どの大学に進学したらいいかに悩んでいます。決まらない人は何を基準に決めたらいい?
こんな疑問に答えます。
大学選びは、大学生活4年間かかっている大切な選択です。
高校に慣れたときに、「大学を考えないと」と悩む人もいます。
僕も学部を3回変えてきて、色々な大学を見てきました。
この記事では、「大学選択のロードマップ」を紹介します。
最後までお読みいただき、実践してみてください。
大学選びより先に学部を選ぶ理由【前提】
最初に、大学より先に学部を選ぶ理由を紹介していきます。
- 大学入学がゴールになるため
- 夢を大学名で縛られないため
順番に説明していきます。
大学より先に学部を選ぶ理由①:大学入学がゴールになるため
大学選びを優先すると、有名大学に行きたいと思う人がほとんどです。
高校生の時点で、やりたいことがないのは仕方がないことであります。
それでも、何をしたいか見つける努力をすることは大切です。
むしろ、将来やりたいことを持つ人の方が少ないです。
夢を探しても見つからないならば、仕方がありません。
ですが、色々な学生と実際に話すと、夢を持つ人が多いです。
夢を無視して有名大学を選んでも、何もせずに終える可能性があります。
大学より先に学部を選ぶ理由②:夢を大学名で縛られないため
学部を先に決める理由として、大学名に縛られないためもあります。
親・兄が〇〇大だから、自分も〇〇大と決めつける人もいます。
決めつけで、大学を決めても、しんどいことがほとんどです。
獣医学が学びたいが、獣医学のない京大に行かないと思い込んでるとします。
京都大学は良い大学ですが、学びたい獣医学を学ぶことはできません。
どちらがいいか、一目瞭然です。
客観的に見ると分かりやすいですが、当人は気づかないことが多いです。
何かにとらわれることなく、自分で選んでいきましょう。
第一志望の大学を決める理由
第一志望の大学を決めるべき理由は以下の通りです。
- 受験勉強にやる気が出る
- 勉強の計画を立てれる
1つずつ解説していきます。
第一志望の大学を決める理由①:受験勉強にやる気が出る
受験勉強は長期戦がゆえに、モチベーションは重要な要素です。
志望大学よりも、継続のモチベーションが大切だと思っています。
第一志望が決まれば、大学に合格するための意欲が湧きます。
先輩がどんな生活を送ってるか聞くと、頑張ろうという感じです。
第一志望に合格するためには、実際に勉強すること以外の方法はないです。
第一志望の大学を決める理由②:勉強の計画を立てれる
第一志望の大学を決めると、今後の勉強の計画を立てることができます。
ご存知と思いますが、大学によって、配点や求められる能力が違います。
大学だけでなく、学部でも配点が違うこともよくある話です。
そこから、現状と志望校に受かるための実力を照らし合わせてみましょう。
そして、今何をするべきなのかを探すことが可能です。
また、私立志望だけの余談ですが、受験を早く終わらせれます。
勉強が苦手だが、絶対にこの大学に行きたいがある人もいるはずです。
そんな人は、指定校推薦を考えてみてもいいかもしれません。
大学選びで大切にすること【文系版】
文系の人が大学選びで大切にすることは、以下の通りです。
- 学びたいことが学べるか
- 大学のある場所
- 大学の評判やブランド
順番に解説していきます。
その①:学びたいことが学べるか
文系の人が一番大切にしてほしいことは、学びたい内容が学べるかです。
先に、文系のどの学部に行くかを決めることが大切です。
ただし、教員免許を取りたいならば、教育学部だけではありません。
教育学部である必要はなく、他学部でもできることがあります。
やりたいことがあっても、他の大学でも可能なケースも存在します。
自分がやりたいことがこの大学である必要があるのか、深堀りしましょう。
その②:大学のある場所
文系選択で文系を選んだ人の多くは、就職を考えてるでしょう。
もちろん、就職場所のことを考えて、大学を選ぶことも重要です。
都会に様々な企業が集まり、就職活動時に見学することができます。
文系だと就職のために大学に入学した人も多くいます。
企業に訪問するならば、移動時間も少ない都会がおすすめです。
ただ絶対に、文系だからといって、都会にある大学が良いとは限りません。
自分に合う大学・場所を選択し、有意義な生活を送りましょう。
その③:大学の評判やブランド
大学の評判やブランドを求めるには、以下の理由があります。
大学にブランドを求める理由
- お金を払うなら有名大学が良い
- 承認欲求・自己実現欲
- 周りの目を気にしている
- 理想の大学生活が送れる
- 就職活動のときに有利に
- やりたいことを大学で可能
ブランドの有無を比較すると、ブランドある大学が魅力的です。
ただ、あくまで表面的な1面でしかありません。
大学選びで大切にすること【理系版】
理系の人が大学選びで大切にすることは、以下の通りです。
- 学びたい専門内容
- 国公立大学か私立大学
- 通学時間や大学周辺環境
順番に解説していきます。
その①:学びたい専門内容
理系では、文系よりも学びたい内容が大切になってきます。
理由は、学んだ内容がそのまま職業に結びつくことが多いからです。
そうではない学部もありますが、基本的に4年間、同じ分野を勉強します。
理系だと、大学によって、強みがある研究分野が違います。
そのため、心から興味のある分野を基準に選ぶことが大事です。
その②:国公立大学か私立大学
理系学部の学費は、国公立大学と私立大学で大きく違います。
研究時に実験道具が必要なため、理系の方が費用が高くなります。
