長期休みにある塾の講習をとった方がいいのでしょうか?実際に疑問に思った人の意見が聞きたいです。
こんな疑問に答えます。
この記事では、「長期休みの塾の講習を取る必要はない理由」を紹介します。
実際に講習を取ろうか疑問に思った学生さんには、有益な記事になっていると思います。
最後までお読みいただくと、講習の代わりに何をすればいいかの代替案も知ることができます。
ではさっそく見ていきましょう。
実際に講習が必要ないなと思ったエピソード
まずは、実際に講習が必要ないなと思ったエピソードを説明します。
- 長期講習のエピソード1つ目
- 長期講習のエピソード2つ目
順番に解説していきますね。
その①:長期講習のエピソード1つ目
つまらない僕の過去のお話なのですが、興味ある人はお付き合いください。
興味のない人は、次の「長期休みの塾の講習を取る必要はない理由」まで進んでOKです。
一応皆さんに同じ経験をしないように紹介しているので、意外と参考になることもあります。
長期講習のエピソードの1つ目は、講座を取るべきと塾関係の人から言われることです。
正直な話、塾の講座を取ることが好きではなかったです。
塾の環境や人は好きなのですが、講座に関しては僕には合っていませんでした。
ですが、塾の先生からは講座を取るべきだと言われ、仕方なく少しだけ取ることになりました。
その結果、やる気がない状態で講座を適当に受け、消化する癖がついていきました。
しっかりとしろと今では思いますが、今受けても嫌々受けている姿が想像つきます…
僕に関して、大学受験の講習は合っておらずに、黙々とする方が合っていたみたいです。
その②:長期講習のエピソード2つ目
浪人したときの夏期講習のエピソードだったのですが、浪人中の夏休みは授業がありません。
長期休み以外には、授業はあったのですが、ほとんど授業に出ず、自習室にこもって自習していました。
やる気ないのかと言われればそうではなく、張り切って開校と同時に行っていました。
そのため、たまに出席する1限の授業では、毎回3番目以内には教室についていました。
浪人期に出席していた授業
- 古典の文法・演習解説する授業
- 漢文の授業
- 地理の授業
- 理科基礎の授業
- 第一志望関連の授業
国語が苦手だったこともあり、国語を中心に授業を出席していました。
もちろん初回に授業に出て、判断してから決めていますよ。
-
国公立文系志望の浪人期の1日の過ごし方を振り返ってまとめてみた
話を戻しまして、長期講習のときに他の生徒の参考書を回すタイミングがあったときの話です。
席が真ん中くらいだったこともあり、後ろの人の参考書を見る機会がありました。
そのとき、自分の分だけ分厚さが違いました。
夏だけの短期間の授業なのに、みんなの本が分厚く、僕の3〜5倍以上の厚さがありました。
夏休みといっても、所詮2ヶ月しかありません。
勉強ばかりしている受験生からしたら、あっという間の期間です。
それなのに、あんな量の問題集をその期間に解けるのかという疑問が生じました。
その結果はどうなったか流石に聞くことはできませんが、当時の僕には疑問で仕方がありませんでした。
-
大学受験生が塾に通うメリット・デメリットを解説!
長期休みの塾の講習を取る必要はない理由
次に、長期休みの塾の講習を取る必要がない理由を説明します。
- 短期間で身につくことは少ない
- 長期休みの講習は幅広い範囲を行いがち
- 講習を取ることが目的になっている
- すでに自分で演習ができる状態になっている
順番に解説していきますね。
理由①:短期間で身につくことは少ない
筋トレやダイエットと同じように、受験勉強の結果がすぐに出ることはありません。
基本的に、何事も2ヶ月以降に少しずつ結果が見えてくると言われています。
夏に結果が出たのであれば、それは夏期講習のおかげではなく、夏までの勉強のおかげになります。
夏期講習の結果が出るのは、基本的に秋頃に出るという計算です。
もちろんしっかりと勉強していなかったら、思った通りの結果は出ません。
理由②:長期休みの講習は幅広い範囲を行いがち
長期休みの講習の内容は、色々な範囲を幅広く行うことが多いです。
そのため、浅く広い範囲の勉強になってしまうことがよくあります。
浅くて広い勉強でもいいのですが、その時期に何を勉強したかはっきりと答えられないのではないでしょうか。
せっかく勉強するなら、この期間にこれを克服できたと言える方が絶対に良いでしょう。
何も進んでいないと感じてしまうと、勉強のモチベーションも下がるでしょう。
夏以降からは、大問別で過去問形式の勉強を行い、演習をできたらいいなと個人的に思っています。
それまでにしっかりと基礎を固めておくと、そこからは1人で演習することができるようになります。
