共通テストの政治経済の対策をどうしようか悩んでいます。1冊で対策ができる本が知りたいです。
こんな疑問に答えます。
この記事では、「蔭山の共通テスト政治・経済の使い方紹介」を紹介します。
現在、政治経済の勉強を始めたいけど、どの参考書を使えばいいか悩んでいる人に向けての記事ともなっています。
もちろん、経済を始めて勉強し始めている方にもおすすめの内容です。
僕が実際に使っていた参考書で、参考になる部分も多くあるので、最後まで読んでいただけると幸いです。
ではさっそく見ていきましょう。
前提:蔭山の共通テスト政治・経済を使う前に
まずは、蔭山の共通テスト政治・経済を使う前に大切なことを紹介します。
- 政治と経済の2つの分野がある
- 倫政の人も政経を勉強しないといけない
順番に解説していきます。
その①:政治と経済の2つの分野がある
政経には、政治分野と経済分野というふうに2つの分野に分かれています。
- 政治分野:法律・民主主義・地方自治など
- 経済分野:物価・経済成長・金融の仕組みなど
2つの分野に分かれていますが、両方とも現代社会の基本的な仕組みであることに違いはありません。
英語や古典は、現代の日本で生きていく上で知っていなくても特に問題になることはありません。
政治経済は、皆さんの身近な税金の内容もあり、現代社会を生きる上でも役に立つ内容です。
また、政治・経済という分野から日本の様々な問題点を見ることができ、視野が広がる科目だと思います。
ただ現代社会でも似たような内容が学べるので、受験科目を確認して受験教科を選びましょう。
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その②:倫政の人も政経を勉強しないといけない
政経を受験科目として使う受験生は、主に文系の学生になります。
公民を使う受験生
- 国公立理系志望(地歴ではなく、倫政)
- 国公立文系志望(公民1科目)
- 私立文系志望(社会を政経受験)
私立の2次試験の科目として、政経が利用できることのはもちろんです。
それに加えて、難関国公立の共通テストの必須科目として倫政が設定されていることも多いです。
実際に共通テストで出題されている問題も、倫理と政治経済と同じ問題を半分ほど出題しています。。
それも難易度はあまり関係なく、様々な難易度の問題が倫政で出題されています。
倫政を勉強しないといけない人は、政治経済という科目を丸々勉強するつもりでいましょう。
大変なのは、重々承知なのですが、理科基礎の負担が少ない分、社会は頑張らないといけません。
理系国公立の受験生は、理科2つを勉強しているので、その分文系は、社会がハードになるのは仕方がありません。
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蔭山の共通テスト政治・経済の特徴
次に、蔭山の共通テスト政治・経済の特徴を紹介します。
- カラーで対話形式の参考書
- 各講の後ろに問題がついている
- 教科書の2倍近い分厚さで、長期間利用する
順番に解説していきます。
特徴①:カラーで対話形式の参考書
蔭山の共通テスト政治・経済は、カラー本でかつ対話形式の参考書です。
対話形式だと、難しい内容でも比較的容易に頭に入ってくるのがメリットです。
そのため初学者の受験生でも、1周目から内容に嫌になることなく勉強できます。
特に政治経済の内容は、好きな人と嫌いな人が明確に分かれ、苦手意識がつくとなかなか前に進みません。
テキスト自体は分厚いですが、これ1冊だけで十分と思えば、頑張れるのではないでしょうか。
1周目はとりあえず早いペースで全体を通せれば、それでOKです。
回数別で参考書で意識すること
- 1周目:全体像を素早く掴む
- 2・3周目:大まかな流れを抑えていく
- 4・6周目:少しずつ細かく読んでいく
- 7周目〜:覚えれていない分野中心に
上記の例を参考にインプット用の参考書を利用してみてください。
特徴②:各講の後ろに問題がついている
蔭山の共通テスト政治・経済の各講の後ろには、問題が見開き2ぺージほど用意されています。
各講の解説を読んだ後に問題を解いて、理解できているか確認に利用しましょう。
蔭山の政経の概要
