数学の基礎力をつけることができる本が知りたいです。
こんな疑問に答えます。
この記事では、「合格! 数学IA・IIBの使い方紹介」を紹介します。
※2022年以降の新課程の参考書となっています
現在、大学入試のために数学対策をしたいけど、どの教材を使えばいいか悩んでいる人に向けての記事となっています。
もちろん、マセマの合格!IA・IIBを使っている方にもおすすめの内容です。
僕が実際に使っていた参考書で、参考になる部分も多くあるので、最後まで読んでいただけると幸いです。
ではさっそく見ていきましょう。
マセマの合格!IA・IIBとは?
まずは、マセマの合格!IA・IIBの特徴を紹介します。
- マセマの合格!IA・IIBの基本的情報
- マセマの合格!IA・IIBはいらない?
順番に解説していきます。
その①:マセマの合格!IA・IIBの基本的情報
「マセマの合格!IA・IIB」はマセマ出版が出版している参考書です。
マセマの合格!IAの概要
- おすすめの人:基礎を丁寧に固めていきたい人
- 費用:1,573円
- ページ数:275ページ
- 注意点:演習メインでしたい人は別冊を用意する
マセマの合格!IIBの概要
- おすすめの人:基礎を丁寧に固めていきたい人
- 費用:1,375円
- ページ数:264ページ
- 注意点:演習メインでしたい人は別冊を用意する
数学IA・IIBで分かれており、基本事項が各分野の最初にまとめられています。
各分野の基本事項の後ろに、演習問題が用意されている構成になっています。
青チャートなどの網羅系と同様にインプットメインの参考書となっています。
数学の記述式の問題形式に慣れたい人から学校で学んだ知識を再確認したい人にもおすすめの参考書です。
また、マセマシリーズにはそれぞれのレベルの参考書があります。
実際に僕も上記の参考書を利用しており、元気→合格→難関大の順番に使いましょう。
その②:マセマの合格!IA・IIBはいらない?
マセマの合格IA・IIBは表紙が少し古いため、昔の参考書ではないのか思う方もいるでしょう。
最近の参考書の表紙は綺麗なデザインのものが採用されており、僕も最初昔の参考書かなと思ったくらいです。
ですが、中身の方はしっかりと最新のものとなっており、数学の範囲をきちんと抑えていました。
また、中身の問題数も数学苦手な人でもこなせるほどの分量かなと思います。
むしろ青チャートのような分量が多い参考書を行うと、数学だけに時間を割かないといけなくなります。
ただ、必ずしもマセマの合格!IA・IIBで対策する必要はないかなと思います。
上記のように遅くとも夏休み以降にはアウトプットできる状態にできる参考書ならば、何を使っても問題ありません。
とりわけこだわりがないなら、マセマの合格!IA・IIBで対策しましょう。
マセマの合格!IA・IIBの使い方
次に、マセマの合格!IA・IIBの使い方を紹介します。
- マセマの合格!IA・IIBの内容
- マセマの合格!IA・IIBの使い方
- マセマの合格!IA・IIBはいつから使う?
順番に解説していきます。
その①:マセマの合格!IA・IIBの内容
マセマの合格!IA・IIBでは、高校数学の単元別で、基本知識の確認と実際に演習ができる参考書です。
マセマシリーズの参考書は青チャートなどの網羅系に比べてページ数は少ないですが、解説はしっかりとしています。
学校の授業の内容がほどほどに分かっているのであれば、解説を見れば理解できる内容です。
内容に関しては、公式の基本的な確認と演習して理解を深めていく内容となっています。
2次試験に記述がある人は最初のとっかかりが大切なので、自分ならどうやって手を動かすか考えましょう。
その②:マセマの合格!IA・IIBの使い方
問題の解き方を学ぶだけでは数学の成績は伸びませんが、まずはインプットすることが大切です。
しっかりとインプットしてから、実際に自分でアウトプットできる状態を目指しましょう。
実際に記述まで勉強しないといけない人でも、最初のうちはインプットして知識を蓄えていきましょう。
もちろん時間に余裕があるならば、ⅠAのインプットを早い段階に終わらせておきましょう。
マセマの合格!の使い方で特に大切なのが、どの公式をどのように使っているか理解して確認することです。
その他にも、数学の基礎をインプットする際のコツがいくつかあります。
数学のインプットのコツ
- 1周目は解説が理解できるか確認
- 2〜3周目も基本的に手よりも目を動かす
- 4周目以降から問題を解いてみる
マセマの合格!は問題数がそこまで多くはありませんが、挫折して途中で諦めてしまう人も一定数います。
そのためインプットの最初のうちは、1周あたりの時間をかけないということです。
ペースが早いと脳が得意と錯覚し、苦手意識なく勉強に取り組むこともできます。
反対にダラダラと勉強してしまうと進んでいる実感がなく、余計に苦手に感じてしまいます。
その③:マセマの合格!IA・IIBはいつから使う?
