過去問を解こうと思っていますが、何年分解いたら、問題ありませんか。
こんな疑問に答えます。
この記事では、「第一志望・併願校の過去問の解く年数」を紹介します。
浪人してからは、年数を気にせず、過去問を利用できました。
最後まで読むと、過去問の年数に関する注意点も紹介しています。
では、さっそく見ていきましょう。
大学入試の過去問を解く理由
まずは、大学入試の過去問を解く理由を解説します。
- 問題の難易度を把握
- 形式・時間配分を理解
- 今後のプランを立てる
- 解ける部分の確認
それぞれ説明していきます。
大学入試の過去問を解く理由①:問題の難易度を把握
過去問を解く理由として、志望校の問題の難易度を把握するがあります。
過去問と言っても、科目別で難易度が違うことがほとんどです。
受験する大学によって、問題の難易度が違うことがほとんどです。
また、同じ大学でも、学部によって難易度が違うこともあります。
難易度が難しいから、合格できないという話ではないです。
数学が1桁でも合格する人もいれば、英語が3割で合格する人もいます。
つまり、過去問を見て難易度を知ることで、優先科目が見えてきます。
大学入試の過去問を解く理由②:形式・時間配分を理解
大学によって、記述式・マーク式という風に、試験形式が異なります。
また同じ記述式でも、制限時間・科目配点も異なることがほとんどです。
- A大学:英語200点・国語200点・数学200点
- B大学:英語200点・国語150点・数学150点
- C大学:英語200点・国語150点・数学100点
A大学ならば、英数国をバランスよく勉強する方が受かりやすいです。
反対に、C大学は英語をメインにした方が受かる可能性は高いです。
募集要項だけでなく、実際に問題を見てみる方が印象に残ります。
そのため、一度過去問を確認してみることをおすすめします。
特に、第一志望は解かなくてよいので、受験開始すぐに見ましょう。
全範囲を終えてない学生にとって、何を意識したら良いか難しいです。
もし分からない場合は、先輩や経験者に聞くのが良いかと思います。
大学入試の過去問を解く理由③:今後のプランを立てる
ずっと勉強してると、何のために勉強してるか分からないときがあります。
そういう時に一度過去問を解いて、今の苦手分野を出してみましょう。
過去問ができなかったからといって、凹む必要は全くありません。
あくまで入試本番で、合格最低点を上回れば、合格できます。
当日何があるか分からないのも、受験の醍醐味です…
入試本番の日のために、今やることを再確認し勉強しましょう。
過去問は、日々の勉強の指針のために利用するのが正解です。
大学入試の過去問を解く理由④:解ける部分の確認
日々継続して勉強をしても、成績が伸びたなと感じる機会は少ないです。
伸びを感じるのは、模試の点数UPか合格最低点に届いたときくらいです。
そのため、マイナスな思考に引っ張られてしまう方が多いです。
過去問を解いて分析すると、マイナスな部分ばかり探してしまいます。
そうではなく、以前より成長した部分を見つけることが大切になります。
かなり甘いですが、楽しくない勉強を毎日頑張ってるだけでも、成長です。
そんな中、目標に向かって改善していこうという姿勢は凄いことです。
以前は1時間も勉強できなかった人もいるのではないでしょう。
僕も受験勉強を本気で経験したからこそ、受験勉強の辛さが分かります。
現役生の頃は、受験直前にメンタルをやられて、辛い時期もありました。
第一志望・併願校の過去問を何年分解く
次は、第一志望・併願校の過去問の解くべき数を紹介します。
- 第一志望は5年以上
- 併願校は2~3年ほど
順番に解説していきます。
過去問の解くべき数①:第一志望は5年以上
第一志望の過去問は、最低5年以上解いておきましょう。
予想問題集がある人は、分析・演習用に分けるのがおすすめです。
去年の受験生を想定して、過去問を解くことがイメージしやすいです。
去年の受験者は、その1つ前の過去問を使って対策します。
ただ、予想問題集がある方は、そちらを演習として利用しましょう。
そして、過去問は分析用として、課題を探すのをメインに行いましょう。
過去問の解くべき数②:併願校は2~3年ほど
併願校の過去問は、最低2〜3年ほど目を通しておきましょう。
第一志望に時間を割きたいため、早い段階から意識すると、後々楽です。
併願校の決め方の例
- 挑戦校(1校):自分の実力より高い大学
- 実力相応校(2~3校):実力に合った大学
- 安定圏校(2校):自分の実力より低い大学
共テ利用を使わないと、同大学他学部込みで、4校受けることになります。
併願校の過去問対策だけでも、10年分確認しなければならない計算です。
私立受験生なら3科目分で、共テならば7〜8科目分必要です。
浪人生ならまだしも、現役生にそんな時間を確保するのは難しいでしょう。
しっかりと併願校選びを行い、第一志望に集中できる環境を作りましょう。
過去問の数に関する注意点
最後に、過去問の数に関する注意点を紹介します。
- 傾向が変わってるものも
- 多く解けば受かる訳ではない
- 予想問題集もおすすめ
順番に紹介していきます。
過去問の数の注意点①:傾向が変わってるものも
過去問を昔まで遡って勉強すると、近年と傾向が違うものもあります。
昔の過去問まで対策しないと気づかないし、時間を割く必要はありません。
そこまでの余裕があるならば、苦手分野を問題集で潰す方がおすすめです。
ただ、昔の問題形式は、こんな感じくらいは抑えましょう。
学習指導要領や求められている能力の変化により、問題形式が変化します。
そのため、問題形式が変わっていても、気にしなくてOKです。
過去問の数の注意点②:多く解けば受かる訳ではない
過去問は、多くの数の問題を解けば、受かるものという訳ではありません。
むしろ、直前期に解きまくっても、本番に使いこなせるか疑問です。
過去問は、本番で能力を発揮するためのものと捉えておきましょう。
そして、普段過去問は、苦手を発見するツールとして利用しましょう。
受験直前期に行う勉強
- 演習対策・問題の順番確認
- よくする凡ミスの確認
- 暗記科目の追い込み
特に直前期は、過去問演習を減らすことを意識しましょう。
そのために、前々から進めるペースを決めておくべきです。
過去問の数の注意点③:予想問題集もおすすめ
課題を克服して、力試ししたいときには予想問題がおすすめです。
予想問題集がないならば、他学部の過去問などを使いましょう。
本番にどんな問題が来ても対応できるように、勉強しましょう。
志望大学によって、使える教材は変わってきますが、問題ないです。
周りも同条件なため、最大限できることに取り組んでいきましょう。
- 共通テスト予想問題集
- 〇〇大学の予想問題集
予想問題集は、あまり数がある訳ではないことを知っておきましょう。
また、大学別の模試があれば、そちらを受けることをおすすめします。
まとめ:過去問は残された期間で出来る分でOK
「第一志望・併願校の問題を解く年数」を解説しました。
過去問は、本番の入試で結果を出すために利用するものです。
最初のうちは、過去問の点数が低く出るのは、当然のことです。
そこで落ち込むのではなく、何をするべきか分析し、勉強しましょう。
目標が明確になれば、より気合いを入れて、日々取り組みましょう。