もちろん基礎が固まっていないと実感している人は、焦らず基礎からやりましょう。
そのため、授業を聞くよりも自分で演習を進めていく方が優先の人も存在します。
授業を聞いているだけだと手が動かないので、演習では手を動かすことが大切です。
理由③:講習を取ることが目的になっている
受験生の中には、講習が取ることが目的になっている人もいるでしょう。
上記のように目的を持って講習を取っているのであれば、問題はありません。
ただ、先生にこの分野足りていないから講習を取るべきと言われたときには注意が必要です。
- 先生にこの分野が苦手だからこの講座おすすめ
- その授業を言われたからとりあえず受ける
- そこまでやる気ないから適当
- あんまり点数が伸びない結果に
塾の先生たちは、講座を取ってもらう理由を使って説明してきます。
もちろん講座を取ることで伸びるケースもあるのですが、勉強の嫌い受験生が大半です。
苦手科目を伸ばす方法
- 市販の参考書を何周もしてみる
- 同じ系統の問題演習をしまくる
- オンライン授業でその分野を何回も見る
- 学校の先生に質問に行く
塾の授業を受ける以外にも、苦手を克服する方法はたくさんあります。
仕方がなく授業をとっても、成績は伸びにくいと思うので、自分で目的持って取る以外はおすすめしません。
-
学校がある日と学校がない日の勉強時間紹介【大学受験生必見!】
理由④:すでに自分で演習ができる状態になっている
夏休みに演習問題に入ることができる人は、授業よりも演習することがおすすめです。
もちろん冬休みには、演習問題をするのがメインになっているはずです。
上記の画像のように、この基本の形さえ守れていれば、手段は何でもOKです。
講座を受ける目的が、基本事項の確認や演習問題の解説などがあります。
解説を見て分かるくらい基礎が固まっている人は、講座を受けなくて良さそうですね。
また、そもそも解説聞いても理解できない人は、基礎の部分からやり直す必要がある可能性があります。
講習の代わりに何をすればいいかの代替案
最後に、講習の代わりに何をすればいいかの代替案を説明します。
- 苦手範囲に絞って勉強する
- 暗記→演習の流れで勉強
- 補足:目的があるなら講座を取ってOK
順番に解説していきますね。
その①:苦手範囲に絞って勉強する
長期休みを使って、苦手分野を勉強することがおすすめです。
学校があるときは、忙しくてまとまった時間を確保することが難しいです。
- 英作文:英作文の練習できる参考書
- ベクトルの範囲:ベクトルだけ勉強できる問題集
- 古典文法:古典文法の問題集
苦手な範囲を学校があるときに把握しておき、長期休みに苦手を潰すつもりで勉強しましょう。
正直な話、苦手範囲が明確になっていると、長期休みに講座を取っている余裕はないはずです。
苦手範囲の勉強に関して、オンラインやネットで調べてもOKです。
この時期に講習を取ってしまうと、授業の宿題が入ってくることがほとんどです。
予習や復習に時間を取られて、自分の苦手克服に時間を割けずに終わってしまうかもしれません。
しっかりと自分の決めたことを信じてやることをやっていたら、成績は伸びていきます。
その②:暗記→演習の流れで勉強
夏休みに授業を受けないのであれば、基本は暗記から演習という流れを徹底してください。
優先順位は、受験に必要な苦手科目からで問題ありません。
1番の理想は、受験の科目配点が大きい科目の苦手範囲です。
受験生によって、志望する大学が変わってくるので、詳しい話はできませんが、大切なのは以下のことです。
今の現状と合格最低点を超えることを比較して、そのために何をすればいいか考えてみてください。
たくさん課題がある人は、いっぱい紙に書き出していきましょう。
補足:目的があるなら講座を取ってOK
ここまで講座を取ることをおすすめしてきませんでしたが、目的があるなら問題ありません。
それに夏休みは受験生活が少しずつ経ってきて、ダレてくる時期にもなります。
授業を真面目に受けることで、気持ちを切り替えることができます。
その結果、日々の勉強にも良い影響を与えることもあります。
その目的だけの割には、費用が高いので、玉に瑕(きず)ですが…
過去問対策の授業などは、直接的に自分の役に立つことが多いのでおすすめです。
まとめ:必要だと思う人は講習を取るべき!
「長期休みの塾の講習を取る必要はない理由」を解説しました。
もちろん中には塾の講習を取るべき人もいます。
実際に僕も第一志望のためだけの人の授業をいくつか取っていた記憶はあります。
ですが、それ以上に無駄に講座を取って、消化できていない人がいることも確かです。
周りに流されることなく、今の自分に必要なものを勉強していけば、問題ないと思います。