浪人生ですが、志望校・併願校の過去問をどのようにやれば良いか教えてほしいです。
こんな疑問に答えます。
この記事では、「浪人生が各大学の過去問の解く流れ」を紹介します。
浪人生活を過ごした僕が、当時を振り返りながら解説します。
最後まで読むと、浪人生が過去問を解く上で大事なことも知れます。
最後まで読んで、自分の状況に合わせて過去問を利用してください。
浪人生の共通テストを解く流れ
まずは、浪人生の共通テストを解く流れを解説します。
- まずは課題を書き出す
- 大問別を参考書で演習
- 予想問題集で時間を測る
それぞれ説明していきます。
分析:まずは課題を書き出す
浪人生は現役の頃に、共テの対策をしている人も多いはずです。
すでに共テの過去問を解いているならば、もう一度解く必要ないです。
それならば、今抱えている共テ形式の課題を出しましょう。
教科科目別で、1つずつ足りてない点を把握していきましょう。
ただし、全範囲触れていないならば、その科目に時間を割きましょう。
浪人生に一々言うことではありませんが、過去問は大事なものです。
今後の勉強計画を立てる上で、出題内容を確認しておきましょう。
練習:大問別を参考書で演習
課題が見つかれば、大問別で演習して、苦手を克服することが大切です。
浪人生であれ、全体を通して演習は夏以降に行うようにしましょう。
基本的に夏までは、基本の部分の確認を優先的に学習していきましょう。
基本事項の確認と演習で、基本の部分を固めておくことがおすすめです。
単語の知識量も増やしていくことを優先しましょう。
夏休みから大問別の練習をすると、基礎固めの効果が実感しやすいです。
最初の3ヶ月は、過去問を触ることはほとんどないと覚えておきましょう。
実践:予想問題集で時間を測る
11月頃からは、共テの予想問題で全範囲を演習しましょう。
そこから足りないものがあれば、その都度復習することは必須です。
ちなみにですが、共通テストのおすすめの予想問題集は以下の通りです。
おすすめの共テの予想問題
- 河合塾の共通テスト用の問題集(黒本)
- 河合塾の共通テストパック(赤パック)
- 駿台の共通テストパック(青パック)
- Z会の共通テストパック(緑パック)
過去問演習する数だけ増やして、やり直しを粗末にすることはNGです。
やり直し・復習を1セットで、解ける数を計画して勉強しましょう。
浪人生の第一志望の過去問を解く流れ
次に、浪人生の第一志望の過去問を解く流れを解説します。
- 昨年解いたなら課題把握
- 大問別で連続して慣れる
- 別大学の問題を利用する
それぞれ説明していきます。
分析:昨年解いたなら課題把握
共通テストのときと同様に、現在の課題を把握することが大切です。
長く勉強してる分、できることも多いが、できないこともあるはずです。
課題がない科目は維持しつつ、苦手科目を上げましょう。
4月にはこれをすると、課題を月別に分けて勉強しましょう。
そうすると、苦手科目の成長を実感しやすくなります。
苦手科目を自分から勉強する人は、そんなに多くありません。
月毎にルールを決めてあげて、習慣化していきましょう。
練習:大問別で連続して慣れる
同範囲の問題を連続して解くと、理解が深まることがあります。
本番は見たことない問題が出るため、解法に気づく練習になります。
反対に、色々な範囲に手を出すと、関連性が見えにくいです。
理解が深まった状態で、ランダムに問題を解くならば、問題ありません。
浪人生ならば、範囲別の演習を夏前から10月まで行っておきたいです。
ただし、10月に志望校別模試がある人もいるかもしれません。
それまでに分野別だけでなく、何回か全体の確認をしておきましょう。
実践:別大学の問題を利用する
同じ大学の少し昔の過去問を利用する際には、注意が必要です。
たまにですが、傾向が大きく変化している大学も存在しています。
問題形式が変わっていたならば、他大学の過去問に挑戦しましょう。
- 英作文:〇〇字程度の量が同じ
- 現代文:〇〇程度の量が同じ
- 数学:問題の難易度が同じ
似ている大学の過去問を探してみると、意外と見つかります。
ですが、探すことが面倒臭い人は、参考書で演習でも問題ありません。
浪人生の併願校の過去問を解く流れ
次に、浪人生の併願校の過去問を解く流れを解説します。
- 浪人開始時に2年分確認
- 普段の勉強に取り入れる
