学部選びに悩んでいます。自分に合った学部を決める手段が知りたいです。
こんな疑問に答えます。
今回紹介する「学部選択のロードマップ」を実践していただけると、学部を決めることができます。
なのでこの記事では、「学部の選び方と学部を決めることのメリット」を紹介します。
記事の途中では、よくある質問についてもまとめています。
最後までお読みいただき、自分に合った学部を見つけてください。
学部選択するときのポイント
学部を選ぶときのポイントは以下の通りです。
- 学びたい学問から考える
- やりたい職業から考える
- 目指せる資格から考える
- 自分の性格から考える
- 受験科目から考える
- 好きなものや憧れの人から考える
上記の通りです。
ポイント①:学びたい学問から考える
すでに学びたい学問がある人ならば、学問から学部を選ぶのが1番ベストです。
学問から学部選びの例
- 法学を大学で学びたい→法学部
- 経営学に興味がある→経済学部・経営学部
- 栄養学を学びたい→栄養学部
- 医学に興味がある→医学部
まだ、大学で学びたい学問が決まっていない人も安心してください。
ポイント②:やりたい職業から考える
先ほどの興味のある学問と似ている部分もありますが、職業から考える視点は違う部分もあります。
上記の画像から見て分かるように、学部選びにはこういう流れがあります。
先ほどは現状の興味で学部を決める方法を紹介しましたが、未来の姿から学部選びを決めることも可能です。
ポイント③:目指せる資格から考える
将来の夢からではなく、取得したい資格から学部を考える方法も有効です。
資格選びだと就職よりも幅を広く持つことができ、将来のやりたいことにも選択肢を増やすことが可能です。
もちろん、やりたい仕事が決まっているのであれば、その関連資格取得しておくとアピール材料になります。
ポイント④:自分の性格から考える
ここまででは、自分に合った学部が決まらなかった人もいることでしょう。
- コミュニケーションが好きな人:文学部・外国学部
- ものを作るのが好きな人:工学部・栄養学部
- コツコツと勉強するのが得意な人:法学部・教育学部
自分の性格に合った学部を選ぶということも、長続きするという視点から見ると大切なことです。
すでに決まっていても、大学でやる気がなくなり、他の勉強をするとなると、また1からになります。
ポイント⑤:受験科目から考える
高校1年生のときに、進路選択と同時に選択科目も選んだことでしょう。
それを参考に学部を選ぶのが、1番現実的な方法になります。
上記の画像のように、受験科目が物理であるならば、物理の単元に含まれている電気がある工学部がおすすめです。
生物学科を受験したいのであれば、受験科目設定に生物を入れないと受験さえすることが厳しくなります。
ポイント⑥:好きなものや憧れの人から考える
それでも決まらない場合は、自分の好きなものや憧れの人がどんな感じなのかで決めてみましょう。
好きなものから学部を選ぶ例
- 小説などの文学:文学部
- 英語:外国学部
- 車やパソコン:工学部
- 食事:栄養学部
好きなものを究めることができる学部に行けると、好きなことを仕事にすることができるかもしれません。
文系学部と理系学部の紹介
文系学部と理系学部を5つずつ紹介します。
- 文学部
- 法学部
- 経済学部
- 外国学部
- 教育学部
- 農学部
- 工学部
- 理学部
- 医学部
- 栄養学部
文系学部①:文学部
文学部は、心理・文学・歴史などが学ぶことができます。
文学部は、就職が微妙な印象があるかと思います。
ですが、コミュニケーションをしっかりと取る学部なので、そこを武器にすることができます。
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文系学部②:法学部
法学部に進学する人の中には、明確な進路を持っている人が多いです。
ですが、全員そういうわけではないので、安心してください。
とりあえず法律を学びたいという人ももちろんいます。
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文系学部③:経済学部
経済学部では、金融からマーケティングなど経済・経営に関する内容を勉強します。
経済学部の中にマーケティングがある大学もあれば、経営学部という風に分かれている大学もあります。
経済ではなく経営を重点的に勉強したい人は、あえて経営学部に入るという手はありです。
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経済学部と経営学部と商学部の違いとは?おすすめの人も解説!
文系学部④:外国学部
外国学部では、言語の取得とその関連の文化を勉強することが目的です。
女子が過半数を超えており、文学部と同様コミュニケーションが多い学部です。
4年かけて勉強するのが、言語というのは面白いですし、実際に話せると仕事選びの幅も広がります。
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文系学部⑤:教育学部
教育学部では、主に以下のことを勉強します。
教師になるために入学する人もいますが、教育を研究するために入学する人もいます。
これは、幼児教育だけでなく、就職後の研修などいろいろなところで役に立つ内容です。
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教員志望ではない人もおすすめ!?教育学部のあれこれを徹底解剖!
