文系に進むと決めましたが、事前に準備しておくことがあれば、教えてください。
こんな疑問に答えます。
この記事では、「文系を選ぶメリットと準備しておくこと」を紹介します。
僕は文理選択で理系を選んだが、高校3年生で文系に進路を変えました。
実体験をもとに、文系に進むときにやっておくことを伝えます。
結論から言うと、文系でも満足して大学生活を送ることはできています。
この記事では、文系を選ぶことの注意点もまとめています。
最後までお読みいただき、納得できる文理選択をできたならば、幸いです。
文系に進路を決めるメリット
文系に進路を決めるメリットを紹介します。
- 数学や理科が苦手でも大丈夫
- 私立の学費が理系よりも安い
- 他の活動に打ち込める時間確保
1つ1つ解説していきます。
文系に進むメリット①:数学や理科が苦手でも大丈夫
文系に進むメリットは、数学や理科が苦手でも大丈夫ということです。
私立の受験科目であれば、数理なしで受験することができます。
私立文系で必要な科目
- 英語
- 現代文・古文
- 数学・社会を選択
私立文系での必要な受験科目は、こんな感じになります。
受験は得意で勝負が基本ですが、苦手を切り捨てるのはリスクもあります。
勉強以外の部分で、役に立つことも大いにあります。
何か苦手なことに向き合う経験は、本当に大事な経験になります。
苦手に取り組める人は魅力的にも見えるという個人的な意見です。
国公立文系で必要な科目
- 英語
- 国語
- 社会2つ
- 数学1A2B
- 理科基礎2科目
先ほどの科目に、社会・数学・理科基礎が増えます。
3科目分の負担は、かなり大きく、最初は大変な時期がありました。
文系に進むメリット②:私立の学費が理系よりも安い
私立文系は、私立の理系よりも学費が安い傾向にあります。
学費が安い分、家族・自分の金銭的負担が減ります。
ただ、学費安いという理由で、文系を選択する人は少ないでしょう。
文理選択の一部の材料として持ちましょう。
自分の進路なので、自分のやりたいことで決めると嬉しいです。
そこには、正解も不正解も存在していないと思っています。
文系に進むメリット③:他の活動に打ち込める時間確保
理系に比べて、文系は勉強以外の時間を確保することができます。
シンプルに言えば、自由に使える時間が多くあるということです。
時間割を比較すると、理系は文系の2倍近く授業があることもあります。
これが理由で、僕は文系に行きたいなと思ってました。
ブログを書く大学生活を送りたかったので、時間を求めてました。
そして、その分、アルバイト・サークルを十分に楽しむことができます。
やりたいことが理系になく、時間をかけたいことがあるならば、この理由だけでOKです。
文系に進路を決めるときに注意するポイント
文系に進路を決めるときに注意するポイントを紹介します。
- 専門性が身につきにくい
- 理系に移動するのは大変
- 受験科目が変化する
順番に解説していきます。
文系に進むときの注意点①:専門性が身につきにくい
理系は文系よりも専門的な内容を勉強することが多いです。
そのため、嫌でも専門性が身につきやすい環境になります。
エンジニアになる場合、4年間勉強してきた人と差が生まれます。
もちろん、文系でも法学部のように専門性がある学部はあります。
大事なのは、自分が何をしたいか一度考え直す時間を設けることです。
本当にこの進路で就職するのがいいかの視点で考えるのがおすすめです。
それで納得できるならば、後悔することも減ると思います。
文系に進むときの注意点②:理系に移動するのは大変
文系を選択したが、理系に行きたいと思ったときに移動するのは大変です。
世でいう理転という道は、かなり険しいものになります。
新しく増える科目もあり、受験・学校生活の負担が大きくなります。
理転をおすすめしない理由
- 数学が増える(1A2B+Ⅲ)
- 理科2科目を1から独学
- 勉強開始時期が遅れる
- 国語をそこまで活かせない
- 英語は最低限できて当然
それならば、文理選択の時点で、理系に行く方がまだマシです。
とりあえず理系に進んでみるという選択肢も個人的にがOKと思います。
実際に数学が得意という理由で、僕は理系に行きました。
そして、自分は文系が良いと知ることができ、後悔はないです。
文系に進むときの注意点③:受験科目が変化する
文系・理系問わず、受験する大学により、受験科目が変化します。
本当に、事前に確認しておくの一言に限ります。
そして、その科目をどの配分で勉強するか意識する必要もあります。
自分の得意と必要な科目を把握して、勉強計画を立てましょう。
数学高得点で、社会の勉強ばかりをしても合格には近づきません。
意味は分かっていても、行動に移せていないかもしれません。
時間配分を意識して行動できているか、把握することも大事です。
文系に進路を決めたら準備すること
文系に進路を決めたら準備することを紹介します。
- どの科目にするか決める
- どの科目にするか決める
- どの大学にするか決める
1つ1つ解説していきます。
文系に決めたら準備すること①:どの科目にするか決める
文系選択となると、社会と理科基礎を2科目ずつ選択する必要があります。
世界史を流れで選んだ人は、苦戦している印象が個人的にあります。
そのため、世界史が好きでないならばやめておくのが無難です。
公民科目は、学校での選択の制限もあります。
内容が幅広い倫政をとっておき、志望校別に対応するのがベストです。
また、理科基礎の特徴は、以下の通りです。
一般的には、化学基礎と生物基礎の組み合わせが多いです。
こだわりがないのであれば、化学+生物の組み合わせで大丈夫です。
僕は文転したため、地理・倫政と化学・物理の組み合わせでした。
もし好きな科目があるならば、その科目をメインに選ぶ方が良いです。
受験科目で困ることがないならば、好きを優先しましょう。
文系に決めたら準備すること②:どの学部にするか決める
次に準備しておくことは、学部まで決めておくことです。
志望学部まで決めて、文理選択を行うようにしましょう。
学部選びのときに基準にするものの例は、上記の通りです。
文理選択と同時に受験科目も決断するため、学部選択は大切になります。
やりたいことが決まっていなくても、選ぶことは大切です。
自分なりの基準を持って、文理選択するようにしましょう。
もし基準があれば、後悔することも徐々に減っています。
文系に決めたら準備すること③:どの大学にするか決める
学部まで決めると、志望校の候補も見つけやすくなります。
そのため、受験する大学も決まる可能性も高いです。
やりたいことをするための進学であってほしいと思っています。
ただ、高校生がやりたいことを見つけていること自体珍しいです。
やりたいことを探すための大学生活でも問題ありません。
そんな意識で大学を探すと、行きたい大学が見つかるでしょう。
その気持ちを持ったまま、受験勉強に向き合っていきましょう。
まとめ:文系を選ぶのも悪くない
「文系を選ぶメリットと準備すること」を解説しました。
僕は理系を選択しましたが、文転して文系の学部にいます。
よく文系は、進路の幅が少なくなる・就職しにくいと言われます。
ただ、やりたい訳ではない仕事が減っても、正直関係ないです。
そんな言葉に踊らされずに、納得した選択ができることを願っています。
文理選択は、夢の実現のための1つの手段でしかありません。