過去問・予想問題集の違いを教えてください。予想問題集を使うタイミングも知りたいです。
こんな疑問に答えます。
この記事では、「過去問と予想問題集の違い」を紹介します。
この記事を読めば、過去問を使うタイミングが分かります。
両方を利用して受験生活を過ごした僕が、両方の違いを紹介します。
最後まで読むと、過去問から予想問題中に移行する時期も知れます。
ではさっそく見ていきましょう。
大学受験の過去問と予想問題集の違い
まずは、大学受験の過去問と予想問題集の違いを解説します。
- 基本的にほとんど同じ
- 問題の作成者
- 出題される可能性
それぞれ説明していきます。
過去問と予想問題集の違い①:基本的にほとんど同じ
大学入試の過去問と予想問題集は、基本的に構成は同じになっています。
予想問題は、過去問を参考に作られるため、問題の傾向は同じです。
気にすることないですが、過去問と予想問題集には少し違いがあります。
そうなんだという気持ちで、違いを見てもらえたら、OKです。
過去問と予想問題集の違い②:問題の作成者
過去問と予想問題集の作成者は、基本的には違う人になります。
- 過去問:大学教授・外部委託
- 予想問題集:塾の講師陣
問題作成者が違うからといって、受験生側からしたら関係ありません。
どちらが良いは全くないため、両方とも使ってOKです。
過去問と予想問題集の違い③:出題される可能性
過去問と予想問題では、今年の試験で類題が出題の可能性が違います。
過去問は去年以前に出た問題で、予想問題の方が出題可能性が高いです。
ただそもそも、予想問題ですら、なかなか的中することはないです。
予想問題が当たったとしても、気づけない可能性もあります。
もし当たったとしても、類題が多く、予想問題を解く際には注意です。
実際に試験で使いこなせる状態にすることが、予想問題でも優先です。
過去問と予想問題集のタイミング
次は、過去問と予想問題集を使うべきタイミングを紹介します。
- 過去問のタイミング
- 予想問題集のタイミング
順番に解説していきます。
使うタイミング①:過去問のタイミング
過去問を最初に使うべきタイミングは、第一志望が決まったらすぐです。
受験勉強をする目的を把握するために、過去の問題を3年分見ましょう。
1番最初に過去問を見ないと、今後の勉強の方向性が曖昧です。
基本暗記から演習を意識して勉強すると、周りと差が開きます。
入試当日に解けるため、まずは現状の課題を見つけましょう。
現状の課題が見つかると、一旦参考書がメインになります。
そして、また演習がメインになったときに、過去問を利用しましょう。
使うタイミング②:予想問題集のタイミング
予想問題集を使うタイミングは、志望校形式の問題で演習したいときです。
実力が少しついてきて、現状を把握してみたいときが、最適になります。
志望校の問題を解く実力がないと、演習したいと思わないです。
過去問で、合格最低点の7割取れていたら、演習に入って問題ありません。
もちろん、演習だけではなく、しっかりと復習・改善をしていきましょう。
ちなみにですが、共通テストのおすすめの予想問題集は以下の通りです。
おすすめの共テの予想問題
- 河合塾の共通テスト用の問題集(黒本)
- 河合塾の共通テストパック(赤パック)
- 駿台の共通テストパック(青パック)
- Z会の共通テストパック(緑パック)
共テを受ける方は、12月頃には予想問題集に手を出しておきたいです。
12月に触るのが厳しい人は、過去問をメインに勉強していきましょう。
過去問から予想問題集に移行するタイミング
最後に、過去問から予想問題集に移行するタイミングを紹介します。
- 予想問題集ない人は過去問を大切に
- 夏以降〜12月末までの間
- 過去問以外で実力試したいとき
1つずつ解説していきます。
注意点:予想問題集ない人は過去問を大切に
予想問題が存在しなく、実践的な演習できるものが少ない人も存在します。
そんな人は、他学部の過去問や似た傾向の大学の問題で演習しましょう。
過去問を使う理由を明確に持っていれば、演習の数は問題ありません。
過去問を多く解いても、必要な知識の不備があれば、点数が上がりません。
入試は、国公立で6割、私立大学で7〜8割取れれば合格です。
過去問の基本的な使い方は、日々の勉強の指針として利用することです。
自分の基礎の完成度に合わせて、過去問を利用していきましょう。
過去問を行う前に、何のためにするのか考える癖をつけましょう。
予想問題集に移行するタイミング①:夏以降〜12月末までの間
基本的に、夏休みまでは基本事項の確認・暗記がメインになります。
高2から勉強を始めている人・浪人生は、もう少し早くても問題ないです。
演習に入る時期が夏として、9月から志望校の問題を触れたらOKです。
もちろん得意科目は、夏休みから過去問を見ておいてOKです。
特に共テがある方は、2次試験・共テの科目の配分を意識しましょう。
1日1時間、共テ科目を勉強していきましょう。
そして、最終的に全科目を予想問題に手がつけれる状態が理想です。
予想問題集に移行するタイミング②:過去問以外で実力試したいとき
予想問題集は、過去問以外で実力を試したいときに利用しましょう。
まだ過去問が残っているのに、焦って予想問題集に移行する必要ないです。
むしろ、過去問を曖昧にし、次に進んでも上手くいかないでしょう。
しっかりと1つずつやることをやってから、順番に進んでいきましょう。
予想問題をやり込めば、確実に合格できる訳ではないです。
志望校に向かって、やることを的確にできていたら、問題はないです。
アウトプットができてるならば、予想問題の演習量が少なくてもOKです。
まとめ:過去問も予想問題集も利用して合格目指そう
「過去問と予想問題集の違い」を解説しました。
過去問が終わって演習をメインでしたいと思っている人におすすめです。
過去問を分析で、予想問題集を演習に使い分けるのも良いです。
2つを使い分けるよりも、目的を把握しながら、演習することが大事です。
とりあえず解くのではなく、今後に活かすために使っていきましょう。