理系学部①:農学部
農学部はあまり聞き馴染みのない人も多いかもしれません。
農学部の授業は、フィールドワークが多く、実際に体験することで学ぶ授業が多いです。
理系といえば研究室に何時間も籠りぱなしというイメージですが、体を動かしながら勉強できる学部です。
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理系学部②:工学部
工学部では、情報・機械・建築などの分野を学ぶことができます。
将来やりたいことが決まっている人がいる一方、なんでもいいから機械に関わりたいという人もいます。
携帯電話や家など、何か世の中のためになるものを作りたい人に向いている学部だと思います。
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理系学部③:理学部
理学部は工学部と似ているイメージがありますが、少し違います。
理学部は、0から1を作り出す学部で、それを証明します。
そのため、将来に役立つことをしたいと考えているよりも好きを追求したい学生に向いている学部です。
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理学部を志望する上での注意点とは?おすすめの人も同時に紹介!
理系学部④:医学部
医学部は受験難易度が高く、誰でも入れる学部ではないですが、入学後も比較的忙しいです。
医学部だけでなく、看護や薬学や歯学や獣医という風にいろいろな分野を学べる学部があります。
大学に6年間通わないといけない学部が多いことに注意が必要です。
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医療系学部のあるあるとおすすめな人を解説!【医・看護・薬・歯】
理系学部⑤:栄養学部
栄養学部では、管理栄養士を取得することを目的に入学する人がいます。
そして、卒業後には食事に関係する仕事に関わります。
食に対して料理という手段を使って仕事にしたい人に、栄養学部はおすすめになっています。
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栄養学部といえば管理栄養士?栄養学部がおすすめの人を紹介!
その他:芸術学部
文系理系とは別に、芸術関係の学部もあります。
自分のことを表現することができる学部を芸術学部とまとめて紹介しています。
自分が行きたい学部を選ぶメリット・デメリット
- 自分が行きたい学部を選ぶメリットとは
- 自分が行きたい学部を選ぶデメリットとは
順番に紹介していきます。
自分が行きたい学部を選ぶメリットとは
自分が行きたい学部を選ぶメリット
- 実際に受験する大学を決めることができる
- 必要な受験科目が明確になり、周りよりも早く対策できる
- 大学に入学してからも興味関心を持って学習できる
早い段階から受験する学部をすることで、受験科目の対策も早く行うことができます。
僕は高校3年生の9月に大学・学部を変えてしまい、周りの受験生よりも勉強時間が少ない状態で挑むことになりました。
自分が行きたい学部を選ぶデメリットとは
自分が行きたい学部を選ぶデメリット
- 早さだけで決断し、理由が浅くてやめてしまうかもしれない
- 他の学問・学科に興味を持つかもしれない
デメリットは、他の学問に移動したいなと思うときに起こることが挙げられます。
将来どういうふうになりたいという理想像から、この分野を学びたいと決めると変化することは少ないでしょう。
ブログの法律を勉強したり、文章の書き方を勉強したりと法学部でも文学部でもいいのですが、1番関心があったマーケティングを選択しました。
学部選択をする際のよくある質問集
質問①:行きたい学部が決まりません。
答え:オープンキャンパスや本など実際に手を動かしていろいろなものに触れてみて。憧れの人から考えるのもあり。
質問②:やりたいことがない人におすすめの学部とは?
答え:文系だと経済学部、理系だと工学部が就職にも直結する学部なので、おすすめです。ただ、その選び方だと我慢をすることが必要になることがあるかも。
参考記事:経済学部と経営学部と商学部の違いとは?おすすめの人も解説!
参考記事:工学部がおすすめの人ってどんな人?注意点やあるあるも解説!
質問③:将来の夢と学部がズレているのですが、学部はどうしたらいいですか?
答え:自分の興味のある学問を幅広く学ぶのもあり。色々と挑戦していくうちに見つかるから、興味のある学部に進もう。
質問④:卒業論文がない学部がいいです?
答え:文系ならば法学部がないと言われています。法学部ではないですが、僕の通っている学部でも卒論は強制ではないので、調べてみれば意外とあります。
質問⑤:とりあえず偏差値で行ける大学を決めたらダメですか?
答え:大学選びに関しては悪くはないけど、学部はやりたいことで決めたほうがいいです。こだわりがあるなら偏差値でもいいですが、しょうもない見栄だけならば考え直す必要があるかもしれません。
まとめ:学部選択のロードマップ
「学部選択のロードマップ」を解説しました。
受けたい学部が決まったら、受験する大学を決めて受験対策をしましょう。
学部選択は道のりを決める作業で、実際に進んでいるものではありません。
勉強することで理想の志望校や学部に入学することができることは忘れてはなりません。
やりたいことや目標が見つかったならば、あとは行動するのみです。