費用が安い国公立が良い人が多いですが、受験条件は私立より大変です。
それに加え、科目も5教科7〜8科目も大変な理由として挙げられます。
文系・理系に関わらず、国公立大学がおすすめの人の特徴をまとめました。
その③:通学時間や大学周辺環境
理系は学年が上がるにつれて、研究室にこもらないといけません。
そのため、高学年になると、大学の近くに引っ越す学生もいました。
大学の近くに住む方が、楽なのは事実であります。
自宅から通いたい人は、通学時間を見ておくことをおすすめします。
近くに大学がないなら、下宿を検討し、大学周辺も見ておきましょう。
それでも第一志望の大学決まらないときの対処法
第一志望の大学が決まらないときの対処法は、以下の通りです。
- 何に悩んでるかを把握
- オープンキャンパス行く
- 英国数の勉強に専念
1つずつ説明していきます。
対処法①:何に悩んでるかを把握
ここまで考えて大学が決まらないならば、何を悩んでいるか考えましょう。
具体的に、お金がなければ、奨学金を借りるなど解決策まで考えましょう。
また、自分が行きたい学部から大学に結びつける必要はありません。
僕は、学部と大学を結びつけようとして、かなり苦労しました。
- 塾教員→教育学部
- エンジニア→工学部
- 銀行員→経済学部
確かに、やりたいことから学部は結びつけることはできます。
それでも、どの大学である必要かは、そこまで重要ではありません。
学部に納得できれば、条件に合う学校を目指すで、十分です。
この大学でないと、できないことなんて、ほとんどありません。
やりたいことを追求できれば、どの大学だって良いでしょう。
対処法②:オープンキャンパス行く
頭の中で考え続けることも大切なことです。
ですが、納得できなければ、実際に体を動かすことをおすすめします。
その手段としておすすめなのが、オープンキャンパスです。
オープンキャンパスに行くことで、学生の雰囲気を掴むことができます。
大学の先輩に実際に質問でき、色々聞くことも可能です。
大学が決まってる人だけでなく、決まってない人も行動しましょう。
行動することで、何が大事か見えてくることも多いにあります。
対処法③:英国数の勉強に専念
考えても行動しても、煮詰まることも起こるかもしれません。
そんなときは、考えることを辞め、勉強に専念するのがおすすめです。
受験で使いそうな科目を勉強し、決断時に選択するのもありです。
しっかりと勉強することで、選択肢を増やすことができます。
そのため、結果的に問題が解決することが可能になります。
1週間考えて決まらないならば、一度勉強することに切り替えましょう。
ただし、何校かの大学の候補を持っておくことは大切です。
第一志望の大学を決めた後にすること
第一志望の大学を決めた後にすることは、以下の通りです。
- 大学の入試情報を集める
- 今後どう勉強するか決定
- 併願校を決める
1つずつ説明していきます。
第一志望の大学を決めた後にすること①:大学の入試情報を集める
第一志望の大学が決まれば、入学するために入試情報を集めましょう。
受験勉強を始める前にやることで、無駄のない勉強を心がけれます。
勉強の方針を持つことで、自信を持って勉強に取り掛かれます。
正直、目的のない受験勉強は、意味がありません。
ゴールを明確にしてから、受験勉強を開始するようにしましょう。
他にも、卒業条件など調べておいて損はない情報もあります。
第一志望の大学を決めた後にすること②:今後どう勉強するか決定
目標が決まれば、合格のためにどう過ごすか決めていきましょう。
受験生の過ごし方は、自由で、自分で決めていく必要があります。
科目・残された時間も違い、志望校に合う勉強を意識しましょう。
自分で考えたことを信じ抜くことも、受験では必要になります。
第一志望の大学を決めた後にすること③:併願校を決める
第一志望を決めたら、併願校をどこにするか・受けないかを決めましょう。
第一志望だけしか受けない選択も、個人的にはありです。
ただ、受験終了後の選択肢を増やすことも大切になります。
大学選びの際によくある質問
大学選びの際によくある質問をまとめました。
大学選びのよくある質問①:大学選びの成功とは何?
答え:時代・人によって違いますが、受験に後悔なく、大学生活が送れることです。
参考記事:大学選びが成功する人
大学選びのよくある質問②:大学選択が成功する人の特徴は?
答え:入学後を考えている人と学部に納得している人です。大学に行く理由を持っていることも大切です。
参考記事:大学選びが成功する人
大学選びのよくある質問③:偏差値だけで大学を選ぶのはダメ?
答え:模試によって偏差値は変わるため、おすすめしてません。大学選びの判断材料くらいでOKです。
参考記事:偏差値で大学を選ぶと失敗する理由
大学選びのよくある質問④:どのレベルの大学に行くのがおすすめ?
答え:基本的に、自分と同等の大学に行くことがおすすめです。勉強以外を楽しみたいならば、勉強についていける方が楽です。
参考記事:自分のレベルに合う大学に行く理由
大学選びのよくある質問⑤:併願校を決めるのが面倒で、決めなくてOK?
答え:もちろんOKですが、自分の人生で、責任を持てるならば問題なしです。一応、1〜3校受けることをおすすめします。
参考記事:併願の大学を決めておく
まとめ:大学選びのロードマップ
「大学選びのロードマップ」を解説しました。
大学選びに必要なポイントを抑え、決断しましょう。
大学は所詮、やりたいことの通過点でしかありません。
どの大学に通っても、やりたいことはできる可能性はあります。
ですが、上に行くほど、基準が高い人が集まってることは確かです。