マセマの合格!IA・IIBを使うのは、以下の時期に始めるのがおすすめです。
おすすめの開始時期
- 数学が得意な人:IAを終えたタイミングでIAからスタート
- 数学が苦手な人:夏休みの前後に挑戦
数学が得意な人だと、学校の授業が終えた後に手を出しても大丈夫な内容です。
学校の授業で学んだ公式を利用をしつつ、解けなかった部分の理解を深めていきましょう。
ただ学校の学習レベルと合っていない場合があるので、元気が出るシリーズから取り組んでもいいです。
反対にもし高校3年生になって数学IIBをまだ履修完成ではない場合は、自分で学習することを考えてもいいです。
英語+もう1科目を高校2年生の時点で先に進めておくと、かなり受験期に勉強の負担が少なくなります。
特に青チャートなどの分厚いインプット用の参考書を使うとなると、高3夏から始めると間に合わないかもしれません。
一般的な受験生は、春休み終了後には受験勉強を開始しており、夏と秋の模試を大切にします。
もちろん入試は主に冬にあるので、まだ逆転不可能ではありません。
ただやはり早い段階にアウトプットまでたどり着いている方が有利なのは、間違いありません。
マセマの合格!IA・IIBのレベル
最後に、マセマの合格!IA・IIBのレベルを紹介します。
- マセマの合格!IA・IIBがおすすめな人
- マセマの合格!IA・IIBの時間の目安
順番に解説していきます。
その①:マセマの合格!IA・IIBがおすすめな人
マセマの合格!IA・IIBがおすすめな人は、以下の通りです。
- 2次試験に数学が必要な人
- 数学の記述の勉強をしたい人
- 根本の大切な部分を習得したい人
数学はよくセンスとか才能とか言われることはありますが、根本を抑えることで得意に一歩近づくと思います。
数学が苦手な人は色々と手を出しており、大切な部分がどこか理解できていないかもしれません。
たくさんの量をこなすことも大切ですが、とりあえず数をこなしているだけでは危険です。
反対にすでに数学の記述に自信があり、インプットができている人は問題演習版だけ利用すれば問題ありません。
合格!の問題集で演習して、実力を確認して次の参考書へと進んでいくことが得策です。
ちなみにマセマの合格!をインプット用で1冊持っておくのでもOKかなと思います。
マセマの合格!のレベル
- 偏差値50
- 共通テスト6割以上
- 基礎・標準レベル
マセマの合格!は、インプットの参考書なので、一通り全範囲学習してから手をつけましょう。
掲載されている問題のレベルも基本的なレベルなので、自分に合うレベルの参考書を選びましょう。
元気が出る | 合格! | 難関大 | |
偏差値の目安 | 45〜 | 50〜 | 55〜 |
1回の偏差値では当てにならないかもしれないので、目安程度で選んでください。
その②:マセマの合格!IA・IIBの時間の目安
マセマの合格!IA・IIBは基本事項確認用と演習用の2つの目的がある参考書です。
すでに基本事項を抑えている人ならば、演習することがメインになります。
おすすめの時間の目安
- 1周目は1冊2週間以内を目安に飛ばす
- 2周目以降は、手を動かして演習
- 3周目〜は間違えた問題をメインに行う
早い人でも2冊で1ヶ月半以上を見積もった方が良いかなと思います。
入試レベルという視点で見ると標準的な内容が載っていますが、初見ではなかなか手が出ないことが多いです。
基本的に、1周目はささっと全体像を通すことをメインに勉強してみましょう。
ただし、遅くとも夏が終わるまでに1周していないと少し危険という認識です。
9月以降はアウトプットメインの学習にしたいため、インプットは夏休み末までに終わらせておきましょう。
完全にインプットに移行する必要はありませんが、少しずつアウトプットの割合を増やしていきましょう。
まとめ:基礎をしっかりと固めよう!
「マセマの合格!IA・IIBの使い方」を紹介しました。
数学の基礎固めはこの本で十分かと思いますが、演習して知識を定着していくことは大切です。
過去問で演習はできますが、基礎を2〜3個使っているため確認しづらいという注意点があります。
マセマの合格!だと別売りですが、演習するための問題集もあるので個人的におすすめします。
もし理解できなかったならば、講義用の参考書に戻ればおそらく理解することができるでしょう。
※2022年以降の新課程の参考書となっています