過去問の分析の仕方を教えてください。分析するときに注意することと分析した後にすることも知りたいです。
こんな疑問に答えます。
この記事では、「過去問の分析する方法」を紹介します。
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浪人してからは、ただ解くだけでなく、過去問を大切にし、有効活用することができました。
最後までお読みいただくと、過去問を分析する上で注意するべきことも紹介しています。
ではさっそく見ていきましょう。
大学入試の過去問を分析する前の状況
まずは、大学入試の過去問を分析する前の状況について説明します。
- 目的なくとりあえず受験勉強をしている
- 同じ志望校の受験生に遅れを取っている
それぞれ説明していきますね。
その①:目的なくとりあえず受験勉強をしている
受験勉強に目的なく取り組んでいる人は危険です。
志望校が決まっていたら、目的があるから大丈夫というわけではありません。
その第一志望に合格するためには、その志望校の問題の傾向に合わせて勉強する必要があります。
学校・部活の友人と同じ志望校でない限り、同じ勉強をする必要はありません。
行きたい大学が現時点でなくても、自分なりの理由を考えてから受験勉強を開始しましょう。
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その②:同じ志望校の受験生に遅れを取っている
過去問を実際に全部見ることで、どのような問題が出題されているか分かります。
英語の過去問を例にとって挙げてみると、以下のようになります。
- 英長文:2題出題
- 英文法:大問1つで10問の選択肢
- 英作文:80字の自由英作文
こんな感じですと、長文の練習をメインにしつつ、英作文の対策もしないといけないなと思います。
そのために基礎となる英文法を勉強するときには、書く勉強まで意識するでしょう。
基本の部分から演習を意識して勉強している人とそうではない人では、差がつくのは当たり前です。
やっていることは同じかもしれませんが、志望校合格という視点からでは徐々に遅れていきます。
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大学入試の過去問の分析の仕方
次は、大学入試の過去問の分析の仕方について解説します。
- 出題されている分野・内容を把握する
- 自分の実力と照らし合わせる
- 今後何を優先にやっていくか決める
順番に解説していきますね。
流れ①:出題されている分野・内容を把握する
志望校の傾向を掴むには、過去問を3年分を見ておけば問題はないです。
直前の1年分は残しておき、その前の3年分を傾向分析・勉強の方針立てに使うのがおすすめです。
過去問分析でやっておきたいこと
- よく出題されている問題の確認
- 問題を解く順番を決める
- 大問ごとの目指す得点を決める
- 何があれば点数が上がるかの分析
過去問は夏から見るのではなく、受験勉強開始した時点で一度見ておきましょう。
この時点で理解できなくて当然なのですが、日々の勉強で意識しないとできないことが分かります。
正直、夏までは過去問よりもテスト範囲の基本事項を抑えておくことの方が重要です。
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流れ②:自分の実力と照らし合わせる
過去問を3年分見ると、今後の課題がたくさん出てくると思います。
ですが、まず大切なのは、自分の実力をしっかりと把握することです。
基本の部分がないのに、演習する数だけ増やしても知識はなかなか定着しづらいです。
まずは、基本的かつ大事な語句・公式の暗記や理解をしていきましょう。
- 英単語・古文単語・漢文の句形
- 英文法・古典文法
- 数学の公式・漢字
基本事項の確認からじっくりと演習に移っていくことがおすすめです。
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流れ③:今後何を優先にやっていくか決める
ここまで用意できたら、今後の課題を具体的に決めてみましょう。
たくさん課題が出てくる人がほとんどでしょうが、どこの分野から修正するか決めましょう。
課題が多いのであれば、すぐに効果があらわれるものから取り組みましょう。
ちなみにですが、僕が受験生だった場合は絶対に古典単語から始めます。
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過去問を分析する際に注意しておくこと
次は、過去問を分析する際に注意しておくことについて紹介します。
- 解けなくてもOKな問題も存在することを意識
- 入試1ヶ月前に合格できるかもレベルに持っていけるか?
- 併願校の分析も早い段階からしておく
順番に解説していきますね。
注意点①:解けなくてもOKな問題も存在することを意識
大学入試は、基本的に5〜8割得点できれば合格することができると言われています。
参考書を隅々まで勉強していても、試験本番では解けない問題が出題されることがあります。
その上、時間制限もあるので、できない問題は割り切ることが大切です。
本番ならまだしも過去問分析のときだと、この問題を解かないといけないと思いがちです。
解けるのであれば解けた方がいいですが、難問に意識が入ってしまうと、周りの受験生ができる部分を落とす可能性もあります。
結局のところ、1年間で人間が勉強できる時間は限られているので、できる部分を確実にしましょう。
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注意点②:入試1ヶ月前に合格できるレベルに持っていけるか?
現時点では、過去問の問題に手が出なくても、入試の1ヶ月前頃には合格ラインに持っていけそうですか。
おそらくまだ実際にやっていないので、無理と答える人が大半です。
では、夏休みが終わるまで・10月までにやっておくことはイメージできますか。
おそらく設定する少し期間を短くすると、さっきよりもイメージしやすいのではないでしょう。
受験勉強は長期的なものですが、分かりにくいので、期間を区切って短期的な目標を設定しましょう。
ゴールが先すぎると、実際に受験するという現実味がないので、モチベーションも低下していきます。
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注意点③:併願校の分析も早い段階からしておく
せっかく第一志望の分析をしているのであれば、併願校も同時に見ておきましょう。
受験直前期に併願校を決める人もいますが、受験直前はやることが多くて忙しいです。
- 受験する予定の大学の願書
- 受験する大学のスケジュール確認+ホテル予約
- 予想問題の演習と分析
- 受験する会場の下見に行っておく
- 生活リズムを朝型にしておく
- 復習中心の勉強をする
忙しい時期に併願校の対策もするとなると、冷静な判断ができなくて抑えにならない可能性が高いです。
受験直前に体調を崩したり、調子が悪くなる受験生も一定数いるので、注意が必要です。
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大学受験の入試前にやっておくことのロードマップ
過去問を分析した後にすること
最後に、過去問を分析したあとにすることを解説します。
- 日々過去問を意識して勉強がメイン
- 過去問を時々見て、方向性の確認
順番に紹介していきます。
すること①:日々過去問を意識して勉強がメイン
過去問を分析したならば、あとは実際に勉強するという行動に移すことが大切です。
所詮過去問は、日々の勉強の指針を示すものとして利用するのが多いです。
演習メインでしたいのであれば、他学部の過去問や予想問題集がおすすめです。
しっかりと時期に合わせて、過去問と予想問題集を使い分けることが大切です。
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すること②:過去問を時々見て、方向性の確認
日々受験勉強をしていると、モチベーションが下がることがあります。
特に、最初の頃は受験に向かって頑張りますが、少し慣れてくるとダレてしまうかもしれません。
ダレないようにするためには、過去問を見て目的を再確認することが効果的です。
目的を思い出すことで、何のために勉強していたか把握し、モチベーションを取り戻す可能性が高いです。
楽しくない受験勉強だからこそ、何のために勉強しているのか常に理解しておきましょう。
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まとめ:分析よりもその後の行動が大切!
「過去問を分析する上で注意すること」を解説しました。
過去問は演習するものだけでなく、日々の勉強の方針にすることが大切です。
ただ無心で過去問を解きまくるのは、個人的にはおすすめしていません。
受験生の中には、とりあえず演習だけしている人もいるので、過去問を戦略的に利用するべきです。
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