- 2年分以上を解いておく
それぞれ説明していきます。
分析:浪人開始時に2年分確認
浪人開始の時点で、併願校もなんとなくでOKなので、決めましょう。
去年確実に受かった大学も候補に入れておいて問題ありません。
勉強前に併願校を決める理由
- 科目の配分や出題範囲を意識して勉強できる
- 受験直前に決めると客観的に見れない
- 直前期に余計なことを考える必要がない
浪人生は一度、受験直前を経験しているため、イメージがしやすいです。
浪人生になってからも、あのしんどい状態を味わうことは全然あります。
心にゆとりもある初期段階で、併願校を決めておくのが無難です。
受験期終盤に慌てても、良いことは1つもありません。
ただ、進学学部すら明確になってないならば、学部から決めましょう。
練習:普段の勉強に取り入れる
基本的に、第一志望の演習をメインで行うことをおすすめします。
第一志望の勉強していると、併願校の勉強になっていることが多いです。
ただ、併願校特有の形式がある場合、当日までに対策しておきましょう。
すでに合格最低点を超えてるならば、気にする必要ありません。
まずは第一志望に合格することを考えながら、勉強していきましょう。
併願校を第一志望と傾向が似ている大学にすると、対策が楽です。
実践:2年分以上を解いておく
併願校である大学の過去問を、受験前に2年分ほど解きましょう。
1回目は時間・得点配分を知るためで、2回目は実行できるか確認です。
併願校においても、問題解くだけでなく、現状の課題を出すのが大切です。
課題が演習量であった場合は、2年分以上過去問を解きましょう。
時間があれば点数が大幅に上がる場合、スピードが原因と考えられます。
そのため、過去問の数をこなして、問題形式に慣れる練習をしましょう。
浪人生が過去問を解く上で知っておきたいこと
最後に、浪人生が過去問を解く上で知っておきたいことを紹介します。
- 公募推薦を受けるか決定
- 解いた過去問は確認程度
- 数をこなせば伸びる訳ではない
1つずつ解説していきます。
過去問を解く上で知っておきたいこと①:公募推薦を受けるか決定
浪人生で公募推薦を受ける人は、意外と多くいます。
公募の受験時期は11月で、本格化する前の実力試しに利用する人もいます。
もし受けると決断したならば、公募推薦の対策も行っておきましょう。
国公立志望の人でも、抑え大学を持ってると、メンタルが安定します。
ただ公募推薦は、共通テストの1ヶ月前にあります。
そのため、必ず受ける必要があるかと言われれば、NOになります。
僕はやることを増やしたら焦るので、受けないことにしました。
過去問を解く上で知っておきたいこと②:解いた過去問は確認程度
過去問をはじめて解く際は、多分集中して解いているはずです。
そのため、2回目以降は、問題の答えまで覚えていることが多いです。
一度解いた問題を再度解いてもOKですが、大抵は答えを覚えているでしょう。
そのため、一度解いた問題は、確認程度で問題ありません。
やり直しのタイミング
- テスト直後(マーク式):解き方の確認
- 受験直前期(マーク式):解き方の再確認と再現性
- テスト直後(記述式):解き方・書き方の確認
- テスト1ヶ月後(記述式):解答の再現
- 受験直前期(記述式):再現できるか再確認
その代わり、初見の問題の練習を別の問題集を使って練習しましょう。
入試問題は初見の問題ばかりで、新規問題への対策が必須です。
過去問を解く上で知っておきたいこと③:数をこなせば伸びる訳ではない
実際、過去問ばかりを解きまくっていても、成績が伸びない人もいます。
- 過去問に載ってる解説量が少ない
- 過去問を解くアウトプットばかり
- 基礎がなかったら成長しない
- 受験する大学によって傾向が違う
過去問を解きまくる理由は、演習で形式に慣れるためと思っています。
まだ他の課題がある内は、演習量よりも、課題改善を優先しましょう。
周りに流されず、必要なことを見極め、過去問を活用しましょう。
まとめ:与えられた時間を最大限に活用しよう!
「浪人生のための過去問の流れ」を解説しました。
浪人生は、高校生のときよりも使える勉強時間時間が増えています。
第一志望を見据えつつ、モチベ維持が求められています。
勉強時間があるため、嫌でも勉強をする時間は確保することは可能です。
そのため、勉強を継続して続けられる環境にすることが大事になります。