのため、普通に嬉しく楽しいと思います。
栄養学部の学生がいる飲食店ならば、お客さんは一度は食べたいでしょう。
しっかり準備して、売り上げれたならば、より文化祭を楽しめます。
栄養学部がおすすめな人
栄養学部がおすすめの方の特徴と大学を紹介していきます。
- 管理栄養士を目指す人
- チームで活動できる人
- 食を分析的に学びたい人
順番に解説していきます。
栄養学部がおすすめな人の特徴①:管理栄養士を目指す人
管理栄養士になりたい人には、栄養学部はおすすめです。
栄養学部には、管理栄養士を養成するカリキュラムも多くあります。
栄養学部を目指す理由
- 管理栄養士を目指しているから
- 栄養に関して大学で勉強したいから
- 調理することが好きで仕事に活かしたいから
- 食事で人の生活を豊かにしたいから
栄養学部は、料理という手段を使って、仕事したい人におすすめです。
ちなみに、栄養士と管理栄養士の違いは、以下の通りです。
どちらも、調理は可能ですが、調理できる対象が異なります。
まずは、栄養士を目指すことをおすすめします。
栄養学部がおすすめな人の特徴②:チームで活動できる人
栄養学部では実習もあり、人と協力できる人がおすすめです。
給食の調理は1人で作るものではなく、周りの人と協力して作ります。
そのため、1人プレーでなく、協力して進めるのが大切です。
ただ、卒業後の進路がそれだけかと言われればそうではありません。
大学で学んだ内容を活かせる場は、給食センターだけではありません。
自分のやりたいこと・性格に合う職場を選べれば、問題はないでしょう。
栄養学部がおすすめな人の特徴③:食を分析的に学びたい人
栄養学部は、食の栄養を分析的に学びたい人にもおすすめです。
栄養学を学べる大学は多くあり、短期大学という選択肢もあります。
おすすめの栄養学部の大学
- お茶の水女子大学生活科学学部食物栄養学科
- 奈良女子大学生活環境学部植物栄養学科
- 大阪公立大学生活科学部職栄養科学科
- 日本女子大学家政学部食物学科
- 東京家政大学栄養部管理栄養士学科
ただ、農学部も、食の学部で似ていると感じる方もいるでしょう。
- 栄養学部:本気で栄養関係の資格を取る人に
- 農学部:食品の成分だけでなく、全般的に学ぶ
栄養学部は、料理を作るという面で特化しています。
農学部と違い、作ることに焦点があるイメージの学部になります。
栄養学部を志望する上での注意点
最後に、栄養学部を志望する上での注意点を紹介します。
- 理系科目が必要なことも
- 管理栄養士受験は大変
- 女子9割・男子1割の学部
順番に解説していきます。
栄養学部を志望する注意点①:理系科目が必要なことも
栄養学部は文系学部のイメージがある人も一定数いるはずです。
ですが、実際は理系学部に属している学部になります。
そのため、入学してから、理系の勉強が求められています。
もちろん、文系の科目だけで受験できる大学も多いです。
志望校を決める時点で、受験科目を確認しておきましょう。
栄養学部を志望する注意点②:管理栄養士受験は大変
管理栄養士は国家試験であり、勉強にはそれなりの労力が必要です。
受験は4年生の3月にあり、進路が決まっても勉強しなければいけません。
勉強内容もそれなりに多く、合格率も50%程度になります。
他のことを犠牲にしてでも、勉強に向き合う時期もあるかもしれません。
本当に管理栄養士になりたいのか見つめ直してから学部選択をしましょう。
栄養学部を志望する注意点③:女子9割・男子1割の学部
理系の男女比と言えば、男子が多いイメージを持つ人が多いでしょう。
ですが、栄養学部は、女子が占める学部が極端に多い学部になります。
男子は肩身が狭いですが、本当に学びたいならば、問題ないです。
むしろ、しっかり学ぼうという意志があるなら、素晴らしいと思います。
まとめ:栄養学部がおすすめな人
「栄養学部がおすすめの人」を解説しました。
栄養学部がおすすめな人
- 将来管理栄養士志望の人
- 周りと協力が苦でない人
- 食事に関する仕事したい人
食関係の仕事に関わりたいならば、栄養学部はおすすめです。
栄養士になる予定がない人でも、栄養学部に進むことは問題ありません。
ただ、授業カリキュラムとして組まれてる場合もあります。
ただ、どういうことを学べるのか大学ごとに、確認必須です。
大学のHPを見れば分かるので、確認しておきましょう。