倫理の出題範囲とおすすめの参考書を教えてください。倫理を勉強するときの注意点もお願いします。
こんな疑問に答えます。
この記事では、「倫理のおすすめの参考書」を紹介します。
倫理を勉強している人だけでなく、倫理を勉強しようか悩んでいる人にもおすすめな記事です。
最後までお読みいただくと、倫理を勉強する上での注意点も知ることができます。
ではさっそく見ていきましょう。
倫理の出題範囲【共通テスト版】
倫理の範囲は、以下のようになっています。
- 青年期の課題
- 源流思想
- 西洋近代思想
- 日本思想
- 現代社会の課題
実際の倫理の共通テストでは、大問が4つあります。
配点は1問3〜4点ほどで、大問1つごと25点ほどの問題です。
共通テスト倫政は大問が7つで、倫理は3つほど占めています。
そうは言っても、倫理で50点分で政経で50点分の割合なので、バランス良い勉強が求められています。
まずは比較的簡単な分野である青年期・現代社会の課題の分野から勉強していくことがおすすめです。
上記の画像のように最初は頑張るのですが、結果が出ないとやる気が低下していきます。
早い段階から得点源になりそうな分野をいくつか把握し、先に勉強して安定させましょう。
もちろん、倫理だけでなく他の科目でも同様のことが言えます。
苦手で好きでもないからこそ、真正面から戦うのではなく、視点を変えてみましょう。
倫理のおすすめの参考書
次に、倫理のおすすめの参考書を紹介します。
- 直前30日で9割とれる共通テスト倫理
- 倫理の点数が面白いほどとれる本
- 共通テストの過去問
- 共通テストの予想問題集
順番に解説していきます。
おすすめ①:直前30日で9割とれる共通テスト倫理
倫理に苦手意識がある初学者におすすめの一冊です。
直前30日で9割の概要
- おすすめの人:倫理・倫政の初学者
- ページ数:192ページ
- 費用:1,320円
- 進めるペース:1ヶ月以内に完成
- 注意点:知識を整理するために利用
共通テスト直前30日に使う本なのですが、必要な部分がしっかりとまとめられているので、初学者にこそおすすめです。
ただ、次に紹介する本が難しいと感じた人のみ取り組むのがベストです。
共通テスト科目に何冊も対策する時間がないため、1冊でOKを基本としています。
先に「倫理の点数が面白いほどとれる本」に取り組んでみて、なかなか手が出ない人のみ挑戦してみてください。
この本では、倫理で必要な知識が明確に分けられており、それを理解するだけでかなり問題も解きやすくなります。
おすすめ②:倫理の点数が面白いほどとれる本
共通テストの倫理対策を最小限で済ませたい人におすすめの1冊です。
面白いほどとれる本の概要
- おすすめの人:共通テストの倫理対策したい人
- ページ数:352ページ
- 費用:1,430円
- 進めるペース:本番まで何周も利用する
- 注意点:この参考書だけでは満点は厳しい
この参考書は、シンプルに倫理の共通テストに必要な知識が載っている参考書です。
ただし、演習問題はかなり少なくて、インプットに自信がある状態になると、演習に入っていく必要があります。
どの参考書に手を出そうか悩んでいるならば、とりあえずこの本でOKです。
もし倫理を独学することになる人は、この参考書の全体像をささっと掴むことから始めましょう。
その上で、理解しやすい単元から行うとよりスムーズに取り組むことが可能です。
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倫理の点数が面白いほどとれる本の使い方紹介【共通テスト対策に】
おすすめ③:共通テストの過去問
倫理の内容を参考書を通して理解できた人は、実際に過去問を解いてみましょう。
共通テスト倫理の概要
- おすすめの人:インプットできているか確認したい人
- ページ数:864ページ
- 費用:1,078円
- 進めるペース:1回60分×8回分収録
- 注意点:最初は6割以上あればOK
共通テスト過去問は演習に慣れるためよりも、覚えたことが定着・活用できているかに使いましょう。
もちろん暗記したことが定着していると確認できれば、演習のために使ってOKです。
はじめて過去問を解く際に6割ほど理解できて得点できていれば上出来です。
実際に問題を解いてみて、課題分析することができれば、参考書を使ってインプットし直しましょう。
実際に問題を解くと、どのように知識を使うか理解でき、そのためにどう覚えておけばいいか分かります。
そこまで行ってのやり直しなので、1つ1つを大切に行いましょう。
おすすめ④:共通テストの予想問題集
過去問で課題を確認でき、課題が演習慣れという状態になれば、予想問題集を利用しましょう。
倫理の問題集の概要
- おすすめの人:共通テストの倫理の演習慣れをしたい人
- ページ数:各参考書による
- 費用:1000円程度
- 進めるペース:1回30分〜(最低3年分を目安に)
- 注意点:本番よりも少し難しめに設定されている
僕も倫理の勉強をしていたのですが、実際のところ予想問題集はパックでしか利用していません。
参考書のインプット中心に行い、問題を解く際に知識が出たので、忘れないようにすることがメインでした。
上記の画像のように、数よりも使いこなせるかどうか意識しており、インプット重視でいました。
倫政で受験したのですが、倫理分野はそのやり方で8割以上をキープできていたので、参考にしてもらえれば嬉しいです。
倫理を勉強する上での注意点
最後に、倫理を勉強する上での注意点を紹介します。
- 倫理単体で受験に使える大学が少ない
- 共テのためだけに一問一答はNG
- 参考書or問題集でインプットどちらでもOK
順番に解説していきます。
注意点①:倫理単体で受験に使える大学が少ない
共通テスト倫理だけで、受験に使える大学はそこまで多くありません。
その上、2次試験で倫理を使うことができないことを考えると、政経を選択する方が賢いです。
2次試験で社会科目として、政経を受験できる私立大学はかなり多くあります。
共通テストだけのために倫理を勉強すること自体が珍しいです。
自分の志望校をしっかりと確認して、必要な科目を選択していきましょう。
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注意点②:共テのためだけに一問一答はNG
共通テストのために、一問一答を行うことはあまりおすすめしません。
共通テストはマーク式のテストだからこそ、選択肢を選ぶことができれば問題ありません。
語句を書けるレベルで覚えても、選択肢を選べるレベルで理解しても、同じ点数であることは変わりません。
もちろん他科目に余裕があって、倫理に力を割きたいならば一問一答はおすすめです。
ただ、「倫理の点数が面白いほどとれる本」と過去問演習で8割以上の点数を目指すことは可能です。
注意点③:参考書or問題集でインプットどちらでもOK
倫理のインプットの仕上げ方は、参考書or問題集のどちらでもOKです。
インプットが大半終われば過去問演習ばかりになる人も多くいますが、知識を定着させれば何でもOKです。
実際に僕の場合、過去問演習はそこまでせずに、参考書でインプットメインで行っていました。
実際に過去問を使って、知識をどのように使うかわかっていれば、過去問演習ばかりをする必要はありません。
実際に過去問を解いても、知識が定着していなかったら、本番でも利用することができません。
過去問は受験勉強において大切なアイテムだからこそ、1つ1つを大切に利用しましょう。
まとめ:他の参考書に手を出さない!
「倫理のおすすめの参考書」を紹介しました。
倫理だけでなく、政治・経済が共通テストで必要な人はやらないといけないことがかなり多いです。
実際に勉強したからこそ分かるのですが、倫理だけに勉強時間を割くことは難しいでしょう。
それに時間を費やすべき科目は、2次試験で記述のある英数国などがメインだと思います。
そのためには、1冊の参考書に絞り、同じ参考書を何周も繰り返して知識を深めるべきです。