浪人をしてしまうと、就職活動に影響が出ると聞いたけど、どうですか?実際にどうなのかを聞いてから、浪人するか決めたいです。
こんな疑問に答えます。
この記事では、「浪人生が就活に影響すると言われる理由」を紹介します。
ですが、実際に1年浪人してから文系の大学生になり、就職活動も経験しました。
結論から言うと、僕の場合特に不利になることはありませんでした。
最後までお読みいただくと、浪人して就職活動が失敗する人の特徴も知ることができます。
ではさっそく見ていきましょう。
浪人生が就職活動に影響すると言われる理由
まずは、浪人生が就職活動に影響すると言われる理由を解説します。
- 一浪以外の何回も浪人している人も含んでいる
- そのまま意欲をなくして上手くいかないことがある
- 実際に浪人していない人が適当なことを言っている
それぞれ説明していきますね。
理由①:一浪以外の何回も浪人している人も含んでいる
浪人生というのは、高校生でも大学生でもない人で、大学に行こうと受験勉強をしている人のことを指します。
一浪の人であれ、二浪の人であれ、何回浪人しても浪人は浪人です。
そしてたくさん浪人している人がいれば、就職せずに何しているんだなと思うことがあるでしょう。
そのイメージから浪人することは就職に影響すると言われているのでしょう。
理由②:そのまま意欲をなくして上手くいかないことがある
浪人生活は、勉強だけに向き合わないといけないかなり辛い時期です。
100人いたら1人くらい、上手くいかず勉強することも放棄してしまう人もいるでしょう。
そして、やる気が起こらないので、就職活動も上手くいかないケースです。
大抵の浪人生は、1年間メンタルとの戦いになることでしょう。
僕もスマホを解約して、受験勉強とまっすぐ向き合うことで、色々としんどい思いをすることもありました。
-
浪人生活1年間スマホを解約したきっかけと感想【後悔はない!】
理由③:実際に浪人していない人が適当なことを言っている
浪人生は、世の中にそんなに多くありません。もちろんかなり少数でもありません。
実際に浪人していない人が浪人と言われると、1年遅れるマイナスな行為と捉えられます。
ですが、浪人期間の1年間でしっかりと勉強する人も中にはいます。
浪人期は、後悔しないようにしっかりと勉強するだけで、十分です。
しっかりと勉強することで、納得できる大学に進学できることが結果として付いてくるかもしれません。
正直な話、浪人生でしっかりと勉強しなくても、一浪は就活でそこまで影響はしないと思います
浪人して就職活動に失敗する人の特徴
次は浪人して就職活動に失敗する人の特徴を紹介します。
- しっかりと受験勉強をしてこなかった人
- 大学に合格することがゴールだった人
- 有名大学でやりたいことが明確になっていない人
- マイナス思考で自信がない人
- 口だけで行動が伴っていない人
順番に解説していきますね。
特徴①:しっかりと受験勉強をしてこなかった人
浪人期にしっかりと受験勉強しなかった人は、就活でも失敗することがあります。
- やらないといけないときにやることができない
- 自分のメンタルの管理が下手
- 大学生活でも受験の後悔を引きずる
この例は、浪人することがダメという訳ではありません。
せっかく与えられたチャンスを無駄にしてしまう人も中にはいます。
浪人期の受験勉強以外で、残りの人生で何か1つだけに打ち込むことができるなんてそうそうないです。
特徴②:有名大学に合格することがゴールだった人
有名大学を目指して受験勉強を頑張ることは特に悪いことではないと思っています。
むしろ受験生にとって、有名大学に合格することは、いい目標になるのではないでしょう。
ですが、有名大学に入学するためだけに勉強を頑張っているならば、就職活動も少し危険です。
入学したらゴールだと、大学生活で何もせずに4年間過ごしてしまうケースがあります。
もし4年間何もしていなければ、就職活動のときも何も話すことがありません。
-
大学選びが成功・失敗する人の違い【成功とは】
特徴③:大学でやりたいことが明確になっていない人
先ほどと同様に、やりたいことが明確になっていない人も注意が必要です。
大学に行く理由とは
- 学問を学ぶため
- 専門性を高めるため
- 視野を広げるため
- 就職の選択肢を広げるため
- 色々な経験をするため
- 自分のやりたいことを見つけるため
上記のように、必ずしも学問を学ぶためでなくてもOKです。
視野を広げたい人ならば、どのように視野を広げたいかまで考えておくと問題ないです。
ちなみにですが、やりたいことの大抵は、どこの大学でもできることが多いです。
もし自分のやりたいことがそうであれば、大学名にこだわることなく、志望校を決めてみることをおすすめします。
-
大学に行く理由とは?時間のために入った僕が解説!
