過去問の復習の仕方を教えてください。共テと記述試験の復習方法は一緒で良いですか?
こんな疑問に答えます。
この記事では、「過去問の復習するときに意識すること」を紹介します。
浪人中は、過去問1つ1つを大切にし、有効活用できました。
最後まで読むと、それぞれの形式の過去問の復習の仕方も紹介してます。
では、さっそく見ていきましょう。
過去問の復習するときに意識すること
まずは、過去問の復習するときに意識することを解説します。
- 勘で当たった問題の確認
- ミスをした問題を分ける
- 間違えた問題の確認
- 今後の課題を出して計画
それぞれ説明していきます。
過去問復習時に意識すること①:勘で当たった問題の確認
選択式の問題形式だと、勘で当たった問題も存在するでしょう。
あくまで4択で2択まで絞れたら、勘が当たることも多いです。
問題演習時に、勘はあまりないですが、過去問ではたまにあります。
もちろん、偶然勘で当たっただけの問題を放置するのはNGです。
事前に印をつけておいて、やり直ししやすい状況にしましょう。
どこまで根拠があり、どこから知識が足りてなかったか確認しましょう。
知らなかった部分を放置せずに、次は確実にできる状態にしましょう。
過去問復習時に意識すること②:ミスをした問題を分ける
次は、過去問で間違えた問題を3種類に分けていきましょう。
ミスにも種類があり、それぞれに合う対策をすることが大事です。
凡ミスで失点したミスは、原因を突き止めて、メモしておきましょう。
やり直しで問題となるのは、理解できずに間違えてしまった問題です。
答えを理解できる問題でも、実際に手が動くとは限りません。
特に記述試験だと、諦める問題が複数出てきても仕方ないこともあります。
ときには諦める選択肢を持っておき、やり直しに取り組んでいきましょう。
過去問復習時に意識すること③:間違えた問題の確認
間違えたが、解説見たらできそうな問題を確認してみましょう。
見たことなくても、参考書のどの知識を組み合わせいるか確認できます。
- 英語の単語の〇〇
- 英文法△△の単元□□の内容
- 数学のp.〇〇+p.△△の組み合わせ
- 現代文の□□の解き方
学んだ知識に関連付けることで、日々の勉強が重要と再確認しましょう。
過去問も、日常生活も、実際に経験しないと、大切さが分からないです。
今の勉強が、受験勉強に結びついてると気付けたら幸せです。
そのため、過去問を多く解くよりも、しっかり復習をおすすめしてます。
そして、次に活かせるように、勉強していくことを伝えています。
過去問復習時に意識すること④:今後の課題を出して計画
志望校の傾向を掴むには、過去問を3年ほど見ておけば問題ないです。
直前の1年分の過去問は残しておき、直前に解いてみましょう。
その前の3年分を傾向分析・勉強の方針立てに使うのがおすすめです。
過去問分析でやること
- 頻出問題の確認
- 問題を解く順番決め
- 大問毎の目標得点決め
- 点数を伸ばすための分析
ここで大切になるのが、今後を課題を具体的に決めることです。
無数に課題が出てきますが、どの分野から修正するか決めてみましょう。
課題が多いならば、すぐに得点に結びつきそうな分野が優先です。
伸び代がある分野を放置することは、シンプルに勿体無いことです。
ちなみにですが、まずは基本事項の確認と凡ミス対策が優先です。
共テ・マーク式のテストの復習の仕方
次は、共通テスト・マーク式のテストの復習の仕方を紹介します。
- 答えに至る過程と再現性
- テスト後と直前期の2周
- 勘で解けた問題の復習
順番に解説していきます。
メイン:答えに至る過程と再現性
マーク式では4〜9択の選択肢があり、答えがすでに用意されています。
そのため、答えを出す作業よりも、過程・根拠を復習することが大切です。
答えを覚えても、過程を理解していないと、類題は解けません。
実際の試験において、過去問と同じ問題が出ることはほぼありません。
答えだけ暗記するのではなく、解き方を意識して復習しましょう。
回数:テスト後と直前期の2周
マーク式の問題は、すでに答えを覚えているため、2周すればOKです。
- テスト直後:解き方の確認
- 受験直前期:解き方・再現性の確認
答えを覚えている可能性が高いので、復習の数よりも中身重視です。
解いた問題を捨てるのではなく、直前まで残しておくことも大事です。
注意点:勘で解けた問題の復習
マーク式の問題は、根拠が分かっていないならば、丁寧に復習しましょう。
どういう根拠でこうなるかでしか、問題を解くことは厳しいです。
惜しい部分までできているため、次回は点数を取れるようにしましょう。
結局、2回目出会った問題を取れるか落とすかで、合格が決まります。
初見問題を知識なしで、解くなんて勘以外では不可能です。
ただ、初見問題でも、関連した知識をもとに解くことはできます。
それでも、まずは、受験に必須な知識を蓄えていくことが大事です。
2次の記述式のテストの復習の仕方
最後に、2次の記述式のテストの復習の仕方を紹介します。
- どこが解けないかの確認
- テスト後・1ヶ月後・直前
- 問題を割り切ることも
順番に紹介していきます。
メイン:どこが解けないかの確認
記述式は選択肢がなく、自力で答えを出すことが求められています。
答えだけ出すよりも、過程を書ける状態にすることが大切です。
過程を完全に理解してない記述は、失点になることもあります。
記述式でも同様に、過去問と同じ問題が出ることはほぼありません。
そのため、過去問では解き方・書き方をメインに意識しましょう。
回数:テスト後・1ヶ月後・直前
記述式の問題は、答えを覚えていても、解答を作れるとは限りません。
そのため、復習は3周以上することをおすすめしています。
- テスト直後:解き方の確認
- テスト1ヶ月後:解答の再現
- 受験直前期:再現性の確認
答えだけを覚えている可能性も高く、解答再現まで心がけましょう。
記述式の過去問も処分するのではなく、直前まで残すことが大切です。
注意点:問題を割り切ることも
記述式の過去問は、解説を見ても理解できないときは割り切りが大切です。
理解できないことは悔しいですが、問題が難しすぎる試験も多々あります。
国公立の記述試験は、基本的に5〜6割ほど得点できたら合格できます。
つまり、半分ほど解けなくても、合格ラインに達するということです。
定期テストで考えると、なんか変な感じもします。
大学入試は、みんなができる問題を確実に得点することが大事です。
それだけで、周りと変に差がつかずに、勝負することができます。
まとめ:過去問は2周以上復習する前提で解こう!
「過去問を復習するときに意識しておくこと」を解説しました。
過去問は演習だけでなく、復習して今後に繋げることが大切です。
ただ、無心で過去問解くだけでは、点数が上がらないです。
とりあえず過去問の受験生もいますが、戦略的に利用するべきです。
過去問解く目的を把握した状態で、過去問に挑んで復習しましょう。