- おすすめの人:共通テストの政経対策したい人
- ページ数:400ページ
- 費用:1,650円
- 進めるペース:1日1講以上×23講
- 注意点:1周目で完璧にしようとしない
全体23講で、政治分野が10講で、経済分野が12講で、時事問題が1講あります。
毎回対話形式の解説を読んでも、本当に理解できているか分からないです。
この本では、各講を読み終わるたびに、要点を理解できているか再確認できる場として利用できます。
共通テストの過去問が載っていることも多く、しっかりと解説まで読み込んで理解しましょう。
特徴③:教科書の2倍近い分厚さで、長期間利用する
高校の一般的な教科書のページ数は200ページほどです。
それに比べて、蔭山の共通テスト政治・経済は400ページの参考書です。
参考書が分厚いからこそ、共通テスト対策はこれ1冊でOKと言われる理由があります。
ただ、これだけ分厚いとなかなか最初の取り掛かりが上手くいかないこともあります。
蔭山の共通テスト政治・経済の使い方
最後に、蔭山の共通テスト政治・経済の使い方を紹介します。
- 1日1〜2単元を見ていく
- 1日3単元見れるレベルまで繰り返す
- 過去問でアウトプットをこなし、復習する
順番に解説していきます。
使い方①:1日1〜2単元を見ていく
最初の頃は、蔭山の共通テスト政治・経済を大まかに見ていくでOKです。
最初の頃から細かい部分まで覚えようとしても、なかなか頭に入ってこずに挫折する可能性が高いです。
そのため、1日1〜2章を目安に1ヶ月以内に1周できれば問題はありません。
受験までに時期が短い人は、1週間以内に1周を読み込みましょう。
その際にどの範囲が読みやすくて2単元分一気に読めるかメモしておくと、2周目以降楽になります。
どの単元が読みやすく、あまり時間をかけなくて済むかや時間がかかる単元をメモしておきましょう。
使い方②:1日3単元見れるレベルまで繰り返す
蔭山の共通テスト政治・経済は共通テスト直前まで利用する参考書です。
そのため、何度も回数をこなして知識を定着させていきましょう。
共通テストだけのために何冊も参考書を使うのは、効率が悪いためこれ1冊に絞ってしまいましょう。
政経のための色々なテキストがありますが、正直どれか一冊を何度も繰り返すでOKです。
2次試験の勉強に時間を割かないといけない人が多く、政経は割り切って1冊にしましょう。
1週間に1周できる目安の時期として11〜12月頃です。
それまでに何度も確認して、政経の内容を理解するスピードを上げていきましょう。
使い方③:過去問でアウトプットをこなし、復習する
インプットを6割ほどできたら、一度過去問を通して確認してみましょう。
覚えているようで意外と覚えていないことなど、自分の今後の課題が見えてきたらOKです。
この時点で5〜6割以上得点できていたら、蔭山で繰り返しインプットし直していきましょう。
問題を解くことで苦手が見えてきたら、その都度インプットしての繰り返しです。
ここでよくある質問として、過去問を解きまくるべきとありますが、そこまで重要ではありません。
過去問を解くこと自体が目的になってしまい、やり直しがしっかりとできていなければ意味がありません。
しっかりとやり直しをして、課題克服ができてから過去問を解いて新たな課題を見つけるのがベストです。
過去問の数に意識が向いてしまい、やり直し+課題発見までできていない人が多いので注意が必要です。
これを丁寧に行うだけで他の受験生とかなり差がつくので、おすすめです。
過去問を解く数の量として、5年分確認したらそれで問題ないと思います。
問題をもっと解いて慣れるべきという課題しかないならば、そこから予想問題集を使えばOKです。
まとめ:インプットしたらアウトプットへ
「蔭山の共通テスト政治・経済の使い方」を紹介しました。
他の科目の勉強もあるので、共通テストの政治経済の対策は最小限の本で行いましょう。
政治経済は、インプットメインの教科ですが、アウトプットが必要なことを忘れないでおきましょう。
蔭山の共通テスト政治・経済を3周ほどできたら、一度アウトプットできるか確認するのがおすすめです。
その時点ではまだ6割ほどしかできないですが、その状態で特に問題ありません。