特徴④:マイナス思考で自信がない人
浪人生活中は、なかなか成功体験を得られる機会がありません。
そのため、自信がなくなっていき、マイナス思考になっていく人もいます。
その状態のまま、就職活動を迎えると、失敗してしまう可能性があります。
マイナス思考でも、不安がゆえに行動している人ならむしろ高評価です。
-
浪人生が運動するべき理由と勉強生活に運動を組み込む方法
特徴⑤:口だけで行動が伴っていない人
浪人中に、口だけになってしまって行動できていない人も注意が必要です。
受験勉強で口だけになっている人の例
- 〇〇大に受かると言いながら、勉強していない人
- 情報収集ばかりしている人
- 勉強よりもスマホいじってばっかりの人
現役生ならまだしも、浪人生にもなって口だけだと、今後の人生で苦労・挫折することが起きると思います。
厳しいことかもしれませんが、口よりも頭を動かさないと、合格は近づいてきませんよ。
-
受験直前期にうつになりかけた話【振り返って感想】
浪人生が就職活動を上手く活かせるコツ
最後に、浪人生が就職活動を上手く活かせるコツをみていきましょう。
- 就職活動のときに話せる浪人期のネタを作っておく
- この大学のこの学部に入学したい理由を明確にしておく
- 大学生になってからやりたいことを決めておく
- 補足:そもそも留学・留年もあり1年遅れは普通の話
1つずつ解説していきますね。
コツ①:就職活動のときに話せる浪人期のネタを作っておく
浪人生のことがマイナスに評価されると不安ならば、プラスなエピソードを作っておきましょう。
- スマホを解約して勉強した
- こういう計画を立てて勉強していた
- 朝一番から塾に行って勉強をしていた
- 1年間、一番遅くまで塾に残って勉強していた
大学合格したという結果よりもどのように頑張ったのかが聞かれるので、あえて意識して作っておくのはありです。
綺麗事ですが、大学合格よりも物事の向き合い方が大切だと思いますよ。
コツ②:この大学のこの学部に入学したい理由を明確にしておく
浪人してまで、なぜこの学部に進学したいのか把握していますか?
就職活動では、なぜこの大学の学部に進学したのかはよく聞かれます。
実際に入る前と後では、考えることも違いますが、一度考えておくことも大切です。
入学する前はこうでしたが、入学してからはこうですというふうに順序よく話せると、浪人生でも好印象です。
一度自分が納得する理由を、時間をかけて考えてみることをおすすめします。
-
進学したい学部の決め方のコツを紹介!
コツ③:大学生になってからやりたいことを決めておく
大学生になってからやることを決めておくと、実際に大学生になった瞬間すぐに行動することができます。
こればかりは、なんでもOKです。
僕なんてブログを作りたいと思いながら、ずっと大学受験の勉強をしていました。
就職活動のときに見せたのかというとそうでもなく、ただ単にやりたいからやっている感じです。
これくらい緩い感じでもいいので、大学生活は4年間あるので、やることを決めてみてはいかがでしょうか。
補足:そもそも留学・留年もあり1年遅れは普通の話
僕も就職活動をしてきて、色々な人と話す機会がありましたが、1年遅れなんて普通のことでした。
遅れていないからダメというつもりはありませんが、遅れていることに気後れする必要は全くないです。
受験に後悔があり、浪人をさせてもらえる環境が整っているのであれば、別に浪人することに問題はないかと思います。
まとめ:浪人中の今は第一志望の勉強に集中するべき
「浪人生が就職活動に影響すると言われる理由」を解説しました。
浪人生自体がダメではなく、どのように過ごしていたかで答えは変わってしまいます。
就活のことを意識するのもいいですが、結局今一番しないといけないのは、受験勉強です。
1つのことに真剣に向き合うことができれば、人として大きく成長できる期間だと思います。